赤い大地から 市橋さらのブログ

赤道直下、アフリカ・ケニヤで子どもたちの教育にかかわり続ける
日々の出来事をはるか離れた日本の皆さまに送ります。

天気予報

2010-01-18 21:04:59 | 日記
日本で2週間過ごして驚いたことは天気予報です。
一日に何回天気予報があるのでしょうか。回数にも驚きますが、細かい情報にも驚かされます。そして天気予報がいつもあたっているので、人々がこの情報を信頼してその日の予定を立てていることが良くわかります。
ある友人が、「人によって雨の確立が30%だったら傘を持って出かける、またある人は40%だったら傘を持つ。」と話していました。驚くのは洗濯指数です。こんなことまでテレビで人々に知らせる必要があるのでしょうか????
私はケニヤで、雲が出てくると、遊牧民であるサンブル族のスタッフに、この雲は雨を降らせる?今夜雨が降る?と訪ねます。すると彼は「この雲は雨は降らせない。」とか「日中は降らないから心配ない。多分夜遅く降るよ」と教えてくれます。この予報はかなりの確立で当たります。また私自身も、雨の匂いを運んでくる風を感じることが出来るし、ある植物を見て、雨が近いことを知ることもできます。
人間には本来このような感性が与えられてるのだと思います。
でも日本にいたら、与えられる情報が多く自分で感じる必要がなくなっているようにおもえました。
アフリカでは、自分の感覚で感じたことを素直に表現したらり、それによって自分の行動を決める生活がまだたくさん残っています。
この豊かな感性が、もし、洗練された技術や構成力によって生かされたら素晴らしいものが出来そうな気がします。

さら

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