読者の皆様へ
『新型インフル禍の真犯人 告発! 死の官僚』回収に関するお詫びとご報告
弊社が2010年1月7日に刊行した『新型インフル禍の真犯人 告発! 死の官僚』を、下記の理由により回収させていただきます。
出版部としては、新型インフルエンザの実態を国民にできるだけ早く伝えるため、緊急出版することにし、そのため厚生労働省医系技官の著者・村重直子氏からお話をおうかがいしたうえで、文章を編集部でまとめることにいたしました。しかしながら、編集業務を急ぐあまりに、事実関係の確認が十分でなく、医学的に不正確で、誤った表記が多数あり、結果として、村重氏の著書としては、タイトルもふくめて本意と違うものになってしまいました。著者の村重氏と話し合い、同書を可及的速やかに回収するという結論にいたりました。また同書は村重氏の書いたものでないため、同氏に内容上の責任はありません。
読者の方々、著者の村重氏、さらに同書に登場する方々に、多大なるご迷惑をおかけしましたことを、ここに深くお詫び申し上げます。
村重氏は、「医療は命に関わるものです。だからこそ正しい情報を知ったうえで、国民の方ひとりひとりが考えなければならないものだと思います。わたしが書くことがみなさんの判断材料のひとつとなり、広く議論していただくきっかけになれば」とおっしゃっています。同氏は2月末までに、弊社からタイトルも新たに書き下ろしの著書を刊行する予定です。すでにお買い求めいただいた方には、同氏の新著と無償(送料などは弊社が負担させていただきます)で交換させていただきます。
なにとぞご理解をたまわりたくお願い申し上げます。
講談社学芸図書出版部
電話=03-5395-3522
新型インフルエンザ狂想曲が暴いた厚生労働行政の機能不全, 2009/12/30
By 歯職人
09年世界をそして日本を襲った「新型インフルエンザ狂想曲」から何を学ぶのかの視点から本書を読むことをお勧めしたい。
著者の木村盛世氏は、現職の厚労省検疫官であり米ジョンズ・ホプキンズ大学で公衆衛生学・疫学を学んだ医師である。その木村氏が観察し巻き込まれた厚労省の迷走とキャリヤ採用の医系技官の無知と技官集団の権益維持を優先した行動が赤裸々に描かれる。
木村氏は、本書で読者に疫学の解説・啓蒙を試みる。この試みは、情報操作に踊らされるメディアと国民に対し、科学的な見方と思考の方法を提供する。
本当に恐れなければならない「バイオテロ」や強毒性の「新型インフルエンザ」の出現の前に、行政・メディア・国民が疫学へのスタンスを変えなければならない。
木村氏の今後の厚生労働省内での処遇とともに、注目して頂きたい一冊です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062880261/ref=cm_cr_mts_prod_img
コウロウショウトシンガタインフルエンザ コウダンシャゲンダイシンショ
講談社現代新書
厚労省と新型インフルエンザ
木村 盛世【著】
講談社 (2009/12/20 出版)
205p / 18cm
ISBN: 9784062880268
NDC分類: 498.1
価格: ¥777 (税込)
詳細
あの騒動は医系技官幹部の暴走から始まった…。
現役の厚労省医系技官が、日本中を混乱に巻き込んだ騒動の根本原因と、そこで露呈した本当の「危機」について鋭く指摘。
第1章 新型インフルエンザと厚労省迷走記(それはアマゾンの書き込みから始まった;『厚生労働省崩壊』想定問答集 ほか)
第2章 悪のバイブル「行動計画」(御用学者とのなれあいで作られた;医系技官のコンプレックス ほか)
第3章 公衆衛生学的にみるとどうなのか(初動体制の評価;費用対効果からみた検疫 ほか)
第4章 公衆衛生の要―疫学の基礎知識(疫学とは何か;なぜ疫学調査が必要なのか ほか)
第5章 これからのインフルエンザ流行に備えて(大流行は誰の責任か;学校閉鎖の意味をよく考えよ ほか)
前近代的な「水際作戦」。感染者に対する社会の偏見、科学的に意味不明の学級閉鎖やマスクの着用、新型インフルエンザ騒動から見えてきた日本社会のおかしさ。現役医系技官が、日本の問題点を鋭く指摘!
著者紹介
木村盛世[キムラモリヨ]
医師・厚生労働医系技官。筑波大学医学専門学群卒業。米国ジョンズ・ホプキンズ大学公衆衛生大学院疫学部修士課程修了(MPH(公衆衛生学修士号))。優れた研究者に贈られる、ジョンズ・ホプキンズ大学デルタオメガスカラーシップを受賞。内科医として勤務後、米国CDC多施設研究プロジェクトコーディネイターを経て財団法人結核予防会に勤務。その後、厚生労働省大臣官房統計情報部を経て、厚労省検疫官。専門は、感染症疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『新型インフル禍の真犯人 告発! 死の官僚』回収に関するお詫びとご報告
弊社が2010年1月7日に刊行した『新型インフル禍の真犯人 告発! 死の官僚』を、下記の理由により回収させていただきます。
出版部としては、新型インフルエンザの実態を国民にできるだけ早く伝えるため、緊急出版することにし、そのため厚生労働省医系技官の著者・村重直子氏からお話をおうかがいしたうえで、文章を編集部でまとめることにいたしました。しかしながら、編集業務を急ぐあまりに、事実関係の確認が十分でなく、医学的に不正確で、誤った表記が多数あり、結果として、村重氏の著書としては、タイトルもふくめて本意と違うものになってしまいました。著者の村重氏と話し合い、同書を可及的速やかに回収するという結論にいたりました。また同書は村重氏の書いたものでないため、同氏に内容上の責任はありません。
読者の方々、著者の村重氏、さらに同書に登場する方々に、多大なるご迷惑をおかけしましたことを、ここに深くお詫び申し上げます。
村重氏は、「医療は命に関わるものです。だからこそ正しい情報を知ったうえで、国民の方ひとりひとりが考えなければならないものだと思います。わたしが書くことがみなさんの判断材料のひとつとなり、広く議論していただくきっかけになれば」とおっしゃっています。同氏は2月末までに、弊社からタイトルも新たに書き下ろしの著書を刊行する予定です。すでにお買い求めいただいた方には、同氏の新著と無償(送料などは弊社が負担させていただきます)で交換させていただきます。
なにとぞご理解をたまわりたくお願い申し上げます。
講談社学芸図書出版部
電話=03-5395-3522
新型インフルエンザ狂想曲が暴いた厚生労働行政の機能不全, 2009/12/30
By 歯職人
09年世界をそして日本を襲った「新型インフルエンザ狂想曲」から何を学ぶのかの視点から本書を読むことをお勧めしたい。
著者の木村盛世氏は、現職の厚労省検疫官であり米ジョンズ・ホプキンズ大学で公衆衛生学・疫学を学んだ医師である。その木村氏が観察し巻き込まれた厚労省の迷走とキャリヤ採用の医系技官の無知と技官集団の権益維持を優先した行動が赤裸々に描かれる。
木村氏は、本書で読者に疫学の解説・啓蒙を試みる。この試みは、情報操作に踊らされるメディアと国民に対し、科学的な見方と思考の方法を提供する。
本当に恐れなければならない「バイオテロ」や強毒性の「新型インフルエンザ」の出現の前に、行政・メディア・国民が疫学へのスタンスを変えなければならない。
木村氏の今後の厚生労働省内での処遇とともに、注目して頂きたい一冊です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062880261/ref=cm_cr_mts_prod_img
コウロウショウトシンガタインフルエンザ コウダンシャゲンダイシンショ
講談社現代新書
厚労省と新型インフルエンザ
木村 盛世【著】
講談社 (2009/12/20 出版)
205p / 18cm
ISBN: 9784062880268
NDC分類: 498.1
価格: ¥777 (税込)
詳細
あの騒動は医系技官幹部の暴走から始まった…。
現役の厚労省医系技官が、日本中を混乱に巻き込んだ騒動の根本原因と、そこで露呈した本当の「危機」について鋭く指摘。
第1章 新型インフルエンザと厚労省迷走記(それはアマゾンの書き込みから始まった;『厚生労働省崩壊』想定問答集 ほか)
第2章 悪のバイブル「行動計画」(御用学者とのなれあいで作られた;医系技官のコンプレックス ほか)
第3章 公衆衛生学的にみるとどうなのか(初動体制の評価;費用対効果からみた検疫 ほか)
第4章 公衆衛生の要―疫学の基礎知識(疫学とは何か;なぜ疫学調査が必要なのか ほか)
第5章 これからのインフルエンザ流行に備えて(大流行は誰の責任か;学校閉鎖の意味をよく考えよ ほか)
前近代的な「水際作戦」。感染者に対する社会の偏見、科学的に意味不明の学級閉鎖やマスクの着用、新型インフルエンザ騒動から見えてきた日本社会のおかしさ。現役医系技官が、日本の問題点を鋭く指摘!
著者紹介
木村盛世[キムラモリヨ]
医師・厚生労働医系技官。筑波大学医学専門学群卒業。米国ジョンズ・ホプキンズ大学公衆衛生大学院疫学部修士課程修了(MPH(公衆衛生学修士号))。優れた研究者に贈られる、ジョンズ・ホプキンズ大学デルタオメガスカラーシップを受賞。内科医として勤務後、米国CDC多施設研究プロジェクトコーディネイターを経て財団法人結核予防会に勤務。その後、厚生労働省大臣官房統計情報部を経て、厚労省検疫官。専門は、感染症疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)