たった1日で秋から冬へ

そして、12月に。

京都からすぐに戻って来ようかとも思ったのだけど、
“足並み”を揃える上で、また余計な行動をしてしまいそうだし、
帰りの切符は新神戸からのを用意してあったし。
（ディスカウントで買ったから払い戻しも出来ないし、新たに購入できる余裕もなく）

思えば、
稽古がない週は休むためにあるのではなく、美術館で茶道具の名品を見て勉強するためにあるのヨ、
と教えてくれたのは、亡くなった先生だった。

だから、京阪電車で大阪へ出て、藤田美術館、湯木美術館、そして香雪美術館を巡った。

藤田美術館では在中庵肩衝と大亀の交趾香合を見る。
前にも1度か2度、見ていたけれど、また違った感慨を持って眺める。

稽古場に写しがある。
先生、お好きだったのだろうなぁ。

湯木美術館では懐石の器を見て、「お料理がお好きだったなぁ」と思い出す。
稽古場へ通い始めた頃、懐石を作っていただいたことがあったけれど、
まだ作法に慣れていなかったので、そちらに気をとられて、味わう余裕がなかった。
今なら、料理も愛でながらいただけるようになったのに、
間に合わなかった

そして、香雪美術館。
やはり、申し訳ないくらいの美しい紅葉。

思えば、この美術館から茶道具鑑賞が始まった。
原点に戻った感じ。

新神戸まで行きながら、そのまま戻るのもフクザツな心境ではあったけれど、
これはもう仕方ない。（一応、おことわりしたし）

ルミナリエの初日だったんだけどねぇ。
（一度しか見たことない）

帰りはあっさり戻ってきちゃって、雨が降り出す前に帰宅。

さすがに疲れちゃって。

一夜明けたら、いきなり“冬”になっていてビックリ。
（そういえば、6年前も京都から戻ってきたら冬になってたなぁ）

今夜、先生に会いに行って、お別れして来ます。

※美術館の感想は後日にさせていただきます。
　コメント再開はもう少しお待ちください。

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