こんにちは
イケメン王宮を今日も攻略中です!
それではバレンタインイベント、アラン編第三話です
今回は画像なしです(><)
---------------------
後ろからそっと手を取られ、私は驚くまま振り返る。
するとそこには、レオの姿があった。
手が離れると、私は口を開く。
「・・・・・・レオ?」
(アランかと、思った・・・・・・)
レオ「・・・・・・もしかして、その顔。俺のことアランだと思った?」
「・・・・・・っ」
図星をつかれ顔を赤く染めると、レオがくすっと笑みをこぼした。
レオ「わかりやすいな、カレンちゃんは」
冷たい風が吹き抜け火照った頬を冷ますと、私はようやく顔を上げる。
「あの・・・・・・どうかしたの?」
レオ「アランが、近くまで帰ってきてるらしいんだよね」
レオの言葉に、鼓動がとくんと鳴った。
レオ「こっそり、逢いにいこうか」
「それは・・・・・・」
(もちろん、逢いにいきたい。でも・・・・・・)
不安に手を握り締めると、レオが私の顔を覗きこむ。
レオ「大丈夫。ジルも知ってるから」
「え?」
驚き視線を上げると、レオがふっと目を細めた。
レオ「頑張ってる君への、ご褒美だよ」
そして歩きだしたレオが、慌てて後を追う私に告げる。
レオ「でも、くれぐれも他の人には見つからないようにね」
そして、すっかり日も暮れた頃・・・―。
アランは騎士たちの一団から離れ、一人稽古をしていた。
アラン「・・・・・・・・・・・・」
長くため息をつくと、アランがふっと呟く。
アラン「もう限界かもな」
そして何かを振り切るような一太刀を振り下ろした時、
茂みから微かな物音が響いてきた。
茂みを振り返ったアランが、剣を握り直すと・・・。
「アラン・・・・・・!」
茂みから飛び出し、私はアランの名前を呼んだ。
アラン「・・・・・・っ」
驚いたアランが軽く目を見開き、剣をしまう。
アラン「何してんだ、お前?」
アラン「どうやって、ここに・・・・・・」
目を丸くするアランの前に歩み寄ると、私は手を伸ばした。
思わず、アランの腰元にぎゅっと抱きついてしまう。
アラン「・・・・・・・・・・・・」
アランもそっと、私の身体を抱きしめ返してくれた。
(アラン・・・・・・)
大きく息を吸いこみ、私はささやくように言う。
「レオが、連れてきてくれたの」
アラン「あいつが・・・・・・」
アランが呟き、腕に力を込めていった。
そして、私の耳元で呟く。
アラン「借りが出来たって、ことか」
アランの呟きを聞き、私は手の力を緩めてその顔を覗きこんだ。
(もしかして・・・・・・)
「・・・・・・迷惑だった?」
おそるおそる尋ねると、アランが私を見おろし目を細める。
アラン「いつ、そんなこと言ったんだよ」
そしてぎゅっと痛いほどに私の身体を抱きしめると、
耳に唇を触れたまま、ささやいた。
アラン「・・・・・・逢いたかったよ」
そして顔を傾け、頬にキスをする。
「・・・・・・っ」
(アラン・・・・・・私も逢いたかった)
(ずっと・・・・・・)
顔を離すと、今度は唇が重なった。
温かく柔らかな感触に、背中に置いた指先がぴくりと跳ねる。
「ん・・・・・・」
久しぶりに触れるアランの吐息に目を閉じると、
森の奥から騎士たちの声が聞こえてきた。
(人の気配がする・・・・・・)
アラン「・・・・・・・・・・・・」
身体を離すと、アランが私の腕を引く。
アラン「こっち」
そうして手を引かれるまま茂みに隠れると、
アランが後ろから私の身体を包むように抱きしめた。
耳の後ろに吐息がかかり、私は必死で名前を呼ぶ。
「ア、アラ・・・・・・」
(人が、すぐそこにいるかもしれないのに・・・・・・)
ぎゅっと目を閉じると、アランの指先が私の襟まきの中に入り込んだ。
アラン「・・・・・・お前のここ、あったけーな」
耳元で響くからかうような声音に、私は息をつく。
「っ・・・やだ・・・・・・」
身をよじり、私は薄く目を開いたまま振り返った。
するとそのまま、唇が重なる。
「ん・・・・・・」
振り返る体勢のままアランのキスを受け止め、私は息を乱していった。
アランの唇が、何度もついばむように私を求めていく。
「・・・・・・っ・・・ん」
やがて人の気配がなくなると、アランが私の顔を覗き込んで言った。
アラン「もうすぐ帰るから、待ってろよ」
滲んだ私の涙をぬぐうと、アランが立ち上がる。
手を差し伸べながら、照れたように口を開いた。
アラン「あんまちょろちょろ、出かけんなよ。心配だから」
「・・・・・・うん」
私は頷き、アランの手を取る。
そして立ち上がると、アランを真っ直ぐに見上げた。
「待ってるよ、アラン」
そしてアランと別れた、その帰り道・・・―。
私を馬に乗せ帰り道を進むレオが、ふっと笑みをこぼした。
レオ「騎士たちにちょっと話を聞いてきたんだけどさ、」
レオ「アランも、頑張ってるみたいだよ」
「え・・・・・・」
馬の上で軽く振り返ると、レオが言う。
レオ「スキャンダルに足る男になる作戦みたいだよ。アランらしいね」
「・・・・・・?」
(どういうことだろう・・・・・・)
尋ねようとすると、レオが面白そうに目を細めた。
レオ「カレンちゃんも、そのうちわかるよ」
そして迎えた、バレンタインデー当日の朝・・・―。
私は部屋で、窓の外を眺めていた。
(今日は、アランが帰って来る日・・・・・・そして)
アラン「ああ。チョコの日な」
アラン「用意しとけよ?」
「チョコの日か・・・・・・」
ふっと口元をほころばせ、私はカーテンに触れる。
真っ青な空を見上げ、私は息をついた。
(今日は、好きな人に素直な想いを伝える日なんだよね)
(せっかくだからチョコを用意して、待っていたいな・・・・・・)
--------------
ここでプレミアエンドかスイートエンドかの分岐です
やっぱりプレミアが見たいので、まずはプレミアにしました!
続きは次回
無課金派の私も利用しているガチャがいっぱい回せたり、
アフターストーリーが買える裏ワザ!
↓↓↓
イケメン王宮★裏ワザ①
イケメン王宮★裏ワザ②
イケメン王宮★裏ワザ③
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「・・・・・・レオ?」
(アランかと、思った・・・・・・)
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「・・・・・・っ」
図星をつかれ顔を赤く染めると、レオがくすっと笑みをこぼした。
レオ「わかりやすいな、カレンちゃんは」
冷たい風が吹き抜け火照った頬を冷ますと、私はようやく顔を上げる。
「あの・・・・・・どうかしたの?」
レオ「アランが、近くまで帰ってきてるらしいんだよね」
レオの言葉に、鼓動がとくんと鳴った。
レオ「こっそり、逢いにいこうか」
「それは・・・・・・」
(もちろん、逢いにいきたい。でも・・・・・・)
不安に手を握り締めると、レオが私の顔を覗きこむ。
レオ「大丈夫。ジルも知ってるから」
「え?」
驚き視線を上げると、レオがふっと目を細めた。
レオ「頑張ってる君への、ご褒美だよ」
そして歩きだしたレオが、慌てて後を追う私に告げる。
レオ「でも、くれぐれも他の人には見つからないようにね」
そして、すっかり日も暮れた頃・・・―。
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長くため息をつくと、アランがふっと呟く。
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そして何かを振り切るような一太刀を振り下ろした時、
茂みから微かな物音が響いてきた。
茂みを振り返ったアランが、剣を握り直すと・・・。
「アラン・・・・・・!」
茂みから飛び出し、私はアランの名前を呼んだ。
アラン「・・・・・・っ」
驚いたアランが軽く目を見開き、剣をしまう。
アラン「何してんだ、お前?」
アラン「どうやって、ここに・・・・・・」
目を丸くするアランの前に歩み寄ると、私は手を伸ばした。
思わず、アランの腰元にぎゅっと抱きついてしまう。
アラン「・・・・・・・・・・・・」
アランもそっと、私の身体を抱きしめ返してくれた。
(アラン・・・・・・)
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アラン「あいつが・・・・・・」
アランが呟き、腕に力を込めていった。
そして、私の耳元で呟く。
アラン「借りが出来たって、ことか」
アランの呟きを聞き、私は手の力を緩めてその顔を覗きこんだ。
(もしかして・・・・・・)
「・・・・・・迷惑だった?」
おそるおそる尋ねると、アランが私を見おろし目を細める。
アラン「いつ、そんなこと言ったんだよ」
そしてぎゅっと痛いほどに私の身体を抱きしめると、
耳に唇を触れたまま、ささやいた。
アラン「・・・・・・逢いたかったよ」
そして顔を傾け、頬にキスをする。
「・・・・・・っ」
(アラン・・・・・・私も逢いたかった)
(ずっと・・・・・・)
顔を離すと、今度は唇が重なった。
温かく柔らかな感触に、背中に置いた指先がぴくりと跳ねる。
「ん・・・・・・」
久しぶりに触れるアランの吐息に目を閉じると、
森の奥から騎士たちの声が聞こえてきた。
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アラン「・・・・・・・・・・・・」
身体を離すと、アランが私の腕を引く。
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そうして手を引かれるまま茂みに隠れると、
アランが後ろから私の身体を包むように抱きしめた。
耳の後ろに吐息がかかり、私は必死で名前を呼ぶ。
「ア、アラ・・・・・・」
(人が、すぐそこにいるかもしれないのに・・・・・・)
ぎゅっと目を閉じると、アランの指先が私の襟まきの中に入り込んだ。
アラン「・・・・・・お前のここ、あったけーな」
耳元で響くからかうような声音に、私は息をつく。
「っ・・・やだ・・・・・・」
身をよじり、私は薄く目を開いたまま振り返った。
するとそのまま、唇が重なる。
「ん・・・・・・」
振り返る体勢のままアランのキスを受け止め、私は息を乱していった。
アランの唇が、何度もついばむように私を求めていく。
「・・・・・・っ・・・ん」
やがて人の気配がなくなると、アランが私の顔を覗き込んで言った。
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手を差し伸べながら、照れたように口を開いた。
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「・・・・・・うん」
私は頷き、アランの手を取る。
そして立ち上がると、アランを真っ直ぐに見上げた。
「待ってるよ、アラン」
そしてアランと別れた、その帰り道・・・―。
私を馬に乗せ帰り道を進むレオが、ふっと笑みをこぼした。
レオ「騎士たちにちょっと話を聞いてきたんだけどさ、」
レオ「アランも、頑張ってるみたいだよ」
「え・・・・・・」
馬の上で軽く振り返ると、レオが言う。
レオ「スキャンダルに足る男になる作戦みたいだよ。アランらしいね」
「・・・・・・?」
(どういうことだろう・・・・・・)
尋ねようとすると、レオが面白そうに目を細めた。
レオ「カレンちゃんも、そのうちわかるよ」
そして迎えた、バレンタインデー当日の朝・・・―。
私は部屋で、窓の外を眺めていた。
(今日は、アランが帰って来る日・・・・・・そして)
アラン「ああ。チョコの日な」
アラン「用意しとけよ?」
「チョコの日か・・・・・・」
ふっと口元をほころばせ、私はカーテンに触れる。
真っ青な空を見上げ、私は息をついた。
(今日は、好きな人に素直な想いを伝える日なんだよね)
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