ビデオ工房AKAMEの日々是好日

ビデオ工房AKAMEのメンバーが徒然なるままに書きます。
コメント歓迎!

ハロウィン

2014-10-31 17:41:44 | 日記
今日はハロウィン♪
街はカボチャ色。
あっちにもこっちにもいるニンマリしたカボチャを見て、このイベントが日本でも定着してきたなぁと実感します。
お硬くならず、「カボチャだ!仮装だ!お菓子だ!」と楽しいことに便上してワイワイするのも心柔らかくする一つなのかもしれません。
と、遠目で見ている自分がいますが…。

しかし、この国ってほんと他国の文化をスッと取り入れ、楽しんでしまうそんな柔らかい空気があるなぁとふと思うことがあります。
よくよく調べているわけではないので、それはなんとなく。
だからといってはなんだけど、本当は色々な物の考えや意見の違い、多様なモノゴトが熟成される肥えた土壌があるような気もします。
もちろんそれは国というより、人それぞれがそうであると信じたいところです。

そんなことを考えつつ、今朝新聞を読んでいたら温かい言葉に出会いました。
日韓国際環境賞の表彰式の模様を伝えつつ、受賞した日本の湿地保全活動をしてきた団体の代表者が「日韓の心のとげを抜き、心の湿地に流れる水を取り戻す活動を続けたい」とのあいさつ。また韓国環境相の「韓中日は現在、政治的に難しい状況だが、非政治的問題によって解決していければ」という話も載っていました(毎日新聞朝刊2014年10月31日)

知らないから、分からないから、悪いように考えるのではなく、もっと近づいて、もっと知って、もっと分かろうとして、違いを尊重し、お互いがお互いを受け入れられるような関係性を少しでも、作り続けていくようにしたいものです。
他国の文化を自国の中にスルッと受け入れるこの国の日々に接しながらそんなことを思いました。
さて、今日もあと数時間。
カボチャの日?を取り入れ、少しでも楽しんでみようかしら。
それでは、また。
 鯉


ハロウィン?

私たちは風の中に立つ

2014-10-23 16:45:45 | 日記
いま、韓国の作品で『わたしたちは風の中に立つ』(2006年/105分)を理由(ワケ)あって観ています。
韓国の東一(トンイル)紡織という会社の女性たちが史上初の女性支部長を選出し、職場を変える、という闘いを描いています。



いまちょうど1時間を超えたのだですが…
この映像ずっとインタビューと写真とナレーションなのです。
最初はこれがいつまで続くのだろうかと思っていたのですが、30分を過ぎたあたりからこれは…と。
インタビューと写真、そしてナレーションだけなのに(これでも十分ですが)当時の闘いやそれぞれの女性たちが体験したことが、今まさに起こっているような感じで迫ってくるのです。
もちろん、30年以上が過ぎた2005年(撮影時)でも復職闘争を続けているということも影響しているのかもしれません。
ただ、大きな動きのある映像や派手なカメラワークでないのにどうしたものか…。
映像を観ているのに、なんだか自分の世界で本を読んでいるように五感を揺り動かす画が勝ってに頭を駆け巡ります。
私にとっては不思議な感覚です。

きっとそれは、女性たちの言葉に込められた想いの強さ。それを伝えたいという制作者の想い。
またインタビューの撮影や全体的な構成等がとても上手なのだと。
国は違えど、今も昔も権力を持った人間、弱さを握られた人間が取る行動はあまり変わらないものだとため息も。
だけど、彼女たちの命がけの闘いに何度も涙します。
一人の力は小さいだろうけど、互いに励ましあいながら、権力に立ち向かう女性たちの闘いが胸に迫ってきます。
諦めずに立ち上がり、声をあげていかないと。

最近、いい作品の掘り起こしをやっている気分です。
掘り起こし?
いえ、世間的には埋もれているかもしれませんが、堂々とアカメで販売しています。
ぜひ一度ご覧下さいませ→ビデオリスト(仕事)
アカメのとってもいい作品、またお伝えしますね。

 鯉

セクシュアル・マイノリティ

2014-10-20 17:04:25 | 日記
最近、新しい作品づくりの構想をしています。
が、なかなか良い案に行き着きません。
構想をする中でひとつやっているのが、アカメにある作品をみること。
先日、久しぶりに見たのが『セクシュアル・マイノリティ理解のために』です。
当事者の方々が様々な視点でその課題を説明してくれています。
とっても分かりやすくできています。
教育者の方、研究者の方、当事者の子を持つ親御さん、多くの方々に見てほしいです。
新しい作品づくりに直接は繋がらないのですが、アカメにある作品がいいね!ということを改めて実感する機会になりました。
もっと自信を持って、それぞれの作品の特色を掴みながら販売できればと思っています。


セクシュアル・マイノリティ関係でもう一作品。
最近観た作品で良いのがありました。
箪笥の中の女』(I'm here)2012年のマカオの作品です。
今年6月に大阪で開催されたマカオ映画祭で上映された1つです。
マカオのレズビアンたちの成長物語。
映像が美しく、若いレズビアンの子たちが赤裸々に話す様子が暗く深刻なものだけでなく、どこか明るい。
その上、お母さんたちも出てきて(顔を出して!)子どもたちと話す場面もあります。
もちろん、やっぱり大変なこともある。しんどいと思うこともある。レズビアンで生きていくということは。
だけどそれ以上に頼もしく、そして生き生きしている姿を見るとこちらの側が元気をもらえます。
どうしてそんなにイキイキできるの?
作品を見るとそんな理由も分かっていきます。

大きな存在に負けちゃいられない。
よし、生きて行くぞって。
セクシュアル・マイノリティの人にも、何か生きづらさを感じる人にも力を与えてくれます。
この作品を販売できないかな…なんて。
あらら、作品づくりの構想から新しい販売への構想にいってしまいそう。

セクシュアル・マイノリティ関係のDVDはアカメでも色々取り揃えています。
こちらのサイトでまとめてご覧いただけるので、どうぞ。
ビデオリスト(セクシュアリティ)
 鯉

あビルーム『小西綾 見て 考えて 生きてきた』

2014-10-15 15:23:44 | お知らせ

小西綾さんは明治生まれ(1907~2003)
今回は女性解放のために活躍した小西綾さんの物語です。
インタビュー中心ですが、話がめっちゃおもしろい!
いきなり「よかったのはお父さんが早く亡くなった事!」
そんなこと堂々と言える人いますか?

そういえば、父が亡くなった時、
母が「私ちっとも悲しくないわ」と言って姉を驚かせました。
姉はあわてて「人前でそんなこと言わない方がいい」とたしなめていましたが、
母の本音を知り、もっと早く好きな事ができるようになっていたら
よかったでしょうに・・・と慰めておりました。
その時すでに80才の母は足が悪くて自由に出かけられなくなっていたのです。

自由に暮らしてるように見える人でも
多くの女性は夫に気を遣って暮らしている。

姉は夫を癌で亡くし、しばらくは思い出しては泣いていましたが、
今は、「こんなに気楽に暮らせるのは夫が早く逝ってくれたおかげ」
と言っています。

小西さんのことばは女性たちに元気と勇気を与えてくれることでしょう!!
久しぶりに映像を見て「やっぱり小西さんはすごい」と
思われてくれた作品でした。

あビルーム71回/10月26日(日)17;00~
『小西綾 見て 考えて 生きてきた』55分/1991年製作
ところ;ビデオ工房AKAME
詳細はこちら
(NE)

ビデオリスト増補版、発送完了

2014-10-10 16:24:17 | 日記

本日、ビデオリスト増補版の発送が完了しました。
全国の女性センターや大学、書店さん、また個人の方々約600カ所の送付です。
今年度、新しく販売することになった7作品のチラシが同封されています。

今年の特筆すべきことは(ということもありませんが…)これまでは茶封筒に入れていたものを透明の袋に入れたので、開かずとも中身が見えるようになっています!
まっ、そんな驚くようなことでもないのですが。
けれども、封筒を開かずに捨てられてしまうよりは、中身から「こんにちは!」とアカメを少しでも主張できればと思っています。
いや~まだまだビデオ工房AKAMEの名前が小さな日本の社会に知られていないのが現状です。

これを機会に配達員の人にも名前が知れ渡るだけでもありがたいことです。

お手元に届いた際には是非とも中身までご覧いただければ幸いです。

 鯉