goo blog サービス終了のお知らせ 

「何かになる」のではなく、「何かをする」。それが問題だ。

2010-11-06 17:45:53 | 自分の思想をめぐる冒険
以前、なにかのメディアで、タイトルのような文言を目にしたことがあります。


どういうことかというと、

「私たちが本当にしたいことは、『なにかになる』ことではなく、『何かをする』ことなんだ」

ということなんですね。


僕自身、最近この言葉が自分の中にすっと入るようになったんです。


というのも、

よく、小学生の時に「将来の夢は?」なんて聞かれることがありますよね。

そのときに、自分も含め小学生は、

サッカー選手になりたい

とか

お花屋さんになりたい

とか

お医者さんになりたい


という風に答えてきたと思うんですね。


でも、歳を重ねるにつれて、それが本当の夢かどうかは分からなくなると思うんです。


友達と、よく話をします。

将来のこと、恋愛のこと、大学のこと…



教師を目指す人とかは、大学のうちに教員免許を取るので、その勉強をしている友達がいます。


公務員試験を受けるために、勉強をしている友達もいます。


で、その子たちが使うのは

「先生になる」「公務員になる」

っていう言葉なんですね。


でも、本当にしたいことって、かならずしも「先生にな」ったり、「公務員にな」ったりすることではないと思うんです。


その人たちが本当にしたいことって、

先生として、教育現場で働く

ことであったり、

公務員として働く

ことだと思うんですね。(自分のことではないので、間違っていたらごめんなさい。)



そして、です。


いったい僕たちの中に、「何かをしたい」と思って生きている人はどれくらいいるんだろう、

と考えるわけです。


もしかしたら、僕たちは勝手に「何かになりたい」ということに目標を置き換えているのかもしれない、と思うわけです。


ここで、日本語の文法的な話をします。


「する」ということは、進行中、もしくは未来のことを言い表します。

一方、「なる」というのは完了形です。


日本の社会はどうでしょうか。


幼稚園から塾に通い、小学校受験、中学受験、高校受験、大学受験。

大学に入ると、就職活動。


僕たちは小学生に「なる」ために受験を「する」んですか?

中学生に「なる」ために受験を「する」んですか?

高校生に「なる」ために受験を「する」んですか?

大学生に「なる」ために受験を「する」んですか?

社会人に「なる」ために就職活動を「する」んですか?


勘違いしていない?


本当に大事なのは、何かに「なる」ために何かを「する」んじゃなくて、何かを「したい」から何かに「なる」ことじゃない?


同じ間違い繰り返していると、笑顔なんて増えない。


何か「したい」ことがあるなら、それを思いっきり追いかけようぜ。

最新の画像もっと見る