千歳市の「道の駅サーモンパーク千歳」内の「サケのふるさと千歳水族館」。淡水では日本最大級の水槽を有する水族館で館内ではサケや様々な淡水魚の生態を観察することができます。サケの稚魚放流などの各種イベントも企画され人気です。
今日は「サケのふるさと千歳水族館」です。前々から一度来ようと思っていたのですが、①3月1日より同水族館初の哺乳類「アメリカミンク」の展示開始、②毎年恒例の「サケ稚魚の放流体験」が3月1日から5月31日までの期間限定で実施、③3月12日から尾田清昭写真展「北海道の野鳥」の開催等、各種イベントがいまの時期に実施されていることもあり、併せて④水族館の裏側を見学する人数限定の「バックヤードツアー&エサやり」や、⑤平日限定の「コイのエサやり体験」なども予約してイベント盛りもりにして出かけてきました。場所は「JR千歳駅」の北側へ徒歩10分ほどの「千歳川」沿いの「道の駅サーモンパーク千歳」内にあります(地図)。

「サケのふるさと千歳水族館」の外観。

入口附近に設置されている「インディアン水車」は千歳川独特のサケ捕獲施設だそうです。

チケットカウンター。入館料金は大人:800円/高校生:500円/小・中学生:300円/乳幼児:無料ですが提携動物園・水族館の年間パスポートの提示で団体料金が適用されます。「円山動物園」もその一つでパスポート保持者なので600円になりました。

館内に入ったところ。右側から順路スタートです。

入口付近に「ニシキアナゴ」と「チンアナゴ」の水槽がありお出迎えです。

まずは「サーモンゾーン」へ。大・中・小の3つの水槽が並びます。

深さ5m、水量約300トンの「大水槽」。北海道最大の淡水槽だそうです。

中水槽及び小水槽。

大水槽の「サクラマス」、「ギンザケ」、「チョウザメ」など。

中水槽の「マスノスケ 」。

小水槽のサケの稚魚。

かつて支笏湖独特の景観の一つとして有名だったという「苔の洞門」のジオラマを抜けて「支笏湖ゾーン」へ。

「支笏湖ゾーン」の大水槽は水質日本一に何度も輝いた支笏湖ブルーとも称される碧い水中景観を再現しているとか。“チップ”の愛称で知られる「ヒメマス」などサケの仲間が泳ぎます。

ハロウィンの時期に水中にカボチャを設置したところ「イトヨ」が棲みついたためそのままにしているとか。

「カイツブリ水槽」と「体験ゾーン」。

「体験ゾーン」の「チョウザメ」の子供や「ウグイ」などが泳ぐ全周透明アクリルのタッチプール。

「ドクターフィッシュ」の体験水槽では小さな子供が水槽の上から手を差し入れていましたがあまり「ドクターフィッシュ」は集まらないようです。小さな子供は新陳代謝盛んで「ドクターフィッシュ」がつまむ角質が少ないのでしょうか。

シニア世代が手を入れるとこの通り。ドクターフィシュが角質めがけ大集合です。さすが年の功でした。

3月1日より始まった千歳水族館初の哺乳類展示となる特定外来生物「アメリカミンク」の展示。

ミンクはもともと毛皮をとるために北海道に導入され大規模な養殖がおこなわれていたそうです。今回展示しているのは脱走等で野生化し千歳川周辺に生息していたものを2021年に許可を得て捕獲した2頭だとか。

その2頭ですが在館時間内に何度来てもお寝み中でした。

仕方がないので館ウェブサイトより拝借の写真です。

「千歳川ロード」。

「千歳川ロード」の奥が「世界の淡水魚ゾーン」。本日最初の体験イベント「コイのエサやり」の水槽があります。

「コイのエサやり体験」は平日限定で午前の部は10:00、10:10、10:20、午後の部は13:00、13:10、13:20の合計6回開催です。ネットで予約してチケットカウンターで13:20のエサ引換券を入手しました。

水槽の中は「コイ」と「ナマズ」で人が近づくと集まってきます。

エサを投入するとこんな感じ。

ユーモラスな中にも生存競争を感じました。

「世界の淡水魚ゾーン」の仲間たち。白いスポットが特徴の「ポルカドットスティングレイ」。

中国では「龍魚」と呼ばれる高級観賞魚の「アジアアロワナ」。

いかにも厳つい「ピラニア」。

小さなヒレで懸命に泳ぐ「ミドリフグ」。本日の我が家の人気№1です。

「メキシコサンショウウオ(ウーパールーパー)」。

「世界の淡水魚ゾーン」の一角に「エボシカメレオン」の展示がありました。

最初は作り物かと思ったのですが眼が動いています。

館を1周して再訪すると周辺の環境に反応したのか皮膚の色が変わっていました。以上で「世界の淡水魚ゾーン」を終了し「サケ稚魚の放流体験」へ向かいます。

「サケ稚魚の放流体験」は毎年恒例の人気イベントで3月1日から5月31日までの期間限定で開催。午前11時と午後2時の2回で入館者は追加費用なしで参加できます。

まずは2階学習室でパネル等の解説を見た後、屋外に出て「千歳川」に続くサーモンパークの小川でサケの稚魚を放流します。100匹放流した稚魚で戻ってこれるのはたった1匹もいるかどうか・・だそうです。

放流場所です。写真右手に「千歳川」が流れます。

放流体験中の親子。

参加者に手渡されるのは2匹の小さな稚魚。

パイプに沿って小川に放流します。

放流です!

小川を泳いでいきました。

帰ってくるのは3年後の秋だそうです。3万キロの壮大な旅路を無事戻ってくることを願ってます。
写真数が多くなってきたので前半(その1)と後半(その2)に分けます。(その2)では①水族館の裏側を見学する人数限定の「バックヤードツアー&エサやり」、②尾田清昭写真展「北海道の野鳥」とともに、③隣接する「道の駅サーモンパーク千歳」内の「千歳農産物直売所」を紹介します。
「サケのふるさと千歳水族館」
北海道千歳市花園2丁目312 TEL.0123-42-3001
営業期間・営業時間
令和3年度通常営業 2021年4月1日~11月30日/2022年3月1日~ 3月30日
営業時間:9:00~17:00
営業時間:9:00~17:00
冬季時短営業 2021年12月1日~12月28日/2022年 1月2日~ 1月10日/2022年 2月1日~ 2月28日
営業時間:10:00~16:00
営業時間:10:00~16:00
休業日 年末年始休館
2021年12月29日~2022年1月1日/2022年12月29日~2023年1月1日
メンテナンス休館
2022年1月11日~1月31日/2023年1月11日~1月31日
(2022.3.24訪問)