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札幌・円山生活日記

札幌インドカレー草分けの老舗店~「インドカレー ミルチ」~

1982年(昭和57年)開店のカレー専門店「インドカレー ミルチ」。札幌におけるインドカレーの草分け的存在といわれる老舗の名店です。水を一切使わず札幌産有機タマネギ、トマト、スパイスで仕上げた野菜の旨味たっぷりのオリジナルカレーが名物。親子三代で通う常連客がいるというほどの人気店です。

今日は本年8月に開店40周年を迎えた「インドカレー ミルチ」でランチです。グルメ情報サイトに“ミルチを知らずして札幌カレーを語れない”と書かれているほどの名店で各種の円山本等でも常連です。以前一度テイクアウトしたことはあるのですがイートイン経験はありませんでした。丁度、同店も円山エリアの飲食店などで利用できる30%プレミアムチケット「マルプレ! 」の参加店だったこともあり、良い機会だと満を持して出かけてきました。店の場所は地下鉄東西線「西18丁目駅」から「西20丁目通」を南下し6~7分程歩いたところにあります(地図)。 

札幌市都市景観賞を受けたというお洒落な自社ビルの店舗。「西20丁目通」に東向きに面しています。開店時の店舗は現在の場所から100mほど北側の半地下の借店舗だったそうです。1997年に現店舗を新築・移転。 

エントランス部分。以前「何の店だろう?」と開店前に店頭付近をうろうろとしていたところご主人が出てきて「11時30分の開店だけど店の中で待ったらいいよ」と声をかけてくれたことがあります。 
 店頭にメニューが出ています。何度来ても飽きない!と常連さんに喜ばれる50種類以上のカレーを含めメニューは100種類以上を用意しているとか。
季節限定の「エゾシカときのこのカレー」や北海道の牡蠣が盛りだくさんの「シピィマサラ」など目新しいカレーもあります。1人1ケの茹でジャガイモのサービスは嬉しいです。


店内の厨房サイドとカウンター席。
店内は子連れでも気兼ねなく利用できるゆったりスペースです。実際にも子供連れ客が多く見られました。


「ミルチの人気カレー」のメニュー。これらを含め50種類以上のカレーがありライス又はナンが付きます。他にお得なセットメニューとしてAセットとBセットがあります。Aセットはカレーにサラダ+アイスクリーム+ラッシー又はコーヒーでプラス税込み550円、Bセットはサラダ+タンドリーチキン+ラッシー又はコーヒーでプラス税込み1,000円(タンドリーチキンをシークカバブに変更で同1,200円)。


本日はBセット×2でタンドリーチキンとシークカバブを注文しました。ずらりとテーブル一杯に並んだ注文品。

先ずはサービスの茹でジャガ。真狩産のじゃがいもだとか。食材はできる限り道産を使用しているそうです。
タンドリーチキンとサラダ。
シークカバブとサラダ。
「チキン・ベイガン」同1,050円。「チキン・ド・ピアザ」と並ぶ開店以来の人気メニューだそうで素揚げしたたっぷりの玉葱とナスが入ります。辛さは7段階で3番(一般的な辛さ)。玉ねぎの甘さとナスのしっとり感が特徴的な美味しいカレーです。

裏ごししたほうれんそうとインド豆の「サーグダル」同1,230円。辛さは4番(辛いものがお好きな方に)。北インドカレー店でよくあるほうれん草のカレーですがスパイスが複雑でかなり美味しい!!現店舗に移転した頃からインド国籍の料理人もミルチの厨房に加わるようになったということですが熟練の味です。ミルチの人気の一つはこうした美味しさの豊かなバラエティなのかもと思える1品でした。
風味豊かで香ばしい富良野・美瑛産の小麦を使ったというナン。窯出しのフワフワもっちもちです。
献上米として有名な蘭越産ななつぼしに十八穀とスパイスを合わせて炊き込んだ「ジーラライス」(プラス350円)。ヨーグルトが付きます。
喜茂別・牧場タカラの“幸せ牛のミルク”使用の「ラッシー」と「コーヒー」。充実のセットでした。


タンドリーコーナーで腕を振るうインド人シェフです。

初めてのイートインでしたが印象的だったのは子供連れ家族の多かったこと。祝日だったからでもあるのでしょうがファミレスではないインドカレー専門店では珍しい光景かも。食べ物はカレーだし辛さもマイルドなものからあるので子供でも大丈夫でしょうが老舗の名店の人気の高さを改めて認識しました。それにも納得の良い味のカレーの店でした。大変結構です。ご馳走さまでした。

「インドカレー ミルチ」
札幌市中央区南五条西20-1-16 011-551-6761
営業時間 11:30~22:00(L.O.21:30)
定休日 月曜・火曜(祝日の場合は営業)

マルプレ! 」のパンフレットに掲載されていた少しシャイなマスターと楽しいお話がお好きという笑顔が素敵なママさんの写真。お二人に会うのが楽しくて店に通う常連さんもいるそうです。当日もお二人とも店の内外で活動的でした。特に会計していただいたママさんの笑顔が良くお忙しいそうでなければ7年間在住したというシンガポールのお話をお伺いしたかったものです。次回の楽しみにしておきます。
(2022.11.23訪問)

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