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初心を忘れないために日々のメモ書きを詰め込んでいきます。

いらっしゃいませ!

2005-04-30 12:48:13 | 日常
バイトの昼休み。

バイト先の近くにあるMクドナルドに入る。

カウンターには、5人程度のおそらくバイトであろう女の人が接客をしている。
その中に、1人、明らかに店長らしき40代くらいのおっさんが笑顔のままで(いや、スマイルを売りながら)ポテトを運んでいる。

僕の番がきて、バイトのお姉さんが注文を取る。
白くて華奢な腕に視線はややうつむき加減。
初対面なのに、「おいおい、大丈夫か??」と心配してしまいそうなお姉さんだ。

「いらっしゃいませ。こちらでおめしあが・・・・?」

(はい??)僕は聞きなおす。

「こちらでお召し上がりですか?」

(はい。)

「ごちゅうも・・・・・・?」

(はい?????)僕は聞きなおす。

「ご注文はなんにしますか?」

(ああね。)
 
こんな会話を繰り返し、なんとか注文をとったお姉さんは、たどたどしい手つきで僕の手におつりを流し込んだ。あやうく小銭を落っことしそうになりながら・・・。

僕のメニューを準備しながら、おっさんがレジを見ながら、お姉さんに質問している。

「え?ビッグMックは追加があったの??」

(いえ、私は、そんなもの1つも頼んでいません・・・。)

「いえ、ま、ま、間違ったので訂正しま・・・・!」

(おいおい、そんな会話を客の前でするなよ。)

おっさんはスマイルを売るのを忘れている。

しかし、さすがはおっさん。すぐに僕の視線に気がついたのかスマイルをもう1度売りながら私に商品を手渡してくれた。

「大変、お待たせいたしました。ごゆっくりどうぞ!ありがとうございました。(ニコッ!)」

今日、最高のスマイルをサービスしながら・・・。


人手不足はわかるけれど、いきなりのド新人をレジに立たせる感覚もすごいなあと思う。
困っている新人に対して、おっさん以外の人たちは全く見向きもしないのもちょっと恐いものがある。
ついつい教育という視点から物事を見てしまうと、何がよくて、何が悪いのかがときどき、見えなくなってしまいますね。

表面上はいくらスマイルを提供できていても、お店の雰囲気に1つもスマイルを感じなかった午後でした。