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札幌・円山生活日記

“住むように泊まる”「旭岳温泉 ホテルベアモンテ」~大雪山旭岳で紅葉めぐり!1泊2日の旅~

北海道で最も高い山で「日本の百名山」にも選ばれている標高2,291mの旭岳。大雪山国立公園の北側に位置し、高原帯が広く展開しており、高山植物の種類も豊富です。日本で最も早く紅葉が訪れる場所として知られており、大雪山国立公園に広がる荘厳な色づきを見ようと多くの観光客が訪れます。 ロープウェイ駅徒歩3分の「旭岳温泉 ホテルベアモンテ」は大雪山の自然に抱かれ“住むように泊まる”を謳い文句に2022年6月にリニューアルオープンした洗練されたホテルです。

大雪山旭岳で紅葉めぐり!~「大雪山旭岳/旭岳温泉」1泊2日の旅~】の宿泊宿は「旭岳温泉ホテル ベアモンテ」です。「東川町観光案内」で「旭岳温泉」の宿泊施設を探し同ホテルのウェブサイトの宿泊プランなどの情報も参考に判断しました。第一の魅力はロープウェイ駅から最も近く徒歩3分と便利な立地環境にあること、そして何よりも「どうみん割」適用プランがあり2022年6月にリニューアルオープンした新しい設備等にも期待して決めました。

「旭岳温泉 ホテルベアモンテ」の外観。ロープウェイ駅から徒歩3分です。
日帰り入浴(12:30~18:00)も歓迎です。旭岳登山帰りに温泉のひと浴びは気持ちが良いでしょう。近さも魅力です。

フロント/チェックインカウンター。15時からチェックイン可能です。タイ人の女性スタッフに対応いただきました。もちろん日本語堪能です。タイからの多くの旅行客が早く復活することを期待しています。

ロビーには立派な暖炉も設置されていました。

【客室】
客室の本館4階「メゾネットフォースルーム」。今回のプランは「【どうみん割専用】◆北海道&東北在住の方限定◆最大5000円OFF&2000円クーポン付<Reオープンモニタープラン~星空の鉄板焼~>」です。客室は「スーペリアツイン」(大人2人利用で1人当たり¥19,635~;価格は【どうみん割】適用前・以下同じ)、「メゾネットフォースルーム」(同¥19,635~)、「ラグジュアリーツイン」(同¥22,440~)などから選べたので面白そうなメゾネットタイプを選択しました。


吹き抜けの高い天井で階段が2階部分につながっています。
2階の寝室スペース。ベッドが4台並びます。
階段途中から見た1階部分。
簡単なキッチンセットもあります。調理器具、食器、カトラリーなども用意されていました。確かにホテルの謳い文句"住むように泊まる“ ことも出来そうです。ただシニア2人で1泊だと少し勿体ない感じです。
広いバスルーム。もちろん洗浄便座付きトイレは別です。

【館内設備】
夕食時刻は18時~と19時~ですが18時スタート分は既に満杯。19時まで少し時間があるので館内探索です。本館2階のライブラリー&ワーケーションコーナー「カムイの本箱」。
旭岳の自然、旅行、食、アート、絵本など200冊を超える本が用意されているそうです。
コーヒーマシンが設置されており無料で飲むことができます。 
ミニシアターも併設されており丁度、松田優作さんの遺作 『ブラック・レイン(Black Rain)』(1989年)が上映されていました。
ミニシアターのプログラム。

【売店/アメニティコーナー】

1階フロント横の「売店/アメニティコーナー」。

売店では場所柄もあり登山関係用品の品揃えが目立ちます。
半田菜摘(はんだなつみ)さんの写真集『Prika(ピリカ)』も販売していました。
半田菜摘(はんだなつみ)さんのSNSからお借りした作品。本年1月に「京王プラザホテル札幌」前で開催された【北海道・癒しの小動物の氷彫刻】は半田さんなどの写真とのコラボ企画でした。

【夕食】
そろそろ19時ですので夕食会場へ向かいます。
夕食会場は1階ロビー奥の「レストラン ステラモンテ」。
受付で部屋番号を告げ案内を待ちます。
最も手前にあった前菜ものの「道産野菜入り帆立の魚介マリネ」。見映えも良く第一印象「仲々の品揃えじゃない?!」と期待させます。
案内されたテーブル席から見た夕食会場。
飲み物の注文はタブレットです。面倒が無くて良いです。
「大雪地ビールケラ・ピルカ(アイヌバージョン)」330ml瓶で税込み880円。
夕食メニューは北海道郷土料理から和・洋・中、デザートまで揃うビュッフェとテーブルまで運ばれるメイン肉料理のセットです。当然の感染対策として、食前・退店時の手指消毒、ブッフェ選択時のキッチン手袋とマスク着用等が求められます。
ブッフェ料理とメインの肉料理(テーブル奥)。
前菜ものはプレート右の生ハム。自家製スモークサーモン、魚介マリネ、野菜サラダ、メイン系は道産野菜と知床鶏のグリル、ビーフシチュー、和食系で天婦羅と握り寿司(ぼたん海老と赤貝)などです。和洋折衷です。
テーブルに運ばれるメイン料理は道産豚と地元野菜の鉄板焼き。ブッフェ料理と同時になってしまったのでサーブのタイミングを少し遅らせれば良かった。

ピザ、パスタ、ピラフなど炭水化物系もたくさん揃っていたのですがデザートも食べたいので・・。
最後に「パイ包ちゃんちゃん焼き」。
そしてデザート。ケーキ3種、クレームブリュレ、フルーツにエスプレッソ(ダブル)です。
ケーキ3種はラズベリーのショートケーキ、リンゴのタルト、ショコラブラン。美味しくいただきました。

カフェバーが「レストラン ステラモンテ」横にありましたが利用客はいませんでした。営業しているかは不明です。

【大浴場】
大浴場は1階ロビー奥にあります。周囲には日帰り入浴客用のコインロッカーも用意されています。
旭岳温泉の泉質は「硫酸塩泉(含正苦味食塩石膏泉)」と日本でも数少ない貴重な温泉で、血行を良くし、血圧を整え、「傷の湯」とも呼ばれる鎮静作用など様々な効能を持っているそうです。屋外には露天風呂もあるようですが現在利用中止、再開時期は未定だとか。
湯温の違う複数の浴槽のほかに2種類のサウナ(ドライ/ミスト)がありました。サウナは扉を開けるともうもうと熱気があふれ出て随分熱そうなので使用は遠慮しました。

【翌日】
翌朝は朝食前にホテル周囲を散策しつつロープウェイ駅に来ました。前日に比べ曇りがちで天候が良くありません。それでも早朝から登山準備の若者グループが来ていました。
ロープウェイの始発は6時30分。若者グループは意気揚々と旭岳に向かっていきました。

【朝食】
朝食会場も夕食時と同じ1階ロビー奥の「レストラン ステラモンテ」。
朝食は7時~9時(最終入場8時30分)。7時に入場しました。
朝食も和洋ブッフェです。
和洋折衷朝食セット。「蕗と鰊の煮もの」が美味しかった。
各種盛り合わせのお茶漬け。

デザート盛り合わせ。焼きたてのミニパンケーキもありました。

【再度「旭岳」姿見散策路へ】
旭川電気軌道バス「いで湯号」の「旭岳」始発は9時30分で次が11時30分。前編でも書いたのですが折角ここまで来たのだからとシマリスなどとの出会いを求めて再びロープウェイで「旭岳」姿見散策路へ。

今回は「山頂駅(姿見駅)」から散策路を反時計周りに1周します。

「姿見の池」に映る逆さ「旭岳」。曇りがちなので昨日ほどの鮮やかさはありません。

「地獄谷」と「噴気孔」。
紅葉と「鏡池」に映る逆さ「旭岳」。 

「第1展望台」近くの散策路で色付く《チングルマ》と「旭岳」。この近くの低木の茂みで"ゴソゴソ”という音がして小動物の気配は感じたのですが誰も出てきませんでした。残念でした。

「山頂駅(姿見駅)」まで戻ってきました。この後、ホテルに戻りチェックアウト(11時まで)の手続きもあとバスの出発時刻(11時30分)までライブラリーで時間を過ごしました。JR旭川駅に向かう際には「ひがしかわ道草館」で途中下車しランチを兼ねて周囲を散策しました。東川町にはもう少し計画的に来るのも良いかも知れません。

なおホテルの支払いは夕食時のドリンク類を除き【どうみん割】適用で2人で10,000円引きの1泊2食付きで33,500円ほどでした。トータルでは満足のいくホテルだったのですがシニア2人の1泊なら少し安い「スーペリアツイン」でも十分だったようです。

今回の“日本で一番早く紅葉が楽しめる”「大雪山旭岳/旭岳温泉」1泊2日旅行では秋の気分を十分と味わうことができました。特に1日目は天候も良く紅葉や火口池に映る逆さ旭岳などの景観を堪能しました。シマリスなどに出会えなかったのは残念ですが是非リベンジしたいものです。また“住むように泊まる”を謳い文句とする「旭岳温泉 ホテルベアモンテ」も洗練された客室、設備、食事などで十分に楽しませていただきました。バス便の選択がもう少しあれば更にホテルステイも満喫できたものと残念なぐらいでした。ありがとうございました。

「旭岳温泉 ホテルベアモンテ」
北海道上川郡東川町旭岳温泉
電話;0166-97-2325(代表)

「大雪山旭岳ロープウェイ」
北海道上川郡東川町旭岳温泉
TEL:0166-68-9111
https://asahidake.hokkaido.jp/ja/#TOP
(2022.9.15・16訪問)

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