テレビで俳優仲代達矢氏の生き様を見ながら、ふと思う。
若者の青春に対して、熟年には赤い秋(せきしゆう)と言う言葉があるらしい。赤く実が熟す円熟した時期を表しているらしいが、氏は今その完熟さを模索しているようだ。己れの身に置き換えて見ると、とても完熟にはほど遠い。だが、人にはそれぞれの熟し方があるだろうから、先生と呼ばれ持ち上げられて、気分良く、忖度無しに自由気儘に生きていられるのだから、例えその日暮らしでも、充分に幸せな赤秋と言えるかもしれない。
まぁ、欲張らず、身の丈にあった赤秋を目指しますか?…と言う思いに至った。
おそらく、このまま半熟のまま腐って行くのだろうが、せめて最後は堆肥か腐葉土くらいにはなりたいと思う。(笑)