アルプスワイン・ボスのサロン日記

アルプスワイン・サロンの情報ブログ

勝沼 メルシャンさん。

2010年10月18日 | 山梨県内の探訪記録

       先日、最近リニューアルされたメルシャン勝沼ワイナリーさんに、ちょいとだけお邪魔してきました。

       もう行かれました?
  
       醸造スペースと販売スペースが離れていますが、散策道という感じで良いですね。

       そんなに時間がなかったので、今回はテイスティングカフェに。  棚造りのモダンなエントランスが素敵です。 


              


     
       スタイリッシュだけど、なんとなく落ち着く印象の空間です。 

      
       テイスティングカウンターでは、色んなワインをいただけます。 

       INAOグラス試飲ならば一杯¥100でほぼカバーできます。  バイザグラスでじっくり楽しむことも可能。

       面白いのが、カウンターで気軽にランチプレート・おつまみなんかも頼めるとこ。
 
       パテとかあって結構本格的だなぁ~と思っていたら、監修はミル・プランタンさんでした! ドキドキ、うれしいな。



       気がついたら色々グラスです。  根本的にすべてがハイクオリティーで、安定しています。 


              

 
          シラーがあると聞いていたので、飲んでみたかったけど売り切れでした。 ざーんねん。







        私は、メルシャンさんて凄いなぁと思うんです。 大手なだけに、さらに凄いなぁと思うんです。

        片っ端から無料試飲させたり、大型バスで客を集めたり…とかっていう“山梨的”な観光色がキレイに排除されていて、

        国内外を問わず、純粋にワインを求めてやってくる人のためだけの店造りになってるんです。

        「このスタンスが分からない方は、ご遠慮くださいね。」って、建物とワインが、猛烈アピールしてくる感じというか。

        こういうビッグネームのワイナリーが、新しい山梨のワイナリーのスタイルを啓示してくれてる事に、
 
        他の大手や、地元資本のワイナリーも少なからず答えていかなきゃならないんじゃないでしょうかね。

        山梨をワイン王国って言う人もいますけど、現状は観光大国って感じですよね。 自分でワイン売ってて思います。 

        県外には素敵なワイナリーがゴロゴロありますし、山梨に来なくたってワインは手に入ります。

        もう一度寄ってもらうには、自分も苦しいかもしれないけれど、来る人をふるいにかけて、

        それでも残ってくれる人に精一杯対応してくってのが、私らに残された道なのかも知れません。

        接客ではなくて、接人?…みたいな。    

        

        まあ、現実は厳しいんですけど、ウチの外観はバブリーなんですけど、噴水とか設置してあるんですけど、

        私なりに素朴に頑張ろう!と思わせてくれた今回の訪問でした。


             皆さんも、行ってみてくださいね。 心が豊かになるワイナリーの一つです。
        
 
  

ミスターパープル建築。

2010年10月07日 | 山梨県内の探訪記録
      わたしゃ~鉄っちゃんではないですが、とにかく電車に乗るのが好きです。

       で。 最近の甲府駅、すんげー進化を遂げています。

 
  
      駅の北口。 次々と新しい建物が! 

 
        一番に目を引くのは、これですね。

      

        


       「藤村紫朗記念館」  

        
       藤村さんは、山梨県初代官選知事…って、知り合いじゃないけど。

          
       言わば、明治に入って国から派遣された知事さんなんですが、この方がまた素晴らしい建物を残しています。

              
            ちなみにこれは敷島の小学校として使っていた建物。

 
      昭和41年に敷島から武田神社の敷地内に移築されてたんですが、今年になって駅前に引っ越してきました。




             どっかで観たことあると思っていたんですが、謎が2つ解けました☆




  
          山梨市の牧丘町にも、同じような建物が。暇ですね~、見に行ってしまいました。

  
         


       こちらは、「室伏学校」だった建物。 学校や公民館として使われていました。今は郷土文化館として使われています。


        ほぼ同じ感じの建物が残ってるって、すごいことですね。

                                 しかも、見ていて単純にキレイです。 

                      明治時代でも、さぞハイカラだったんでしょうね。



 
              と、私の遠い記憶…。  むか~し、同じようなハイカラ建築をどっかで…。


         愛知県犬山市…そう!明治村です。  多分、5回は行きました(笑) 


                   


            「東山梨郡役所」   あまりにも立派な建物です。藤村さんすげ~。藤村式建築と呼ぶそうです。

          
          こうした明治期の建築物は本当に素敵です。 木造建築に西洋様式を上手に取り込んだ、日本ならではの建物です。


                 松本の開知学校なんかよりは素朴ですが、山梨によく似合っています。





        ワインに関係ないと思ってる方、いえいえ。

           この藤村さんが、甲州種などによるワイン造りを促進してなかったら、今の山梨はなかったようなもんです。 

      この人がいなかったら、あの有名な勝沼の2人はフランスへ派遣されることもなかったんですね~。



    
        だれよりも、ワイン屋さんが感謝しなきゃいけない人かもしれませんね。  



          明治村はちょっと遠いですけど、甲府駅や牧丘の道の駅は行けそうですね。  山梨市駅前からバスでてますよ~。 



   


   
 
 


釈迦堂最中。

2010年09月24日 | 山梨県内の探訪記録
 一宮中学校のお向かいには、昔からある和菓子屋さん「赤坂屋」があります。




 老若男女に喜ばれるオーソドックスな和菓子屋さんなんですが、


 学生時代に衝撃を受けた最中、「釈迦堂最中」がここの名物なのです。  しゃかどうもなか。


 
 釈迦堂遺跡も近いですしね~。  町おこしですね~。



      




  ご覧の通り、最中が本格的土器のつくりになっています。  う~ん、遺跡好きにはたまらない形。



 

        しかも「よく考えたね~」と言いたくなるのが、この中身。


             



  白あんに干しブドウが入っているんですね~。   この干しブドウ、ソフトタイプで、なんとも白あんに合っています。



 最近は、甘さ控えめが多いですけど、しっかりした甘さがあるのが逆に懐かしい気すらします。




  これは、甲州にも合いますよ~。 ルナールですね~。






     赤坂屋さん、 けっこういつでも開いてます。   浅間神社にお参りに行った後、ぜひどうぞ☆





秘湯?

2010年09月15日 | 山梨県内の探訪記録
久々に私の大好きな、韮崎市周辺を探索してきました。

ご存知ですか?ワイナリーが注目する葡萄の産地“穂坂”や“明野”、この界隈。

韮崎という所は、ある角度から見ると、天国のようなところでして。


小淵沢方面から入る文化と、甲府方面から入る文化…のようなものが入り混じっています。



 農産物直売所「よってけし」。 新鮮な農産物が手頃に。関心するくらいの混み様。

 それから「うさぎや」。 ウチのオヤジも高速乗って買いに行くぐらいの◎和菓子屋。


 もろもろありますが、一番の目的は…



     


 ここ、「旭温泉」さん☆☆☆

 山梨県内には良い温泉いっぱいですが、泉質ナンバー1。 大好き大好き温泉です。

 ワイン屋さんもそうですが、“旭”って付くとこは間違いないですね(笑)



 露天風呂とかっていう見せかけの風呂とかは無く、内湯一本で勝負。飾りっけなし。

 一度入ると良さが瞬時にわかります。塩素消毒されてない自然温泉ならではの良い香り。 ありえないくらいの掛け流し具合。

 泡がくっつく炭酸泉で、飲むとちょっと塩味。 別名“エメラルドの湯”と言われているそうです。


  露天風呂なし? 景色見えない? う~ん、この地味さがド!ストライクです。


 近くにあったら毎日入りたいなぁ。


  番頭さんに「久しぶりだね」と言われ、うれしかったな。 さ、さ、お試しあれ☆

 


 「韮崎旭温泉」

   住所 〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上条中割391
   TEL / FAX 0551-23-6311
   利用料金 大人:600円 小人(小学生):300円
   営業時間 10:00~20:00
   休館日 毎週火曜日
   泉質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉








探訪番外編。

2010年09月08日 | 山梨県内の探訪記録
休日を利用して、今日から始まった、国立近代美術館の特別展を拝見してきました。

                        
  


  上村松園は、明治期から昭和期に活躍した日本の女流画家です。

 美人画なんかの古典的作品を多く残しています。

 素人の雑感なんですが、江戸時代の生活に密着した感のある浮世絵なんかと違って、

 あまり俗っぽくない、凛とした上品さをもっている画風が魅力でして。

 
 一枚ごとに、はっと息をのむっていうか、吸い込まれていきそうな感覚になります。


 日本画って、本当に美しいですね。

 構図にしても、使う色にしても、全てが繊細で奥ゆかしくて、身体に浸透してくるような気がします。

 油絵なんかと違って、じわじわと訴えかけるものがあります。



  松園は、近代画家の部類だと思いますが、完璧に古典の世界を習得して、伝統的手法を守りつつ

  印象的な作品を数多く描くことのできた、稀有な画家なんじゃないでしょうかね。



 
 わたしら日本人て、もっともっと古典に親しむべきなんじゃないのかなぁと思います。

 優れた美術品を通して、自分達の民族性を学べるような気がするんですよね~。

 お前は学んでんのかって突っ込み入りそうですがね、えー。




 芸術を自分のために理解しようとする人に悪い人はいません。マジです。

 本当にセンスある人は、あらゆる面で秀でてる気がします。



 


 ワインに関係あんのかないのか不明ではありますが、久々の美術館。

 基本的に観賞って無言の世界なので、こーゆー空間が大好きです。

 誰にも気を使わず、何かを言われるわけでもなく、根暗な世界にどっぷりです。


 



 有意義な一日でした。  

    10月の17日まで開催中です。   さあさ、竹橋に集合です。

グリーンファーム。

2010年07月10日 | 山梨県内の探訪記録
今朝は、ちょっと早くウチをでて、良く行く場所へ。


   

ここは、八代グリーンファーム。 一宮から15分くらいですかね。

道の駅的に、農家が持ち寄った野菜や果実を販売しています。


地元の方にも人気な所なので、朝一で行かないと良い野菜が手に入りません。

質のよい桃や葡萄もお手頃価格で手に入ります。


ぜひ、探して行ってみてくださいね。

            


みゆき通り。

2010年07月01日 | 山梨県内の探訪記録
昨日は、山梨市をぶらぶらした後、一宮にできたオサレなカフェに。

「kivis」さんは、一宮の浅間神社近く、みゆき通り沿いにあります。

店内は品よく可愛らしく、松本のお店にいるような、民芸チックなお店です。 一宮にも素敵なお店が増えるといいですね。



コーヒーが美味しいお店っぽいですが、わたしゃ~コーヒーが飲めないので

ハーブとグレープフルーツのドリンクを頼みました。酸味がさわやかで、美味しかったなあ。


ちょっと休憩のつもりが、なんだか結構なロングステイになってしまいました。

お、落ちつくぜ~。皆さんも行ってみてください。 定休日とか要確認です→「kivis」で検索されたし。









丸八。

2010年06月27日 | 山梨県内の探訪記録
きのうは、甲府駅周辺を探訪…というか、ただ飲みに行きたかっただけというか。


昔からある、丸八やきとり店という焼きとり屋さんに行ってきました。





若干写真がひどいことになってますが、気にしません。ちなみに写真は親どりのももです。


メニューは多くはないですが、昔ながらの居酒屋といった感じで、私には最高の場所ですよ~。


オサレな場所が好きな方には、うーんどうでしょかね?といった感じかもしれんすけどね。


おもしろいのは、若どりと親どりの食べ比べができるとこです。


親どりは歯がどうにかなりそうなくらい硬いですが、噛みしめると味があって激ウマです。


ハツや、とりさしも美味しいですよ。



どこのなんていうやつか不明ですけど(笑)、ワインもありますよ~。



甲府駅から平和通りにでて、歩いて数分です。  山梨にお立ち寄りの際は、おためしくださいね。









ソーセージのお店。

2010年06月17日 | 山梨県内の探訪記録
暑いですね。


みんなが汗水流して働く中、定休日を利用して山梨探訪へ。


今回も北杜市探訪の巻。

  


こっちのほうには、ソーセージやハムの工房がいくつかあります。





  「ソーセージ・ハム・ベーコンの専門店、フランク」さんもその一つ。

 
白州町にあるお店。20号を長野方面に走っていくと、何でかでっかいボーリングピンがあります。その辺りに看板ありで、


右折してしばらく民家をクネクネ行くとあります。


製造場の隣に直売所があって、サンドウィッチなんかも食べられるそうですよ。


こちらのソーセージは、季節感と日本らしさを楽しめるって言うんでしょうか、


   菜の花とか、筍とか、トッピングが面白いのです。 わたしゃ~レバーの燻製がおススメ。 


これからの季節には、アスピックも涼しげでいいですね。



ソーセージやハムは、軽いベリーAなんかと合わせやすいですし、菜の花や大葉味なんかは、白やロゼでも合うでしょうから、


酒呑みには、ある意味有り難い食べ物です。  なむ。


「フランク」

営業時間 : 10:00~18:00
定休日 : 水曜日
住所 : 山梨県北杜市白州町6807番地
TEL : 090-6182-0791
FAX : 0551-35-2959
E-mail : kantoh@ham86ham.com
                                  おためしあれ☆



民芸。

2010年06月12日 | 山梨県内の探訪記録
昨日は、牧丘の山奥にある陶芸教室へ行ってきました。 

あんなところに窯があるなんて全く知らなかったなあ。

そして、仙人みたいに何でも知ってる面白い先生が居たなんて、これまた全く知らなかったなあ。



なんだか興奮して、写真撮るのをすっかり忘れてしまいました^^;  どんな焼き具合になるのかドキドキです。


くわしくは、また焼きあがった時に。



さて、なんでか雑誌紹介のコーナーです。

    

  Discover Japan という雑誌。 おもしろいですよ。


その名の通り、日本発見!いや再発見!みたいな内容なんですが、勉強になります。  


世の中、知らない事が多いですし、素朴で素敵な民芸品て、たくさんあるもんですね。


陶芸も、美術品ではなくって、民芸品の中の一種だと位置づけると、なんだか自分の生活の中にしっくりくる感じがします。


ちなみに、この雑誌によると…山梨の民芸品は、河口湖の甲州ざるが紹介されてます。江戸時代からつづく民芸品だそうです。




そういえば山梨って、欲張りな所だと思ってるんです。 


果実や野菜、お米もとれるし、お水美味しいし、温泉も豊富だし、富士山も八ヶ岳もあるし、避暑地もあるし、あとワインも


あるし。  海はないけど鮨屋は多いし、山菜・きのこも豊富だし。


ほうとうもいいけど、おそば屋さんもがんばってるし。  


小さいけれど、素敵な美術館があちこちあったりするし、牧丘に陶芸家も住んでることがわかったし。  


県内の交通機関は未熟かも知れないけど、高速バスで居眠りしてれば、あっという間に東京だって行けちゃうし。


…と、まあキリがないんです。
  



観光バスが右往左往するような所じゃなくって、もっと素朴に楽しめる山梨の名所。がんばって紹介したいですね。