先日、最近リニューアルされたメルシャン勝沼ワイナリーさんに、ちょいとだけお邪魔してきました。
もう行かれました?
醸造スペースと販売スペースが離れていますが、散策道という感じで良いですね。
そんなに時間がなかったので、今回はテイスティングカフェに。 棚造りのモダンなエントランスが素敵です。
スタイリッシュだけど、なんとなく落ち着く印象の空間です。
テイスティングカウンターでは、色んなワインをいただけます。
INAOグラス試飲ならば一杯¥100でほぼカバーできます。 バイザグラスでじっくり楽しむことも可能。
面白いのが、カウンターで気軽にランチプレート・おつまみなんかも頼めるとこ。
パテとかあって結構本格的だなぁ~と思っていたら、監修はミル・プランタンさんでした! ドキドキ、うれしいな。
気がついたら色々グラスです。 根本的にすべてがハイクオリティーで、安定しています。
シラーがあると聞いていたので、飲んでみたかったけど売り切れでした。 ざーんねん。
私は、メルシャンさんて凄いなぁと思うんです。 大手なだけに、さらに凄いなぁと思うんです。
片っ端から無料試飲させたり、大型バスで客を集めたり…とかっていう“山梨的”な観光色がキレイに排除されていて、
国内外を問わず、純粋にワインを求めてやってくる人のためだけの店造りになってるんです。
「このスタンスが分からない方は、ご遠慮くださいね。」って、建物とワインが、猛烈アピールしてくる感じというか。
こういうビッグネームのワイナリーが、新しい山梨のワイナリーのスタイルを啓示してくれてる事に、
他の大手や、地元資本のワイナリーも少なからず答えていかなきゃならないんじゃないでしょうかね。
山梨をワイン王国って言う人もいますけど、現状は観光大国って感じですよね。 自分でワイン売ってて思います。
県外には素敵なワイナリーがゴロゴロありますし、山梨に来なくたってワインは手に入ります。
もう一度寄ってもらうには、自分も苦しいかもしれないけれど、来る人をふるいにかけて、
それでも残ってくれる人に精一杯対応してくってのが、私らに残された道なのかも知れません。
接客ではなくて、接人?…みたいな。
まあ、現実は厳しいんですけど、ウチの外観はバブリーなんですけど、噴水とか設置してあるんですけど、
私なりに素朴に頑張ろう!と思わせてくれた今回の訪問でした。
皆さんも、行ってみてくださいね。 心が豊かになるワイナリーの一つです。