宗像大社がユネスコ世界文化遺産に登録された頃から、なんて凄い場所が日本にはあるんだろうと思っていました。
沖ノ島に男性なら裸になり禊ぎして行ける人もいるのになぁ、残念だなぁと思っていました。
資料館のボランティアガイドさんは禊をして沖津宮に行かれたといいます。
島で見たことは口外しない厳しい掟がありましたから行った事実のみ教えてくださいました。
ホームページよりお借りしました。
沖津宮には女性は行けないし、男性もなかなか行けないけれど、中津宮のある大島には行く予定でした。しかし、早朝の天候不良にて断念し、辺津宮のみの参拝となりました。
次に機会があれば参拝に行きたいですね。
宗像大社では、事前に夫がガイドさんに案内してもらうことにしていました。
神社は純粋に祈りの場なので、ガイドをつけるというのはどうなのかな?と最初は私には違和感がありました。
しかし、今回の旅で、参拝はきちんと出来ましたし、また、神社の歴史の流れをガイドさんを通して知ることができ、また、何よりも、その神社を心から大切に思う神社愛が爆発したガイドさんばかりでしたから、益々その土地や神社が好きになりました。
宗像大社の鳥居をくぐります。こちらの文字は出雲大社の昔の宮司さんが書かれたものです。
(個人的には格とかは気にしませんが、)宗像大社は社格が高い神社らしいですね。かつては一番高い旧官幣大社です。その理由は、
(個人的には格とかは気にしませんが、)宗像大社は社格が高い神社らしいですね。かつては一番高い旧官幣大社です。その理由は、
大和朝廷が大陸に航海する際、非常にサポートしたからのようです。
昔は、法律もありませんし、誰でも船で大陸に行こうとしたら行けました。
しかし、海は危険極まりないですから、海の航海技術があり、大陸とのパイプもあった宗像家はとても朝廷からしたら頼りになる存在だったようです。
↓こちらまでは、皇族の方は車でこられるようです。ガイドさんがいうには、上皇后様は2回、今生天皇陛下も皇太子時代に1度こられたと言っていました。
皇族下乗とあります。
奥の額
額に書かれた意味は、
宗像大社は、天孫を助けました。
故に天孫は宗像大社を祭ります。
ということだそうですね。とても昔から皇室との結びつきが強い神社だとここからも感じました。
↑この社殿は、皇族の方だけが休憩される建物です。
ガイドさんは、宮司さんに、少しだけでも自分のガイドする参拝客に見せることはできないか、と何度も何度も交渉したみたいですが
あなた、皇族ではないですよね、
と断られたと笑って言ってました。写真は持っていました。充分です!
お客さんを喜ばせようと、宮司さんにお願いしたり頑張っているガイドさんでした。
こちらで上皇様ご夫妻はやすまれた、、、云々、、、色々と小話がありました。
次は拝殿のわきにあります、ずらりと並ぶ摂社のお話です。
昔偉い方が派遣されたときその地の全ての一の宮を参拝することが決められていたのですが、大変なので分霊して宗像大社にくれば全てお参りできるようにした。大きな神社の一の宮なんかにはありますね。
そのほか、色んな話を教えてくださいました。
摂社自体が、神輿になるみたいですし、今でも摂社の神社で神事のある日は同じくお祀りされているようです。ガイドさんは、必ずそれも調べるみたいです😳
次は拝殿となり、摂社が並ぶところにあります御神木へ。
昭和の画家、棟方志功が同じムナカタなので、参拝にきた時の話があります。
ガイドさんは、私が資料を興味深くみると、自分の作った資料をポンポンくれる方でした。凄い優しい。
棟方志功さんは、宗像大社の御神木の絵を描いています。実は、私の同級生に棟方志功さんのお孫さんがいたので、その話をして盛り上がりました。
こちらの御神木の葉っぱは柏餅を包むのに使われる葉っぱらしいです。
トリビアが増えます🤭
胸や肩に入れ墨をしていた一族だからムナカタとか、とも言われているようです。
入れ墨は、トーテムだったのでしょう。宗像あたりだけでなく、各地で出土された埴輪なんかには、身体や顔に入れ墨のあるものがあります
画像はお借りしました
そして辺津宮の高宮祭場に向かいます。祭場は高い場所にあります。
途中、この木↓の説明を。
こちらは神楽鈴の実がなる木です。黄心樹、オガタマ(小賀玉)。なんだか、この名前も素敵。
ガイドさん手持ちのを見せてくださいました。古代の巫女さんの鈴で、霊を招くようです。
天岩戸東本宮にて。アマノウズメノミコトがお持ちの鈴がこの招霊の木(オガタマの木)です。
下をみると、、ちょうど足元に落ちてありましたので拾ってみました。
こちらの木は、だいたい神社には1本は植えられているもののようですが、なんと、近くの織幡神社には数十本もあるといいます。
私達が午前中たまたま参拝しましたというと、驚かれていました。
三女神なので、巫女さんが祈りを太古から捧げているのですかとたずねると、宗像家の神主さんは代々ある時まで男系だったようです。
海洋航海の神様、道しるべの神様など貴い神様だと宗像大神は言われています。
宗像神を祀る神社は、
厳島神社(広島)、
松尾神社(京都)
竹生島神社(滋賀)
江ノ島神社(神奈川)
善知鳥神社(青森)など、全国で6200箇所もあります。
ガイドさん、私達が来る前に、私たちの住む地域の宗像神を祀る神社リストを作ってくださっていました。優しすぎます。行った神社もあればまだの神社もありました。
つづく
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