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武蔵の野辺に朽ちぬとも

~合氣道留魂録~

武芸を演じろ!!!①

2007年02月20日 02時52分04秒 | 合氣道
えんぶ 1 【演武】

(1)武芸を練習すること。
(2)武芸を演じて多くの人に見せること。
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先日、演武会がおこなわれました。

今回の私の出番は4回(内3回は受け)
I師範の突然の欠場に若干戸惑いながらもトリを演じることに
演目は「木剣捕り」要は木刀でかかってくる相手に対しこちらは徒手で対応
技の最中にするりと剣を取ってしまうというチョット非現実的な手品のような技(?)です。
師範の代役にイチローくんを指名したのは演武会の前々日のこと・・・
普段やらない武器技なだけあって不安でいっぱい

とまあそんな具合にお話は始まるわけです。


実際に見ろ!!!

2007年02月17日 23時45分34秒 | 合氣道
けんがく 0 【見学】

(名)スル
実際に見て知識を身につけること。
「工場を―する」
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本題に入る前に今日・・・
REYちゃんからもらっちゃいました!!なんか距離がまた縮まった感がありまして嬉しい!
ちょっと家庭に事情のある子なので、何かあったときに近くにいる大人でいたいな・・・と思っているので
人間の味覚というのは面白いもので例のGODIVAよりチョット美味しく感じてしまう(笑)

では本題
実は今日、見学希望者が来るというのです。
別段珍しいことではないのですが
聞くと16歳の男の子

先生らと袴を履いているとその子はやってきた

「すみません!電話した○○です!」

お!若いのに礼儀正しいし言葉使いがキレイ・・・
が・・・見た目は・・・童顔に小さい身体でちょっと似合わない背伸びした髪形・・(なんつーの?リーゼントみたいな髪型?)
でもカッコいい方だと思います

女子たちが騒ぎ出す
「ねぇねぇ!暁さん!あの人誰?何年生?」
うわ~!気になっちゃう?!気になっちゃう?!(笑)

『16歳だって』

「え~中学生に見える~」

と残念(?)がっておりました


ちょっと一人ポツンとしていたので話しかけてみることに・・・
『ねえ!スリッパ脱いで楽にしてていんだよ!』と私が言うと

「はい!すみません!!靴下も脱いだ方がよいのでしょうか?」

『いや!そこまでしなくていいから!!』

どうやら彼には説教に聞こえたらしい(笑)言葉って難しい。
でも彼の素直さや応対には好感触を得ました。

名前も聞かなかったので私の中でボットボーイズの大溝と佐田を足して2で割った感じから「バットボーイズ(仮)」と命名

稽古が始まったので先生がバットボーイズの相手をしていた

しかし・・私が予想する以上に彼には闇(?)があった。
稽古終了後先生と話をしていると当然バットボーイズ(以下BBと呼ぶ)の話に・・

実は彼・・高校を退学したという
色々話を聞いた結果次の通りだそうだ・・・

・中3、高校といぢめにあった。
・それが理由で退学をした
・強くなりたい(特に自分自身に)
・来年また高校を受験し直すらしい

先生が「強くなるなら他の武道があるじゃない?なんで合気道なんて??」

BB「いえ・・合気道は自分を強くしてくれそうなので・・・」

とのこと

なんか先生の話を聞いていると
BBの考え方や判断には何故か孤独感がある
近くに話を聞いてくれるような大人がいないような・・感じ
一人で足掻いているような感じ

なにかの縁だし入門してほしいものです。







特別な行事の前夜に祝え!!!

2007年02月11日 22時38分02秒 | 合氣道
ぜんや-さい 3 【前夜祭】

(1)特別な行事の前夜に、その行事を祝って行う催し。
(2)神葬祭の儀式の一。仏式の通夜(つや)に当たる。
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明日!年に一回の演武会です。
とうとうトリをつとめることとなり・・また相方(師範)の急なキャンセルに意気消沈しながらも最後の練習を終えました。

話は変わり(笑)
実は先日・・侍子さんからチョコをあげるからご飯でもいかがですか?
というお誘いがありました。
私・・・この方に逆らえないというか・・・
日月さんでもいれば何かしら理由をつけて・・・と思っていたのですが狙ったかのように休み・・・

稽古が終わると
「行きましょうか!!?」
と侍子さん・・・

『は・・・はい・・・』

先生に挨拶して帰ろうとすると
「あ・・暁さん、私も帰りますよ」ということで
みんなで帰路に着く・・・

駅でみんなと別れ私は侍子さんに引率されご飯に向かうことに・・・

すると
「お~い暁さん!なに?ご飯いくの??」
と先生が戻ってきた。
「今日は帰ってもご飯ないからご一緒しましょう」とのこと

侍子さんの顔が引きつる・・・コワイ

ということで天の助けが入り三人でゴハンを食べにいくことになりました。
鹿児島地鶏と釜飯のお店に行くことに・・
昼真っからビールを飲み明日の前夜祭が始まる

侍子さんのご機嫌も直ったようだ・・・よかった・・・


食事も済み路線の違う先生は別の駅へ消えていく
そこで侍子さん
「お茶でもいきませんか?」と・・・

(う・・・来たか・・・)

『は・・・はい・・』


ということでチョコレートをいただいてしまいました・・・
よく知らないけどこれって高いの?
う~んまずいぞ~非常にまずい・・・・チョコは美味しいけど・・・まずい・・・

神や仏に供えた鏡餅をおろせ!!!

2007年02月03日 23時47分40秒 | 合氣道
かがみ-びらき 4 【鏡開き】

〔「開き」は「割る」の忌み詞〕
(1)正月に神や仏に供えた鏡餅をおろし、雑煮や汁粉に入れて食べること。正月一一日に行うところが多い。近世に始まり、当時は鏡餅を男は具足に、女は鏡台に供え、一月二〇日に割って食べた。鏡割り。[季]新年。
(2)パーティーなどで、酒だるのふたを木づちで割ってあけること。汲み上げた酒で乾杯する。鏡割り。
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1年に一度、演武会が2月におこなわれます。
旧正月というのもあり一年の無事を祈り奉納するわけです。
鏡開き奉納演武会・・・略して鏡開き式とか鏡開きと呼んでおります。

今年は新人も増え(日月さん)総勢100名での演武となります
私はI、Kの両師範から指名され相手をすることに・・・
なんとトリです。
K師範には受身の取りにくい危険な投げの受けをし
I師範とは木剣での組太刀&私の出し物である木剣捕り
残念ながら出番が集中してしまうという理由からオオトリの先生の相手を今年は外されてしまいました・・・(泣)なにより楽しみにしていたのに・・・

とまあそんな予定だったわけです。

しかし!
本日I師範と会うと・・・
「暁さん!ゴメン・・・当日仕事が入っちゃって・・・参加できない」

(ええええ!組太刀楽しみだったのに~)

え?すると順番は?私の相手は?
さあ大変!剣が出来る人を探さなくちゃいけなくなりました。
もう来週なんです・・・鏡開き

今のところ第一候補は剣道もやっていたイチローくん
そういえば初段の練習のときはいつも手を合わせていたけれど
気がつけば昇段後は彼と交錯することがなくなっていたことに気づく

別に仲が悪くなったわけではないのです
袴をはくと色々と自分の事だけをやっていられなくなるのです

とにかく明日、合わせてみます
いよいよとなれば侍子さんにお願いせねば・・・


そういえば先生が
「う~ん・・・コーヘイや両津缶吉さんじゃ暁さんの相手させるには役不足だもんね・・・」と一言
袴を履いてからというもの先生からは駄目だしばかりだったので・・・
良いことではないとわかりつつもニヤリとしてしまいました。

今日は悪い子でした・・・

もう計算ちがえない!!!

2007年01月30日 23時10分55秒 | 合氣道
鏡開きでの松の相棒は受験のため出席が危うい
この日も相棒は休み
しかし予行練習はしなくては・・・ということで私が相手することに
思えばいつも投げてばかりだった。
久しぶりに技を受けることに気づく
『よっしゃ!さあ!投げてみろ!!!』とたかをくくっていた。
技を受けながらもアドバイスでもしてやるか・・と余裕な心でいた。

すぐにその高慢な気持ちは吹き飛ぶことに・・・
四方投げをくらい、受身を取りそこね頭を叩きつけられた
『グホッ』
うわ・・・重い・・・技が・・・効く・・・

決して上手とは言えないが効く・・
目一杯の力で投げているのはわかるがそれだけではない重みが伝わってくる
本当は良いことではないが、今はそれでいいと思う。
チカラではどうしようもない事にきちんとぶつかるまでこれでいいと私は思う。
と思ったのも束の間・・・

『!!!!!?』

ど~~~~~~~~ん!!!

見事に投げられた。
見事に飛ばされた。

90キロの私を宙に舞わせ畳に叩きつけたのである

計算を違えビックリしすぎた私は投げた者が松であるか振り向き確認してしまうほど
奇跡か偶然か松の投げは先生のそれに近い感覚であった。

(こいつ頑張っているんだ・・・)

思いとは裏腹に精一杯の軽口を叩き涙を堪えた・・・



コーヘイは私をこんな風に投げ飛ばすことは出来ない。
彼の合気道は昇段審査から止まっている

届かないまでも・・・
思えば近づき・・想えば進むのだ!
と教わった気がする。

本当に私の周りには、よい先生がたくさんいる。
松に感謝!
よ~し!私も止まっていられない!頑張るぞ~!!
松!・・覚悟していてね・・・(笑)




また計算ちがえろ!!!

2007年01月29日 00時38分09秒 | 合氣道
少年が少しずつ変化していく

とにかく最近の彼は投げられた
ボロボロになるぐらい
すぐに逃げる性格だった彼が
「痛い」とは言うが「嫌だ」とは決して言わなくなっていた。
ふと気づけば、事あるごとに
「おい!ちょっと頼むわ!」と松を呼ぶようになっていた

次第にそれは稽古だけではなくなっていき
幹事を任される私の脇にはよく松がいて率先して出助けしてくれるようになった。
荷物ももってくれる(笑)
↑まだ加減がわからないので過度なサービスをしてくれる。
それでも彼なりに考えてやっていることだと思う。

松はだいたい体育館まで親の車に乗ってやってくる
しかし送迎がないときには20分ほどかけて自転車でやってくる。
(別に特筆することではないけれど・・・)
まあ埼玉の道場では普通のこと
子供はたくさんいるので悪い子もいれば良い子もいる
10分前から正座で待っている小学生もいれば
30分早く来て受身の練習をする中学生の新入門生もいる
そんな志のある子供たちに対し
「子供や初心者の相手はしたくない」と言う者を私は軽蔑する
(おっと・・・また愚痴になっちゃったよ・・・)

ともあれ今年に入り「鏡開き」の練習が始まった。
子供の出し物で「ウマ跳び」というものがある。
結構盛り上がる出し物で中腰の大人を飛び越えて受身をとると言ったもの
去年までは
「俺はもういいや・・・」
とチャレンジもせずに逃げていた松であったが今年は違った・・・
一番先頭に立ち駆け出す・・・
大人3人を飛び越え受身をとる
「伊達にぶん投げられていませんよ!」と言わんばかりに張り切っていた。
その姿に彼の成長を見ることができた。しかし・・・これだけでは終わらなかった。


計算ちがえろ!!!

2007年01月28日 23時45分57秒 | 合氣道
ごさん 0 【誤算】

(名)スル
(1)あやまった計算。計算ちがい。
(2)見込みにあやまりがあること。また、その見込み。見込みちがい。
「作戦に重大な―があった」

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例のコーヘイ君は今日道場に来ることはありませんでした。
何があったかわかりませんが、何があったかぐらいの連絡は欲しいかな・・・

とまあうちの会には何人かの高校生がいます。
今日はもう一人の高校生の「松」の話を致します。
松はコーヘイと同じ年です。
しかしコーヘイが陽とするなら松は陰な感じ

どんな子かというと・・・
自分に自身がなく、すぐに卑屈になったり臆病になったり
ちょっとオタクぽくって、見た目はとても真面目な感じ
中途半端にいきがっていて、でも腰巾着タイプ
どちらかといえばいじめられやすそうかな・・・

松は私とほぼ同期で妹のナナちゃんと入門してきた・・いや入門したらしい
(私よりちょいと早く入門したのです)

妹のナナちゃんはとてもボーイッシュでしっかりしている
きっと気も強いのであろう
よく近所のスーパーに買い物に行くとサッカーボールを片手に試食コーナーめぐりをしている彼女に出会う(笑)

兄の松はというと
どちらかというと幼稚で内弁慶
センスだけでいうと合気道には向いていない・・・と先生ともよく話したこともあった。
とくに同じ年には中3で黒帯をとったコーヘイがいた。
歴が違うのはしょうがないとしても身体能力や心の発育に関しても差が見えてしまう・・・
共通点と言うと、どういう訳か2人とも私を慕ってくれる(自慢)

でも良いところもたくさんあって
・素直な子でトップ→ダウン的なことを言っても素直に「はい」と言うことを聞く。
・みんな私との稽古を嫌がるのに「投げてください」と唯一寄ってくる。
・日月さんの開催した闇稽古にも参加した。(笑)

などなど

そんな彼が少し変わり始めた・・・


つづく





もう!しかたがないことを言って嘆かない!!!!

2007年01月27日 23時26分50秒 | 合氣道
施設の柔道場に向かうと何か違和感を感じた・・・

柔道場の戸を開けると
そこには誰もいない
(あれ?)
『こん・・・ばん・・わ~』

「あ!暁さん!」

奥で先生がひとり静かに佇んでいた

『あれ?今日は○○チャンも休みですか?』

「そうそう・・・反抗期みたい・・ハハハ」

『コーヘイも休むそうです』
と成り行きを簡単に報告した

「あれ?私のとこには連絡も何も入ってなかったなぁ・・・連絡ぐらいくれればいいのにねぇ?ハハハ・・」

瞬間私の中で溜まっていたものが堰を切ったように溢れ出た

『つーか先生は甘いですよ・・・!!!!?』と切り出すはずだった

が・・・

すぅ・・・っと私の氣を飲み込むように先生が言葉を発した
「そうですか・・暁さん・・今日はどうします?稽古します?」

ハッ!と我に返る
頭に昇った血が勢いよくUターン

この寒い道場で2時間以上一人で待ち続けていた先生
来るとも来ないともわからない状況でなお待ち続けていた
往復3時間以上かけて千葉の道場までやってくる

それでも笑っておられる先生を見て急に自分が恥ずかしくなった
なんと小さなことだろう

あやうく私はコーヘイのようになってしまうところでありました
相手のことをもっとよく考えれば発してはいけない言葉があるはず
自分のことしか見えないと自分の感情や欲望にストップがかけられなくなる。

ふと先生の先生の言葉を思い出した。

《臍下の一点に心をしずめ統一する》

私にはそれが出来ていなかった・・
氣が上がっているのを先生は察知したのかもしれません。

しかし
足を投げ出し壁に寄りかかっているにもかかわらず
先生にはそれがあった・・・

心をしずめているだけで色々なものが見えてくるのだ・・・

「どうします?暁さん」

『いえ・・・もう今日は結構です。ありがとうございました』

「じゃあ帰りますか・・せっかく来ていただいて申し訳ありませんが・・・」

『はい』

『いや~僕は先生を送るためだけに来ているようなもんですから~(笑)』
氣が鎮まったせいか冗談が言えるようになっていました。


今日は数分先生と道場でお話をしただけでしたが
たいへんよい、かけがえのない稽古になりました。
これだからやめられません・・たとえ15分であろうと通いたくなります。

氣の研の修行のひとつに「ミソギ」というものがあります。
当時は雪の舞う中、極寒の鬼怒川に入り呼吸法をおこなったりしたそうです。
(現在は氣の研で作った「氣の池?」にてやるそうです。そういえばsunuさんもやるはずですよね?そのときは皆を誘って見学にいきます・・笑)
そんな激しく厳しい状況の中でも

・臍下の一点に心をしずめ統一する
・全身の力を完全に抜く
・身体の総ての部分の重みを、その最下部におく
・氣を出す

とするわけです。

コーへイの言う「危険な技」「難しい技」より、とても実戦的な技術ではないかと思うのは私だけでしょうか?

こんな風に書くと感情のないロボットのようになれ!というふうに思われてしまいそうですが・・・そうではなくて感情はちゃんと持ち続けるのです。
心の配置といいますか・・臍下の一点(おへその下の方、下丹田)に置いているだけです。感情に抑制が効くようにもなります。

ということで・・・もう愚痴りません!!!
いや・・心を鎮めて愚痴ります!!!(たぶん・・・)

先生ありがとうございました。

皆さんも愚痴を聞いていただきありがとうございました。


でもまたこのコーヘイのことは物語としてお話するかもしれません。
お楽しみに(?)












またまた!しかたがないことを言って嘆け!!!!

2007年01月27日 15時07分38秒 | 合氣道
木曜日は朝から気合を入れて仕事をこなす・・・
昼食はガツガツと5分で済ませ休憩はとらない
またコンビニなどに行く時間も勿体ないので朝、弁当を作る
上司に捕まらないよう営業の成果も持ち帰る
雑務も手早くこなし、同僚などともほとんど無駄口を叩かない
そんな感じにフルで動いても退社は19:30を過ぎてしまう
カツカツに詰めに詰め
「もう帰るのか??!」と上司にイヤミを言われつつも
15分の稽古時間を捻出している・・・

この日はコーヘイから
「今日は暁さん来ます?」とメールが届いた
『行くけど8時半頃になるよ。迎えが必要?』と返すと
「いや・・迎えは大丈夫です。ただくるのかなぁ?と思って・・・」
と夕方メールでやり取りをした。

しかし仕事も終わろうかと言うぐらいにまた連絡が入った
「やっぱ迎えに来てください」
『え?マジで?今から45分ぐらいかかるけど、それでもいいの?』
「いいです。待ってます」

私は彼の家には行った事がない
土地勘もない
ナビもついていない

急いで会社のPCで地図を出し不安を抱えながらも車に乗り込んだ

急ぎに急いで
この日は20:15ぐらいに施設の近くまでやってきた
すぐさまコーヘイに電話をいれ家まで誘導してもらおうと思ったのだが
彼の口から出た言葉は・・・

「今から行っても稽古できないから今日はもういいです」

プチン・・・・

と何かの袋の緒が切れるような音がしたが気のせいだったのだろうか・・・


しかしどちらかというともはや憤りはなく何故か悲しみのほうが増す
とにかく気持ちを切り替え稽古に向かう・・・

また!しかたがないことを言って嘆け!!!!

2007年01月26日 01時01分59秒 | 合氣道
こんな気分になったのも運悪く色んな事柄が重なったせいもあります。

まずはコーヘイ・・
基本的にこの子はまだまだ子供なので多くを求めるのが間違えなのかも知れません。
が・・・当会では2年前に黒帯を授与されております。私の先輩(兄弟子?)です。
今年18歳になります。

コーヘイは自分大好きな子でちょっとナルな子ですが
明るく、素直さもあり決して悪い子ではありません。

ただ最近ナルな部分が大きくなっているというか・・・
技にもそれが出てきはじめていて自分勝手な技になっている感じ・・・だからまったく効きません。今は演武会までの練習時間も少なくなっているので効く効かないはとりあえず置いておいて合わせることに専念いたして相手しております。
あんまり抵抗するとへそ曲げるしね・・・

そういえばこんなことも・・・
11月の祭日に千葉の施設が丸々一日空いていて
先生の好意で
「私は神奈川に行くけどみんなで稽古でもしなよ・・・」と
施設を押さえていただいたのです。
本当は先生について神奈川に行く予定だったのですが
「いいよ・・・来なくて・・・」と先生にフラれ
千葉でヤケ稽古をすることに(笑)

いろいろと声を掛けていると・・・
『そういえばコーヘイ最近来てないな・・・』と気づき連絡をすることに・・・

コーヘイは一切の連絡もなく数ヶ月休んでいた
「子供の相手や初心者の相手はしたくない」といって都内の道場で別れてから連絡が途絶えておりました


連絡をしてみると
「ちょっとお金なくて!!」とのこと・・・
訳のわからない理由に先生と困惑したが千葉での特別稽古には参加を表明

朝から参加するとの事で私たちは家まで迎えに行くことに・・・
しかし待ち合わせの時間が過ぎてから
「遅れるので先に行っていて下さい」とメールが・・・

忙しい中、先生も様子見に寄ってくれ自主練習を見てくれていると
「もうちょっと危険な技、難しい技教えてくださいよ~」
と久しぶりにあった先生に言った言葉がそれである。

先生は神奈川にいかなくてはならず千葉を去ると
コーヘイは上半身裸になり鏡に写る自分に見とれながらバク宙の練習を始める・・・
最後は携帯で動画までとっていました・・・(笑)

所詮まだ18の子供です。
これぐらい許しましょう・・・
後から思い出して恥ずかしい思いをするのは本人ですから・・

そういえばこの子は初段をとってからしばらく稽古を休んでいました。
1年ぐらいかな・・・
なんでも部活が忙しいとか・・・
しかし挫折したのか去年、母親に連れられて戻ってきました
彼は・・・
「いや、もうバスケはいいです。自分、武道家になります」とちょっとイタいことをおっしゃっておりました。(笑)
はたまた某大学の「武道学科」を目指すとか・・
まあそんな風に意気込んで稽古に復活し
「俺も暁さんみたいに道場まわるよ!」
と埼玉に1回、都内に2回来て挫折・・理由は先ほどの書いたものです。

ちょうどこの頃、日月さんが入門致しまして
彼と遭遇しております。なんでも「ラーメン仲間」としてプライベートでもお付き合いもあるそうですが・・・(笑)

なんども言いますが
彼はまだ18歳の子供ですのですべてにおいてしょうがない・・・と思い接しております。


話は昨日に戻ります。