赤い大地から 市橋さらのブログ

赤道直下、アフリカ・ケニヤで子どもたちの教育にかかわり続ける
日々の出来事をはるか離れた日本の皆さまに送ります。

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2010-12-18 19:34:21 | 日記
1ヶ月前に、突然コイノニアのために与えられた場所が2011年1月から借りれることになりました。
長い間の祈りが聞かれました。GOサインは突然やってきます。
12月9日は皆で大掃除に出かけました。
床面積1300平米の掃除をコイノニアの先生とスタッフ、キューナ幼稚園の先生とスタッフが協力して大掃除をしました。
役員会の中には掃除を外注したほうが良いのではないかという意見もありましたが、自分たちでやることに決めました。赤土の埃が床にはたまり、壁にはくもの巣がたくさんあり、食べこぼしがそのまま干からびていました。日本のマスクをかけて、まずはごみと埃を履き上げ、次に水と洗剤で床や壁、窓や棚をこすりました。建物が完成して以来、15年間まともに使われることがなく、掃除もほとんどされていなかった建物が、生き返りました。
35人が5時間かけて一生懸命に磨き上げました。ケニヤではたくさんの人が集まって働くと必ずあちらこちらで手を休めておしゃべりしている人がいるのは当たり前です。しかし、誰一人として手を休めてはいませんでした。声を掛け合い水を運び、黙々と床をブラシでこすりました。働きました。驚くべき光景でした。
この建物が与えられたことへの喜びと、ここを用いてコイノニアを続けたいと言うみんなの心が表れていました。自分たちの建物だからです。
外で巻きで炊いたケニヤ風炊き込みご飯のランチは一段と美味しく、ピクニックの様で楽しく、埃まみれの室内から、さわやかな外の風が気分を和らげてくれました。冗談を言いながらの楽しいひと時、そしてまた再び、クモの巣と埃との戦いでした。10日には荷物を運び入れました。
1ヶ月前にこの建物を借ることに決めたときは1月の家賃も敷金もありませんでした。しかし、この1ヶ月に、小さなバザーをしたり、コイノニアの子供たちの絵を用いてクリスマスカードを作って売ったり、また多くの方々の支えによって献金が集められ、必要なお金が与えられました。神様はすでに素晴らしいクリスマスプレゼントをくださいました。
神様の御用のためには、主は必要を見てしてくださると信じて2つのことを祈っています。
1つの祈りはバスです。キバガレから23キロ、30分かけて子どもたちを運ばなければなりません。1月からの新学期までに必要です。
2つ目の祈りは土地です。新しいコイノニアの学校の隣に土地を売りたい人がいます。全部で7エーカー(8500坪)7000万円です。売主は今年中に1000万円払えば残りは2年以内に支払えばよいという条件を出してきました。10万円の家賃も危うかった私たちに「神様、奇跡を起こしてください」と祈っています。


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1 コメント

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おめでとうございます。 (Yoshinobu Saito)
2011-01-13 16:16:18
市橋隆雄 様 さら 様

施設の取得,おめでとうございます。
ニュースレターで新施設の件を知り,大変喜んでいます。
通園バス購入費用の一部としていただくため,些少ではありますが,寄付金を「支える会」あてにお送りさせていただきました。
どうぞご活用ください。
スタッフの皆様,子供たちの健康を遠く函館の地からお祈り申し上げます。
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