一笑一杯

人生は勝ったり負けたり。焦らず楽しい人生送りましょう。

親父の唄 ①

2019-11-13 06:55:00 | 日記
🎵 おやじが全てだなんて 言いませんよ
だけどおやじもやっぱり 人間でしたよ
死んでやっと僕の胸を 熱くさせましたよ
死んでやっと僕の胸を
熱くさせてくれましたよ

この歌は吉田拓郎の 「おやじの歌」の歌詞である。
5〜6番まで有るのですが何故が最後の歌詞だけが覚えている。




僕の親父は酒も飲まず、というか「飲めず」が正解かもしれない。そして明るい。ハーモニカが大のお得意。2本使い吹きこなす。普通は音の低い方を左から右に吹いていくのだが親父の場合は物心ついた時から自己流だったんでしょう、真逆だった。
よそに録音するテープレコーダーなど無い時にうちは大きいデッキがあり自分の声を録音して楽しんでいた。昭和40年頃の話である。
初めて聴く自分の声は恥ずかしいものだ。
思わず赤面してしまう。
中学生になると直ぐにフォークギターを買ってくれた。モーリスの1万5千円のFー15。そして高校生になるとモーリスの4万のモデル。同時に剣道で国体に出る事になった時には25万もする防具をすっと買ってくれた。それ自体が贅沢なのかもしれないが高校生の頃は当時の初任給が6万くらいの時だ。今に換算すると高校生の僕に80万の防具を買ってくれる感覚だ。
本当にいまの自分が有るのは親父のおかげだ。
バンドの練習していても何も言わずやってる事を観ているだけだったが、それは彼なりの愛情だったのかもしれない。

そんな親父が先日旅だった。
享年87歳。
おふくろに会えたかなぁ。