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歯科技工士・岩澤 毅

望月 衣塑子(著) 武器輸出と日本企業 (角川新書)

2019年12月23日 | amazon.co.jp・リストマニア


https://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A6%E5%99%A8%E8%BC%B8%E5%87%BA%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%81%E6%A5%AD-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%9C%9B%E6%9C%88-%E8%A1%A3%E5%A1%91%E5%AD%90/dp/404082086X/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=

武器輸出三原則から防衛装備品移転三原則へ/平成後期の日本の迷い道
評価者: 歯職人、2019/12/22

 著者の望月衣塑子東京新聞記者は、菅官房長官の記者会見におけるその記者としての原則的な質問姿勢と官房長官側の望月記者に対する抑圧的・パワハラ的な対応の構図を視る者に鮮やかに知らしめた功績を持つ。
 本書は佐藤政権以来の「武器輸出三原則」、三木政権以来の「武器輸出三原則等」が、第二次安倍政権により「防衛装備品移転三原則」に変わった平成28年の日本の防衛関連産業の姿を描いている。
 第二次安倍政権となり、原子力発電設備の輸出等の方向性が示され、武器輸出についても従来の国策を根本的に変えられた。それらが「結実」しているか、可能性があるかは令和元年現在、大いに疑問だ。
 本書は、安倍政権の政策の行き詰まり、スローガンを入れ替え入れ替え印象を変え、政権を維持する姿を考えて行く上で、その一助になると思う。
 事業を切り売りする日立、ビジネスジェットが行き詰まる三菱重工、本書に登場する日本企業は、安倍政権ともどもどこに向かうのだろうか。
 後世には、平成の最後期、日本の針路の迷いの時期の記録として読まれる一冊となるかもしれない。

今年の #望月衣塑子 VS #菅義偉(2019.1.8~12.26)
https://www.youtube.com/watch?v=OqKDIjji-XY

内容紹介

前のめりな防衛省、とまどう企業…「新三原則」後の知られざる現状
森達也氏(映画監督・作家・明治大学特任教授)推薦
「読み終えて言葉を失う。

人類はなぜ戦争を止められないのか。
その大きな理由の一つがここにある。
そしてこの理由は、今の日本がどの方向に
進もうと知るかを明確に示している。

勇気ある一冊だ。」


内容(「BOOK」データベースより)
武器輸出三原則が事実上の撤廃となった。防衛省は防衛装備庁を発足させ、資金援助や法改正の検討など、前のめりに突き進む。一方で、防衛企業の足並みはそろわない。なぜか?三菱重工や川崎重工など大手に加え、傘下の企業、研究者などに徹底取材。解禁後の混乱が明かされる。

著者について
●望月 衣塑子:1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶応義塾大学法学部卒業後、東京新聞に入社。千葉、横浜、埼玉の各県警、東京地検特捜部などで事件を中心に取材する。2004年、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑の一連の報道をスクープし、自民党と医療業界の利権構造の闇を暴く。また09年には足利事件の再審開始決定をスクープする。東京地裁・高裁での裁判担当、経済部記者などを経て、現在は社会部遊軍記者。防衛省の武器輸出政策、軍学共同などをメインに取材している。二児の母。趣味は子どもと遊ぶこと。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
望月/衣塑子
1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学法学部卒業後、東京・中日新聞に入社。千葉、横浜、埼玉の各県警、東京地検特捜部などで事件を中心に取材する。2004年、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑の一連の事実をスクープし、自民党と医療業界の利権構造を暴く。また09年には足利事件の再審開始決定をスクープする。東京地裁・高裁での裁判担当、経済部記者などを経て、現在は社会部遊軍記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報
新書: 224ページ
出版社: KADOKAWA (2016/7/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 404082086X
ISBN-13: 978-4040820866
発売日: 2016/7/10


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