赤い戦士の六段なんてもうどうでもいい!

外食大好き☆剣道のちポルシェ、ときどき大家さん、ところによりバンドマン

20030122思い出の缶

2003-01-22 23:31:00 | 心にもない琴
思い出の缶を持って故郷へ
二人の間に再び思い出を挟み
僕は一人で微笑みを浮かべて
君は一人で驚きを沸かせて
新しい思い出を創るため
ハンドルを握る僕は不安を潜め
うつむく君は戸惑いを隠せず
自分に嘘をつけない君は素直すぎて
自分に嘘をつけない僕は正直で
独りの空気を感じながら距離を憎み
僕を傷つけないように君は
君を傷つけないように僕は
昔のように時を刻む
僕の気持ちを想って君は
ハンドルを握って苦笑い
僕の気持ちはわかってるはずさ
自分の気持ちを確かめる君
君の気持ちを確かめる僕
自分の気持ちを伝える僕
僕の気持ちを受け止める君
受け入れるには若すぎた
受け止めるには短すぎた
振り向かず行ってしまう君を
笑顔で見送る事が出来ず
ハンドルを握る僕は悲しみを潜め
涙を堪えて思い出を探す
思い出の缶は潰れてしまって
悲しみに姿を変え
僕は見つめることしか出来ず
車に揺られて思い出は吹き出した
悲しみの涙も溢れ出してきて
ハンドルを握る僕は君を想い
君のそばで眠りにつく
今を抱き締められず
過去を抱き締めて
未来を抱き締めたくて
思い出は置いて行くよ
僕には必要ないから
思い出は捨ててしまってよ
君にも必要ないだろう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする