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札幌・円山生活日記

Kitara主催公演 オルガンウィンターコンサート~雪の街Sapporoに降りそそぐ、心あたたまるオルガンの響き~

北海道初の音楽専用ホールとして1997年7月にオープンした「札幌コンサートホールKitara」。緑豊かな自然溢れる市民の憩いの場「中島公園」内にある総ガラス張りのスタイリッシュな建物です。大ホール正面には北海道の針葉樹をモチーフにデザインしたというパイプオルガンが設置され世界有数の音色を奏でます。

今日は「Kitara主催公演 オルガンウィンターコンサート~雪の街Sapporoに降りそそぐ、心あたたまるオルガンの響き~」観賞です。昨年末の「クリスマスオルガンコンサート~柔らかなオルガンの音色と澄んだ歌声に包まれて~」の際に開催を知り早速予約しました。パイプオルガンの音色とともに全席指定税込み500円というチケット代にも魅せられ12月に続けての訪問です。開場・開演時刻に合わせ本日も自宅から地下鉄線を「大通」駅で南北線に乗り換え「中島公園駅」下車、雪の「中島公園」内を歩き「札幌コンサートホールKitara」に到着です。


「オルガンウィンターコンサート」のチラシ。


地下鉄南北線「中島公園駅」を出て公園に入ったところ。最近の大雪の結果で園道脇に積まれた雪も高くなっています。


「豊平館」。こちらの周囲も雪に囲まれています。

スタッフの方が雪下ろしをしていました。文化財を守るのは大変でしょう。

天文台と枝を切られたポプラの木。ポプラの木は本郷新記念札幌彫刻美術館での「はじめてのほんごうしん」展で見た本郷新氏作の「手」の彫像を彷彿させる形でした。


「札幌コンサートホールKitara」のエントランス。

エントランスを入るとすでに開場していました。中央は安田 侃氏作「相響」。今日は特に子供向けのプログラムではないはずですが子連れ家族の姿が目立ちました。

大ホールのロビー。こちらにも安田 侃氏作「相響」が置かれています。


2階席から見た大ホール。内装には北海道産のマカバ材が多数使われ暖かな雰囲気と優れた音響効果を創り出しているとか。
Kitaraのために2年の歳月をかけて作られた仏「アルフレッド・ケルン社」製のパイプオルガン。ホール内装に見事に調和したデザインです(写真はウェブサイトより借用)。

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Kitara主催公演
オルガンウィンターコンサート
~雪の街Sapporoに降りそそぐ、心あたたまるオルガンの響き
概要

【日時】2022年2月11日(金曜日・祝日)
15:30開演 14:45開場 16:15終演予定

【場所】札幌コンサートホールKitara 大ホール

【出演】オルガン/ニコラ・プロカッチーニ
(第22代札幌コンサートホール専属オルガニスト)

【プログラム】
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今回は詩や絵画に基づく即興演奏がありました。フランチェスコ・スカラビッキの詩は「冬」や「雪」を詩ったもので演奏は厳しい冬や雪原に降り注ぐ荘厳な雪の風景をイメージさせるものでした。
一方、オスヴァルト・リチーニの絵画を基にした演奏はニコラ・プロカッチーニ氏自身が絵画を解説したのですが日本語が良く判らず、また絵画自体も難解なので上手く入り込めませんでした。何やら月と太陽を表現したようで後半の荒々しい太陽の表現は理解できたのですが少し難解なパートでした。

それでも交響楽的な演目は相変わらず多くの楽器の複合的な音質と高低差のある迫力の音量を楽しませていただきました。例えが悪いかも知れませんが教会ミサに参加したような心洗われるような気分になりました。良いものです。



コンサート終了後の「札幌コンサートホールKitara」のエントランス付近。前回12月に「クリスマスコンサート」観賞時には17時前ですがすっかり夜の景色だったのですが日が長くなりました。少しずつ季節が動いています。

今回もパイプオルガン演奏に魅了された大変結構なコンサートでした。気持ちの良い時間を過ごさせていただきました。こうした素晴らしい施設が街なかの自然感じる公園内にあるのは有難いことです。もちろん専属オルガニストというシステムにも感謝です。ありがとうございました。 

「札幌コンサートホールKitara」
札幌市中央区中島公園1-15
営業時間:10時〜17時30分(公演のある日は終演時間による)
料金:イベントにより異なる
電話011-520-2000
公式サイトhttp://www.kitara-sapporo.or.jp/
(2022.2.11訪問)

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