goo blog サービス終了のお知らせ 

歯科技工管理学研究

歯科技工管理学研究ブログ
歯科技工士・岩澤 毅

岩澤毅 神奈川県歯科技工士会 平成22年度 基本研修会

2010年01月11日 | 日本歯技
平成22年度 基本研修会

開催日時:平成22年1月24日(日)午後1:00~午後5:00

開催会場:神奈川県歯科保健総合センター 501・502号室(定員180名)

主催:(社)神奈川県歯科技工士会

【専門課程】

講師:今牧 謙先生【(社)神奈川県歯科技工士会専務理事・日技認定講師】

演題:印象材と模型精度(アルジネート印象材と石膏の取り扱いについて)

【教養課程】

講師:岩澤 毅先生【(社)秋田県歯科技工士会専務理事・日技認定講師】

演題:知ると知らないとでは大違い~歯科技工士をとりまく法律・制度~

生涯研修:5単位

主催:(社)日本歯科技工士会

後援:厚生労働省

日 時:平成22年1月24日(日) 15:00~17:00 
場 所: 神奈川県歯科保健総合センター(県歯科医師会館)501・502号室
横浜市中区住吉町6-68 最寄駅…JR 京浜東北線・桜木町駅、関内駅他

教養課程講師 岩澤 毅(つよし) (社)秋田県歯科技工士会専務理事・日技認定講師
演題:知ると知らないとでは大違い ~歯科技工/法律・制度~

 振り込め詐欺、ワンクリック詐欺、霊感商法と“ありえない”と思われる手口での被害が後を絶ちません。人間の思い込みや、心の隙間に忍び寄るその手法は悪意のみではなく、「善意」と「正義」・「信仰」に支えられている場合さえあります。
 歯科・歯科技工の世界にも様々な「口伝」「都市伝説」があります。私たちは、それらを根拠と論理により確かめ、道を踏み外さない術(すべ)を身に付けなくてはなりません。「知ること」は、正確さを伴ってこそより真実に近づきます。確かめる(検証する)方法を身に付けてこそ、「正確さ」が保たれます。
多くの歯科技工士は技術の向上に努め、新技法の習得にも率先して取り組んでいます。しかしそれらは必ずしも個人・集団としての歯科技工士の社会的・経済的地位向上結びついていません。
何故ならば、残念ながら社会の仕組みが、歯科技工士の存在を十分に生かすものとはなっていないからです。そして、歯科技工士が、自身をとりまく法律・制度を誤解しています。
一人ひとりの歯科技工士が、生き生きとその役割を果たすためには、歯科技工士個人の努力のみでは解決しえない法律的・制度的な社会の仕組みに、歯科技工士の集団が「論」と「陣」をつくり向き合うことが必要です。
我々の前を歩む看護職者(看護師、保健師、助産師)による「社会との向き合い方」に学びながら、歯科技工士に必要な「社会との間合い」を考える必要があります。
今回の講演では、1.「健康保険」と歯科技工の関係、2.有効な国外からの輸入入れ歯への対策、3.歯科技工士による社会への働きかけの方法等を、皆さんと考えてみたいと思います。特に、歯科の未来をつくる若い歯科技工士の仲間の参加を期待しています。
参考文献
○看護職者のための政策過程入門―制度を変えると看護が変わる!
見藤隆子他著 日本看護協会出版会 (2007-01-10出版)  1,890(税込)
○社会保険歯科診療点数と歯科技工の法的位置-法令の構造の考察を中心として 日本歯科技工学会雑誌 28(2):135~139 2007

最新の画像もっと見る