見出し画像

札幌・円山生活日記

積丹ブルーと生うに丼を堪能!〜積丹半島&小樽バスツアー(後編)~

「積丹ブルー」で知られる積丹半島。北海道内で唯一の海中国定公園に指定されている透き通った海と断崖絶壁・奇岩・大岩の絶景を楽しめます。生うにをはじめとする季節の海鮮物を味わえるほか海のアクティビティも人気のようです。また明治期より北海道経済の中心都市・港湾都市として発展した「小樽」は運河や倉庫、銀行などの歴史的建造物が多く残る歴史溢れる街。すし、スイーツ、ガラス製品等のグルメ、ショッピング等でも人気の魅力的な街です。 

積丹半島の神威岬(かむいみさき)と積丹岬・島武意海岸(しまむいかいがん) はじめとする日帰りバスツアーの後編です。前編では阪急交通社のプラン「【どうみん割/札幌駅・手稲発】旬の積丹生うに丼のご昼食と神威岬」で午前中に神威岬で90分の時間をとり「積丹ブルー」の景色を堪能しました。午後は「積丹岬・島武意海岸(日本の渚百選/30分)」⇒「積丹・鱗晃(ご昼食は積丹産・旬の生うに丼/50分)」⇒「小樽自由散策(60分)」⇒「小樽・田中酒造亀甲蔵(日本酒試飲/30分)」と周り18時頃に「JR札幌駅」に帰着予定です。

「神威岬」を11時50分ころ出発して正午過ぎに「島武意海岸」に到着。「食事処 鱗晃」での昼食は先の団体客の予定が少し押しているということで12時40分頃から。それまで「島武意海岸」散策の時間で海岸へ続くトンネルへ向かいます。
トンネルと抜けると・・。
日本の渚100選の「島武意海岸」の絶景が広がります。
暗いトンネルを抜け眼下に現れる「積丹ブルー」が鮮やかな海は衝撃的です。
海のブルーからライトグリーンのグラデーションが綺麗です。
海底が透けて見えそうな透明の海でのマリンスポーツは快適そうです。


「島武意海岸」は左右が断崖絶壁に挟まれていて狭い海岸には波打ち際まで下りていけます。昨年は時間と根性がなく断念しましたが今回は昼飯をより楽しもうと運動です。

急な坂を下っていくと西側には「屏風岩」が迫ってきます。
東側には岩礁に突き出た「タケノコ岩」が見えてきます。
海岸に到着。

波打ち際から見た「屏風岩」方向。
「屏風岩」が迫力です。
海岸の正面です。海岸に降りると海が光って上から見るようなブルーには見えないとも聞きましたが鮮やかなブルーです。

波打ち際から見た「タケノコ岩」方向。
「タケノコ岩」周囲は岩礁になっていて磯遊びが楽しめるようです。

そろそろ昼食集合の時刻が近づいてきましたのでここで絶景の海岸にお別れです。 

昼食会場「食事処 鱗晃(りんこう)」前。バスツアー客とともにかなり多くの一般客が席を待っていました。
メニュー。本日は「赤ウニ(バフンウニ)」は無く「白ウニ(ムラサキウニ)」のみだそうです。バスツアーのランチにはそもそも高い「赤ウニ」は出ないでしょうから影響はありません。
「食事処 鱗晃(りんこう)」2階は団体客用になっています。最大180席の広さがありグループ毎に間隔を空けて配席されています。以前に阪急交通のツアーに参加した際には有無を言わさず相席で狭いテーブルに詰め込まれたことを考えると余裕です。やはり食事はゆったりとしたいものです。この点だけでも本日のツアーは当たりです。

食事内容の詳細はツアーのプラン表には記載がありませんが店のウェブサイトの「お品書き」を見ると「生うに丼(白・並盛)」、「浜鍋」、「自家製もずく酢」、「煮昆布」、「沢庵」の「平日限定のセット(4名以上で事前の予約必要)」(税込み3,900円)のようです。
「生ウニ丼」は白(ムラサキウニ)がたっぷり!鮮烈な甘味でとろけるような旨さでした。単品価格で税込み2,950円ですので頻繁に食べられるものではありませんが季節に一度は食べたい絶品丼です。
「浜鍋」はみそ味で固形燃料で温めて提供されます。具は大きな甘海老、帆立、きんき切り身、ムール貝、白つぶ貝、豆腐、白菜、葱等の具沢山です。具材の味が素直に出た漁師料理のような感じでした。
店頭に置かれていた店のパンフレット。ここには値段の記載はありませんがウェブサイト等で昨年と比較する「生うに丼(白・並盛)」が同2,700円⇒2,950円に、「生うに丼(白・大盛)」が同3,900円⇒4,500円に値上がりしていました。


ここでツアー価格評価です。今回のツアーは売価大人1人税込み10,000円にどうみん割で5,000円引き、さらに「ほっかいどう応援クーポン」が2,000円分付くので実質負担感は3,000円。これで生うに丼のセットでほぼ元をとっているので交通費はタダみたいなもの。大変なお得ツアーです。

【小樽】
「食事処 鱗晃(りんこう)」を13時30分に出発して15時頃に小樽着。駐車場は「かま栄工場直売店(小樽市堺町3-7)」です。次の集合時刻は16時40分ですので90分もの「小樽自由散策」の時間です。
「かま栄」のひら天などは好物なので折角の機会なので「ほっかいどう応援クーポン」を使って買物をしようと店内に入ると・・。クーポンは使えませんしそれ以上に長い長い行列!買い物は断念です。
奥の工場見学コーナーからは久しぶりに製造現場を見ることができました。

【小樽堺町通り】
「かま栄工場直売店」から北へ歩いてすぐが小樽の人気ストリート「小樽堺町通り」です。通りには「かま栄」のほか、全国的にも有名な北一硝子、ルタオ、小樽オルゴール堂などが並び、歴史的建造物を利用したお店も多く情緒あふれる街並みとして人気です。コロナ禍で一時はほとんど人出がない時期がありましたが今日は多くの人達が歩いていました。 
その一角に積丹料理で有名な「ふじ鮨小樽店」がありました。店には赤うにがありましたが何と「赤うにちらし」(10食限定)が14,200円。白うにの「生うにちらし」が5,980円ですからたぶん大きさ的には「食事処 鱗晃(りんこう)」の「生うに丼(白・大盛)」(4,500円)相当でしょう。夏になると積丹半島に「生うに丼」を求めて車を走らせる人達の気持ちが判ります。 
「小樽堺町通り」の「大正硝子館本店」。
「アマビエ」の風鈴が吊るされていました。疫病退散は皆の願いです。

【北のウォール街】
世界の金融地区ニューヨークのウォール街をなぞり「北のウォール街」と呼ばれていた小樽。「色内通り」界隈の道路の左右にはレトロな石造りの建物が並びます。写真は「旧北海道拓殖銀行小樽支店(現「ニトリ美術館」)」。
2022年2月に国の重要文化財に指定された「小樽芸術村」を構成する「旧三井銀行小樽支店」。
「日本銀行旧小樽支店(現「金融資料館」)」。
その向かいの「旧北海道銀行小樽支店(現「小樽バイン」)。「ほっかいどう応援クーポン」を使ってお茶でもしようかと寄ったのですが残念ながらカフェは定休日でした。
その代わりと言っては恐縮ですが「旧三菱銀行小樽支店(現「小樽運河ターミナル」 )へ。
目当ては「小樽新倉屋運河店」です。
『ゴールデンカムイ』にも登場したという名物の「花園だんご」です。
「醤油だんご」と「胡麻だんご」。各1本税込み150円。煎茶がサービスで付きます。

【小樽運河】
続いては「小樽運河」です。運河にかかる「中央橋」近くの「運河プラザ」。明治20年代に建てられたという「旧小樽倉庫」を利用した観光案内所。
消防犬「ぶん公」。昭和初期に消防本部で飼われていた雑種のオス犬で消防自動車が出動する時は一番先に乗り込み火事場でも活躍したとか。「ぶん公」のマスクを外した姿を初めてみました。
 
「竜宮橋」から見た「小樽運河」の北運河と仮面ライダーでショッカーの秘密基地として放送に使われた「旧北海製罐工場」。「小樽運河」は大正12年に完成した北海道の開拓を支えた港湾都市「小樽」の海運を支えた水路。昭和61年(1986年)に議論の末に一部埋め立てを行い散策路や街園が整備された現在の姿となったそうです。
「中央橋」。クルーズ船も満席です。

「小樽運河」の散策路から「浅草橋」(奥)を望みます。

「浅草橋」から見た「小樽運河」。やはり運河のある風景は良いです。

【田中酒造 亀甲蔵(きっこうぐら)】
ツアー最後の訪問地「田中酒造 亀甲蔵(きっこうぐら)」に到着です。
2階が醸造工程の見学コースになります。
「醪(もろみ)タンク」。見応えのあるコースでした。

1階の試飲コーナー(奥)。
一番人気は「純米吟醸酒《宝川》」だそうです。試飲して気に入ったので「ほっかいどう応援クーポン」を使用しました。残ったらいつもと同様に「マルヤマクラス」スーパー等で食品でも買おうかと思っていたのですが今回は嗜好品で消えました。
「田中酒造 亀甲蔵(きっこうぐら)」を店員さんに見送られて出発。高速を一路走り予定より少し早い17時45分頃に「JR札幌駅」に帰着しました。以上で本日の日帰りバスツアーが無事終了しました。

本日は美しい「積丹ブルー」を堪能しました。昨年は「神威岬」はじめ「積丹半島」の3か所の岬を高速バスで周り消化不良気味だったのですが今回は十分な時間があり絶景を楽しむことが出来ました。昼食の「生うに丼」も団体客にも手を抜かない絶品の味わいでした。この充実のバスツアーを「どうみん割」適用でお得価格で楽しむことができ大満足です。来年も同様のツアーがあれが是非利用したいものです。ありがとうございました。

「一般社団法人 積丹観光協会」
積丹郡積丹町大字美国町 積丹町観光せんたぁ
TEL 0135-44-3715
https://www.kanko-shakotan.jp/

「食事処 鱗晃(りんこう)」
積丹町大字入舸町209-9
定休日/不定休
営業時間/7:00~18:00
(季節により変動有、現在8時~16時)
℡/0135-45-6651
営業期間/4月~11月
http://www.rinkou.net/

「一般社団法人 小樽観光協会」
小樽市港町4-3
Tel:0134-33-2510 Fax:0134-23-0522
https://otaru.gr.jp/kankokyokai

「田中酒造 亀甲蔵(きっこうぐら)」
小樽市信香町2番2号
電話 0134-21-2390 FAX0134-21-2424
営業時間 AM9:05~PM5:55
定休日 無し 年中無休
(2022.8.10訪問)

最新の画像もっと見る

最近の「旅行」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事