日経平均は1989年(平成元年)12月29日にに史上最高値の38957円を付けますが
その後はバブルがはじけ2008年(平成20年)10月28日バブル後最安値6994円を付けます。
令和元年の2019年5月24日現在で21117円まで回復しています。
バブル崩壊からの20年間を失われた20年なんて言ったりしますね~
この間株で利益を得るにはタイミングをうまくするか、少数の時代にあった銘柄に投資するか中々利益を出すのが難しかったと思います。
自分が株式投資を始めたのは湾岸戦争が始まった時からなんで1991年頃からだったと思います。
株価がどんどん上がる時には興味がわいてこなかったんですが、株価が安くなったので興味がわいてきました。
最初に買ったのは確か日立でした。
バブルの頃株をしてたら悲惨な目にあってたと思います、その頃も株と言うものは何年か持ってたら上がるものだと学んだんですが
日経平均からはあがったり下がったりで20年間徐々に下がり長期間持ってても利益を出すのが難しい時期だったみたいです。
自分は買は結構いいタイミングですが売りがある程度は利益をだし売却しますが、ずっと持ってたら上がると言うすりこみがあるため全部は売らず
やすい時に買う金があまりないと言うことが繰り返されました。それでも車購入などの為ある程度は売却していたので、利回りは大したことないけど
長期的には利益が出ていたと思います。ソフト会社の株中心今でも割合は多いです。
1990年代の株価の下落をバブル崩壊なんて言い方をしますが、違う考え方をすると
日本と言うのを一つの企業とするとバブル崩壊までは新興企業で成長企業そのため成長性を買われPERが60倍位の高値を付けていました。
PERとはPrice Earnings Ratioの略で、株価が1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)の何倍まで買われているか、すなわち1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度です。現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PERの数値は、低いほうが株価は割安と判断されます。なお、1株当たり純利益は当期の予想数値を用いるのが一般的です。
PER20倍とは今の利益水準が続けば今の時価総額が20年で回収できると言うことにもなります(益回り5%)。
10倍だと10年で回収できると言うことで100÷10となり益回り10%と言うことにもなります。
当時は国債なんかも5%位の金利が有ったと思いますからどう考えても髙いですよね~
成長を続ける企業ではPERが50くらいまで買われることはそれほど珍しくもないんですが(成長企業だと利益がどんどん伸びるので10倍利益が増ればPERも5倍になるので)
日本はその頃から企業とすると成熟企業になってしまったのである。
成熟企業のPERは10~15くらいがいいとこでしょうか、そうすれば6694円もうなずけますね~そこから日本と言う企業の新しい評価基準が変わったとすると・・・
PERと言うのは収益から見た基準ですが
もう一つの株価の基準となるものにPBRと言うものがあります、こちらは資産から見た基準になります。
PBRとはPrice Book-value Ratioの略で、株価が1株当たり純資産(BPS:Book value Per Share)の何倍まで買われているか、すなわち1株当たり純資産の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度です。現在の株価が企業の資産価値(解散価値)に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PBRの数値は、低いほうが割安と判断されます。なお、PBR=1倍が株価の底値のひとつの目安(株価と資産価値が同じ)とされてきましたが、近年は長い間1倍を下回ったままの銘柄も多くなり、必ずしもPBRの1倍割れだけを底値の判断基準とすることはできなくなっています
サラリーマンの結婚相手を評価するとPERは会社の給料で(1000万円の年収の結婚相手に1億円と言う評価をすればPER10倍)
PBRはその人の預金とか不動産で判断するみたいなもんです。(5000万円の預金と5000万円の不動産を持ってる結婚相手に1億円と言う評価をすればPBR1倍)
6694円の安値を付けたときのPBRは約0・8倍位まで下がったみたいです
PBR1倍は解散価値と同じなんで通常は中々1を割らないんですが将来赤字が続けばありえる数値で現在でも銀行などの銘柄はPBR0・5位の安値が付いています。
その後日本企業は儲けをどんどん蓄えていきBPSもかなり上昇
2019年5月24日現在の日経平均21117円 PER11・86 PBR1・06 EPS1780(一株利益みたいなもの) BPS19921(一株純資産みたいなもの)
日経平均益回り8・43%(今の日経平均だと毎年8・43%の利益をあげていること、この数値は利益を全部配当にすれば配当利回りはこの数値まですることができる) 配当利回り2・26%
PER11・86倍と言うことは今の利益水準が続けば約12年で今の株価を回収するほどの利益が出ると言うことです。
今後は消費税増税・オリンピック景気終了などの株価下落要因がありますが(その他海外などの突発的なものドイツ銀行破綻とか)BPSが19921円のため今後の安値のめどは×0・8の約16000円前後
赤字が続けばまだ下がる可能性もあるが
以上のことが理解できれば株式投資も怖くないけど???ですよね~
長期的には株価は収益性と資産価値に収斂されますが目先は需給で動くので目を奪われがちになります。