人の行く裏に道あり花の山(空売り)

人気銘柄を売るのは怖い。でも、人と同じことをやっていては儲けにならない。我は売り向かう。 

プロパストは厳しい資金繰りで、虎の子のマンションを投売り

2009-01-09 19:41:25 | 株式投資
本日(1月9日)、東洋経済オンラインにプロパスト(3236)の記事が配信されています。

「プロパストは、厳しい資金繰りなど経営の不安定度が拡大- 09/01/09 13:19」

この記事では、人員削減や役員の担保株式の件のほかに、10月発表の08年6~8月期のバランスシートで、短期借入金と1年以内返済予定の長期借入金の合計が631億円になり、この金利負担は年間ベースで10億円を超えると予想しています。

一方で、現預金は55億円しかなく、販売用不動産等の財産は帳簿上は十分にありますが、これは売れないことには現金にならず、返済には回せない。昨今の不動産市場の動向を見れば、現金化は難しいか、換金できても大きな損失が出ることは間違いありません。

現に、換金を急ぐあまり、つくばエクスプレス「万博記念公園前」に建設・販売中だったマンション「ガレリアヴェール」(410戸)を東京建物不動産販売に丸投げして資金の回収を急いだようです。

1月14日には、08年6~11月期業績の発表が予定されているようですが、昨日も書いたとおり、大幅な赤字となることは間違いないと見ています。10月の決算発表時には、「ガレリアヴェール」分は黒字を見込んでいたと思いますが、今回は換金処分で赤字となっているはずです。

今日も、東海エリアでトップクラスの分譲戸建てを供給している東新住建が、民事再生手続きを申請して倒産しています。不動産業界は、厳しいですね。


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