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札幌・円山生活日記

「ダイニング&カフェ ランデブーラウンジ@ニューオータニイン札幌」

札幌市内中心部のビジネス街に位置し時計台や赤レンガ等の観光スポットやショッピング街も徒歩圏内の便利なホテル「ニューオータニイン札幌」。1階ロビーの「ダイニング&カフェ ランデブーラウンジ」では雪景色をイメージしたというスイーツの「ホワイトウィンターアフタヌーンティーセット」が登場。「ホワイトイルミネーション」 鑑賞前のお茶タイムにも良さそうです。

先月の「札幌プリンスホテル28階スカイラウンジ」での「天空のアフタヌーンティー」以来1か月そこそこでの3段トレーのアフタヌーン・ティーンを「ニューオータニイン札幌」のロビーラウンジからです。先般、「春のアフタヌーンティー」を堪能した「パティスリーモンシェール札幌円山店」で「秋のアフタヌーンティー」を実施していると聞いて予約に店を訪ねました。カウンターにはメニューも出ていたので予約をお願いすると「冬のケーキ製造の繁忙期を迎えるので暫くは受付けできない」と断られてしまいました。既に心は「三段トレーのアフタヌーンティー気分!」になっていたので「どこか代わりは無いか?」ネット検索すると・・。「ニューオータニン札幌」で「ホワイトウィンターアフタヌーンティーセット」なるものを出しているではありませんか!何となく19日から開催の「さっぽろホワイトイルミネーション」に通じる感じもして早速予約して出かけてきました。 

「ニューオータニイン札幌」の外観。後方は「創成スクエア」。「大通駅」からも「さっぽろ駅」からも近く便利な場所にあります。

ホテルエントランス前の流政之氏作《NANMOSA STOVE(なんもさストーブ)》。裏側に「明治元年12月15日蝦夷共和国 総裁榎本武揚」と記してあり作者によると明治元年12月15日に日本で初めての選挙により榎本総裁が誕生したことに由来しているとか。
 
ホテルのロビーです。季節柄クリスマスツリーが飾られています。

ロビーに入ってすぐのところに「ランデブーラウンジ」がありました。
店頭に「ホワイトウィンターアフタヌーンティーセット」の看板が掲示されていました。

ラウンジに入って目を惹いたのがこの絵画。最初は雰囲気が似ているので絵本画家・手島圭三郎氏の作品かと思ったのですがサインを見るとベルナール・ビュフェ巨匠でした。《北海道の鳥たち》と題する作品でホテルのウェブサイトによればホテル開業に合わせて描いてもらった作品で美術館以外でこれだけの大壁画の巨匠の絵を鑑賞できる数少ない場所だとか。確かに巨匠の版画ではない肉筆絵画は貴重です。

ラウンジのようす。
ラウンジ内はかなりの入りです。旅行客(老若男女)、ビジネス・パーソンの打ち合わせ・会食、シニア男性グループの定例会風、女子会等々客層も様々でした。アフタヌーンティー客専用スペースがある訳ではないようなので「優雅な雰囲気でアフタヌーティー!」を期待すると隣のテーブルで中華焼きそばを食べていたりする状況にがっかりするかも知れません。

コロナ対応はさすがで隣ともテーブル上もパテーションで仕切られていました。テーブル毎にもクマさん(北海道メロンベア)ほかが置かれ注意喚起です。


「ホワイトウィンター/アフタヌーンティーセット」のメニュー。これに7種類から選べる紅茶(ロンネフェルトティー;コーヒーに変更可)とカクテル1杯(「シュクレソーダ」(ジンジャーエールベース;ノンアルコール)or「リモンエール」(白ワインベース))がセットとなります。税サ込みで2,250円です。
 

カクテルの「シュクレソーダ」。


三段トレーと別皿の「ホウレン草を練りこんたイングリッシュマフィン/チーズソース」が登場。

先ずは「温か物は温かいうちに!」ということで別皿の「ホウレン草を練りこんたイングリッシュマフィン」にチーズソースを回しかけます。
「ホウレン草を練りこんたイングリッシュマフィン」には南瓜、人参、エリンギ、蓮根、ベーコンがトッピングされチーズソースをかけるので野菜類のチーズフォンデュのようになります。甘さだけでなく塩気の1品がありメリハリが出て良い感じです。ただマフィンのパサつき感は気になりました。


それでは3段トレーのスイーツに突撃です。


その前に紅茶を注文。上掲メニューの7種類より選択。2時間の制限時間内であれば何ポットでもお替り可です。なお「ロンネフェルト社」は1823年に設立された歴史あるティーハウスで主に4つ星・5つ星のホテルを中心に使用されている特別な紅茶ブランドだそうです。通常価格では1ポット税サ込みで900円なので2種類も飲めばほぼ元が取れる感じです。

こちらは「ウェルネス」。かなり大きめのポットです。
ティーパックのタグには抽出時間の目安が表示されています(左下)。
ポットと同時に運ばれてきた「ロンネフェルト社」製の液体オイル砂時計で計測します。総じてハーブ系の紅茶の待ち時間が長いようです。


それではいただきます。まずは上段の皿。「イチゴとミルクのジュレ」と「レアチーズケーキ」に「スティックメレンゲ」のトッピング。

中段の皿。「ナッツとチョコレートのパンナコッタ」に「シナモンクッキー」のトッピング、「ホワイトトリュフ」に「カトルカール」。

下段の皿は「ホワイトチョコレートショートケーキ」に「ホワイトチョコレートロールケーキ」と「フレッシュフルーツ(パイナップル)」。

総じてスイーツ類はサイズも甘さも控えめでした。ホテルのラウンジらしい上品な感じです。元来アフタヌーンティーは夕食(晩餐)の遅い日常の午後に小腹を満たすための軽食だったということですから満腹になろうというのは間違っているのでしょう。その点では正しいアフタヌーンティーなのかも知れません。でももう少し量があっても良かったかも・・。

貧乏症ですので「元を取るぞ!」ともう1ポット紅茶を注文。「スイート・ベリー」です。鮮やかな赤い色と酸味のきいた印象的な紅茶でした。

会計後は折角の機会ですのでホテル内を観察。こちらはロビーフロアから2階にあがる階段・踊り場の巨匠ベルナール・ビュフェ氏作「二羽の鶴」。

同上。立派な絵画です。

ラウンジ横には「佐々木ゆか展」の掲示が出されていました。ホテルでは随時北海道ゆかりの画家の展示販売会を開催しているようでした。


ロビーフロアから螺旋階段を降りたB1フロアが会場です。ここにも巨匠作品がありました。

「佐々木ゆか展」のいくつか作品を紹介。
《帰路》F4号/2020年。税込み44,000円。

《泡沫~恋~》F6号/2020年。同77,000円。

《湧(ゆう)》F15号/2018年。150,000円。

佐々木ゆか氏のプロフィール等。


次回の企画展の案内。ギャラリーめぐりの1スポットにもなりそうな場所でした。

日本を代表するホテル「ニューオータニ」の名前を冠するホテル・ラウンジのアフタヌーンティー。雰囲気も味を割と普通で気軽に三段トレーを楽しめる感じでした。とりわけ1ポット900円の「ロンネフェルトティー 」が好みの人にはお得感はたっぷりでしょう。同じくホワイントウィンターの企画ですので近くの「さっぽろホワイトイルミネーション」鑑賞の前の小腹満たしにも良いかも知れません。場所も便利です。ご馳走様でした。

「ダイニング&カフェ ランデブーラウンジ@ニューオータニイン札幌」
札幌市中央区北2条西1丁目1-1  TEL:011-222-1111
営業時間 朝食7:00a.m.~9:30a.m./喫茶9:30a.m.~9:00p.m./ランチ11:30a.m.~2:00p.m./ディナー5:00p.m.~9:00p.m.
(2021.11.18訪問)

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