流れのほとりに

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台風が過ぎても。

2019-10-20 19:41:00 | 日記
台風は去ったものの・・
お家の浸水で避難したままの人、怪我をして治療している人々、まだ電気が復旧していなかったり家財を失ってどうしようと戸惑っている人々、今後のトラウマなど、災害はまだ続いている、まだ続いて行く。
変わりない日常を過ごしている私から被災された方々に今何と書いたら慰めになるのだろうか...。
わからないので自分の経験を。

私の住む地域でも1年以上前に大きな地震があり私の家は2日間停電となった。建物自体には被害はなく、
停電であっても水道は使えたし、カセットコンロで料理できた。幸いスマホはモバイルバッテリーで電気が復旧するまで使えて、車のガソリンもたくさん残っていたので担当さんの体調や被害状況の確認をして本部に連絡するなど職場の皆も働いていた。そうやってある程度は忙しくしていたためか自分が「被災者」の意識はほとんどなかった。けれどもあの停電がもっと長く続いていたら不自由感は強くなり体調やメンタルにも影響は出てきたのだろうと思う。

その地震が起こってそれがニュースとなって世間に流れてから真っ先に連絡をくれたのがかつて開発途上国で一緒にボランティア活動をしていた仲間達だった。安否確認というか「何か必要な事があったら教えて!力になるから!」...という頼もしい問いかけ、さすが戦地や災害現場で働く人々だわ。確かに私も電気なし水道なしの亜熱帯地域でボランティアしていた経験があの地震後の停電中に大いに役に立っていたとは思う。
メールをくれた友人達には「自分や家族は大丈夫で、電気が必要な利用者さんの対応している」話を伝えると、次のメールには友人達が今活動している難民キャンプの悲惨な現状などを教えてくれた....多分これって無意識に「こっちはもっと大変よー」の励ましの一種なんだと思う..いやいや分かる、私も日本に帰ってきたときに日本の豊かさに呆れてしまうほどだったから。
日本は災害にあったら救助が向かってきてくれて、それは当然で....だから幸せ?いえいえ、被災している人々の辛さや悲しさは当人でなければ分からない。あの地震では福祉避難所は名ばかりでほとんど機能していない現実に高齢者や障害者の本人家族はどれだけ不安だったろうか...。ここで全世界を見渡して比較して自分達は恵まれているなんて感じようとするのはpointless.
なのでお祈りします。


神さま
困難の中にいる人々をお助けください。あなたがいつも側にいて立ち直るまで支え続けてくださいますように。

私は明日もできる事を一つづつ、一つづつ。


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