先週の日曜日から頑張った甲斐あって、なんとか100メッシュまでの篩が終わった。
復習と備忘録を兼ねて、振り返る。
まず、お玉20杯分(たぶん、灰5~6袋分)を65メッシュの篩にかける。
灰は4年前に教室で共同購入、50袋分を買った。
買う際に袋から全部出して、別の大きなビニール袋に入れ替えて宅配便で自宅へ。
入れ替えの際に10袋分ずつビニール袋に入れ、計5等分して段ボールに詰め得込んだ。
これを毎年1袋の半分ずつ、つまり灰5~6袋分を篩っている、という勘定。
茶道具屋さんで売られている灰1袋分って、標準の基準かあるかどうかわからないけど、
風炉の灰は18袋分とか20袋分って聞いたことがあるなぁ。
だから、全然少ないんだけど、でもたくさん放出して、結局ムダにするのももったいないから、小出しにしている。
私の場合、実際に炉に撒くわけじゃなく、あくまで湿し灰の作り方のプロセスを覚えるためなので、←ぶっちゃけ、お義理で仕方なく参加しているだけなので、
作業が少なくて済むように最低限の量しか出さないノダ。
←65メッシュを通過しなかった炉灰。
数日前、4割くらいは通過しなかったと書いたけど、次の100メッシュで篩った際、お玉14杯分とれたので、
やはり、7割は通過していたようだ。
65メッシュはお玉3杯分を一気に篩ったけど、100メッシュは1杯ずつじっくり篩う。
やはり、篩を2段階にすることで、量は少しずつでも確実に100メッシュを通過するので、効率はよい気がする。
そういえば、大学入試もセンター試験(1次)と2次試験の二段階選抜だっけ。なるほどね。
←65メッシュを通過しても、100メッシュを通過できない灰って、少し気の毒。
65メッシュを通過した灰と100メッシュを比べてみると、
見た目は「どこが違うの?」だけど、手触りは65だとザラザラ、100だとサラサラ。木綿豆腐と絹ごし豆腐くらいの違い。
最終的に、お玉14杯分の灰で落ちなかった灰はお玉2杯分くらい。12杯分の100メッシュ通過の炉灰がとれた。
6割とれたのは、まぁまぁだろう。
←100メッシュを通過できず、篩の後始末で出た炉灰。
ちなみに、100メッシュに届かなかった炉灰を集めたものを袋に入れて確かめた手触りが、
以前から通っている社中の炉灰の感触とほぼ同じなような。
まぁ、巷は65メッシュが上限だから、それで湿し灰を作るとそうなるので、当然といえば当然だが。
で、来週の教室で洗って灰汁だしをして、沈殿させて、上水を捨て、それを何回か繰り返した後、
濃い番茶(関東では焙じ茶という)をかけて練り込んで、ハンバーグ状にして干して、生乾きの状態で裏ごしして選別~
まで、到達できるかなぁ。(週間天気予報を見ると微妙~)
本当は昨日今日ぐらいが日差しが天日干しには最適なんだろうなぁ。
先日、千宗屋さんのインスタグラムに「土用丑の時期に恒例の」と題して、湿し灰作りの工程の1枚が載せられていた。
それは湿し灰作りで一番目立つ工程、番茶をかけて混ぜるところ。
長方形の盥の大きいのに灰を淹れて、番茶をかけて鋤でかき混ぜて馴染ませる~
でも、その前の段階、ゴミや炭カスを取り除く篩は下々の者がやるんだろうなぁ。
そういう下っ端がやる下準備なんて、ぜったいにやっていないだろうなぁ。
って、少し「ケッ!」って思ったワタシであった。
午後から持ち物(蓋つきのバケツ、大きいビニール袋、ゴム手袋)を買いに行かなくちゃ。
今日も猛暑。お出かけはつらい。
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