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*イケメン王宮 バレンタイン×スキャンダル アラン攻略 最終話 スウィートエンド*

2013-02-14 10:24:18 | イケメン王宮☆バレンタイン×スキャンダル
こんにちは

イケメン王宮のバレンタインイベント、アランのスウィートエンドです



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アランに渡すためのチョコを用意し、私は中庭を訪れていた。

(今日中に、アランに渡せればいいんだけど・・・・・・)

考えながら空を見上げていると、不意に声をかけられる。

???「カレンちゃん」

振り返ると、そこにはロベールさんの姿があった。

ロベール「お城に、また噂が流れてるみたいだね」

「えっ」

(また・・・・・・!?)

思わず息を呑むと、ロベールさんがくすっと笑みを浮かべる。

ロベール「今度はロマンスではないみたいだけど」

「え?」

詳しく尋ねると、

騎士団長が遠征で功績を残したという噂だった。

(それって、もしかして・・・・・・)

はっとして顔を上げると、ロベールさんが目を細める。

ロベール「これでもう、誰も一介の騎士の噂なんてしなくなるだろうね」

私ははっと息を呑み、レオの言葉を思い出した。


レオ「スキャンダルに足る男になる作戦みたいだよ。アランらしいね」


(アラン・・・・・・)

私は笑みを浮かべ、ロベールさんに頷いてみせた。


そして、その夜・・・―。

私はアランを待っている間に、机に突っ伏して眠ってしまった。

夢うつつの中で、誰かの優しい声が響いてくる。

???「カレン・・・・・・」

(この声って・・・・・・)

机に伏して眠っていた私は、ゆっくりと身体を起こす。

見上げるとそこには、アランの姿があった。

アラン「お前、寝るならちゃんと寝ろよ」

呆れたように言うアランを見上げ、私は口を開く。

(アランを待っている間に、眠ってしまったんだ)

「ごめんなさい。でも・・・・・・」

アラン「・・・・・・・・・・・・」

私を見おろし、アランが悪戯っぽい笑みを浮かべて聞いた。

アラン「なに」

私は静かに立ち上がり、正面を向いて告げる。

「お帰りなさい、アラン」

するとアランがふっと目を細め、私の身体を抱き寄せた。

アラン「・・・・・・ただいま」

アランの胸の中で、私はぎゅっとその腕を掴んだ。

「・・・・・・っ」

(アランの、香りだ・・・・・・)

やがてアランの手が私の腰元まで降り、わずかに身体が離れた。

そっと見上げると、アランが顔を寄せる。

私も自然に、目を閉じていた。

「ん・・・・・・」

重なった唇からは熱い吐息がこぼれ、

私の開いた唇を、アランが軽く舐めあげる。

唇を離すと、アランがぽつりと呟いた。

アラン「・・・・・・お前、なんかいい匂いする」

「え・・・・・・?」

顔を寄せ、アランがくんくんと匂いを嗅ぐ。

その仕草に顔を赤く染めると、私はふと思い出した。

「あ。チョコかな・・・・・・」

(用意した時に、香りが移ったのかな・・・・・・?)

私はテーブルの上に置いたままだったチョコを取り、アランに差しだす。

「はい、アラン」

アラン「・・・・・・・・・・・・」

黙ったまま受け取ったアランが早速包みを開け、中のチョコを口に含んだ。

アラン「ん。美味いよ」

アランが笑みを浮かべて呟く。

(良かった・・・・・・)

アランの姿を見上げ、私はほっと胸をなで下ろした。

「本当にチョコが好きなんだね」

アラン「・・・・・・なんで、そう思うんだよ」

指先についたチョコを舐め、アランが私を見おろす。

「だって」

(本当に美味しそうに、食べてるから・・・・・・)

アラン「・・・・・・・・・・・・」

思っていると、アランが腕を伸ばして私の肩に触れた。

「アラン?」

両腕を肩に乗せ、アランが私の顔を覗きこむ。

アラン「もっと好きなもん、あるんだけど」

「え・・・・・・?」

アランが私の顔を覗きこみ、悪戯っぽい笑みを浮かべている。

じっと見上げると、アランが不意に唇を重ねた。

「・・・・・・んっ」

音をたてる甘いキスに、私は目を瞬かせる。

(アラン・・・・・・?)

唇がゆっくりと離れると、アランが間近から私の目を見た。

アラン「・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

(もしかして、アランの好きなものって・・・・・・)

私がかあっと顔を赤くすると、満足したようにアランが笑う。

アラン「なんだと思う?当ててみろよ」

「そ、それは・・・・・・」

(当たっていても、外れていても恥ずかしい)

黙ったままでいるとアランが額を合わせ、

もう一度、ついばむようなキスをした。

「・・・・・・っ」

アラン「早くしろよ」

アランに急かされ、私は微かに震える唇を開く。

「・・・・・・・・・・・・」

「あの・・・・・・キス、とか?」

アラン「・・・・・・・・・・・・」

掠れた私の声に、アランがふっと笑みを浮かべた。

アラン「ふうん。そう思うのかよ」

「・・・・・・!」

アランの言葉に、私は耳までもを熱く火照らせた。

(ち、違ったのかな・・・・・・)

恥ずかしさに顔をうつむかせると、アランの手が私の顎を取る。

そして軽く上向かせると、唇を重ねた。

「んっ・・・・・・っ・・・」


アランの舌が唇を割り、私は思わず声を上げる。

するとアランが音をたてて舌を離し、私を見おろしささやいた。

アラン「正解だけど」

そうして腰元を抱えあげると、私の身体をベッドまで運んでいく。

「あ・・・・・・」


ベッドに降ろされ見上げると、アランが片膝をついた。

アラン「お前はどうなんだって・・・・・・聞くまでもないか」

アランが軽く首を傾げ、くすっと喉をならすように笑う。

アラン「好きだよな」

「・・・・・・え?」

アランが私の頬に手を添え、告げた。

アラン「こんな顔してるし」

「・・・・・・っ・・・」

アランはにやりと笑みを浮かべると、もう一度唇を重ねる。

そうしてキスを繰り返しながら、私の肩を押した。

「ん・・・っ・・・・・・」

アランの指先が、ドレスの上から身体をたどる。

その触れるか触れないかの仕草に、身体が震えた。


アラン「・・・・・・次噂になったら、今度こそおおっぴらに見せつけてやるよ」

アラン「お前は、俺のものだってな」

「・・・・・・え」

(それって・・・・・・)

アランが耳元で、低くささやく。

アラン「いいだろ?」

耳をくすぐるアランの吐息に、私は微かに頷いて答えるしかなかった・・・。





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以上です

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