イケメン王宮、「双子とBirthday Party」
レオ編 プレミアエンドです
以下ネタバレ
--------------------
手を引かれるまま、私は城の廊下へとやってきた。
(あっ……)
ふとあることを思い出し、ぴたりと足を止める。
(今日中に、プレゼントのケーキを渡さなくちゃ)
「あの…レオ」
レオ「ん?」
「用事があるから、一度部屋に戻ってもいい?」
レオ「分かった。じゃあ、途中まで送るよ」
「ありがとう」
部屋へ戻り、私は急いで昨夜用意したケーキを取り出した。
赤いリボンのかけられた箱を手に、もう一度思いを込める。
(レオへの感謝の気持ちを込めて…)
(喜んでもらえるといいな)
するとその時――レオが部屋の中に入り、
手まねきするのが見えた。
(あれ…どうしたんだろう?)
プレゼントをチェストに置いてそっと近づくと…、
「わっ……」
腕を引き、身体ごと抱きとめられてしまった。
レオ「しー、少し静かにしてて」
後ろから抱き締められるような姿勢で、私たちは息を潜めた。
ドキドキと高鳴る鼓動が伝わってしまいそうな距離に、
私は身体中が熱くなるのを感じる。
「………」
すると扉の向こう側で、足音が通り過ぎる音が聞こえた。
レオ「ごめんね、カレンちゃん」
レオ「誰か来ちゃって、外で待てなかった」
レオはそう言って私の頭をぽんぽんっと撫でる。
(それにしても……)
「わざわざ私を呼ばなくてもよかったんじゃ…」
素朴な疑問を口にすると、レオは眉を寄せて言葉を返す。
レオ「ばれたか」
「え?」
レオ「待てなくて、誰かだ来てちょうどいいと思ったんだ」
レオはそう言って抱き寄せる腕に力を込める。
レオ「カレンちゃんにこうする口実」
レオ「もう用事は済んだ?」
耳元に唇を寄せそっと囁くように聞いた。
その言葉でチェストに置かれているプレゼントを思い出す。
「まだちょっと……」
(あ……!)
ちょうどその時、良い考えが思いついた。
「レオ、ちょっと目閉じててくれる?」
レオ「目?」
「うん」
レオは少し不思議そうな顔をするも、
頬を緩め、コクリと頷いた。
レオ「分かった」
目を閉じてもらったまま、
私たちはレオの部屋へとやってきた。
レオ「………」
レオをソファに座らせ、私はチェストの上にケーキを準備する。
「レオ、いいよ」
するとレオがゆっくりと目を開いて……。
レオ「………」
「お誕生日おめでとう、レオ」
レオ「驚いたな」
レオ「これを作ってたの?」
「うん、レオがキッチンに来たときばれてしまいそうで困ったけど」
私は苦笑しながら昨日の行動を説明する。
レオ「ありがとう」
するとレオは、嬉しそうに私の頬にキスを返した。
レオ「消していいの?」
「うん」
レオはお祝いのロウソクを一気に吹き消す。
部屋が僅かに暗くなると同時に、ポツリと呟いた。
レオ「やばいな」
「え?」
レオ「すごく嬉しい」
レオはそう言ってうっすら頬を染める。
(レオでも、赤くなることあるんだ)
「可愛い…」
思わずくすっと微笑むと、レオがふっと口角を上げた。
レオ「だったら、可愛いかどうか試してみる?」
「ちょっ…レオ……」
レオは私の身体をひょいと片膝に乗せ、横抱きにして視線を合わせる。
思わず胸板に手をつくと、近づいた耳元にそっと息がかかった。
レオ「食べさせて、カレンちゃん」
「えっ……」
突然のお願いに驚き目を瞬かせるも、
私は言われたとおりフォークでケーキを一口すくい、レオの口へと運ぶ。
レオ「こうして食べると、もっとおいしいね」
するとレオは、私の指先についたクリームをぺろりと舐めた。
「…レオっ……!」
指先から伝わる甘い感覚に私はびくっと肩を震わせる。
レオ「せっかくのケーキがもったいないから」
レオはそう言って意味あり気に微笑むと、
もう一度私の指先に口づけた。
レオ「甘くておいしい」
「…んっ……」
刺激に思わず小さく声を漏らすと、
レオはさらに悪戯な微笑みを深め…、
レオ「でも、こっちのほうがもっと甘そう」
レオは右手で引きよせるように、私の顎をすくい上げ、そっと唇を重ねた。
「んっ……」
重なる唇の隙間から、レオの熱い舌がねじ込まれる。
頭を甘い刺激に翻弄されながら、私は口づけに応えていった。
レオ「カレンちゃん…」
身体を離すと、
レオはそのままソファーへと私の身体を押し倒した。
その体勢のままシャツのボタンを外していく。
「レオ……」
目の前に広がる素肌に私は胸の奥がさらに熱くなるのを感じた。
恥ずかしさが込み上げ思わず俯きがちに目を背けると、
レオ「だーめ、ちゃんとこっち見て」
レオ「そんな顔しても、もう止められないよ」
レオは私の身体を組み敷くと、見下ろすようにして言った。
そうして、耳元に唇を寄せ、
レオ「カレンちゃんのおかげで、素敵な誕生日になったよ」
レオ「ありがとう。俺の可愛いプリンセス」
優しく痺れるようなキスが唇に触れた。
(レオが喜んでくれると、心から嬉しく思ってしまう)
(私って、本当にレオのことが……)
私は愛おしい思いを返すように、レオの首へと手を回す。
「好きだよ、レオ」
------------------
おわり
セリフで終わるのって珍しいですよね
無課金派の私も利用しているアバターが買えたり、
ガチャが回せたり、誕生日限定の特別ストーリーが買える裏ワザ!
↓↓↓
イケメン王宮★裏ワザ1
イケメン王宮★裏ワザ2
イケメン王宮★裏ワザ3
レオ編 プレミアエンドです
以下ネタバレ
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手を引かれるまま、私は城の廊下へとやってきた。
(あっ……)
ふとあることを思い出し、ぴたりと足を止める。
(今日中に、プレゼントのケーキを渡さなくちゃ)
「あの…レオ」
レオ「ん?」
「用事があるから、一度部屋に戻ってもいい?」
レオ「分かった。じゃあ、途中まで送るよ」
「ありがとう」
部屋へ戻り、私は急いで昨夜用意したケーキを取り出した。
赤いリボンのかけられた箱を手に、もう一度思いを込める。
(レオへの感謝の気持ちを込めて…)
(喜んでもらえるといいな)
するとその時――レオが部屋の中に入り、
手まねきするのが見えた。
(あれ…どうしたんだろう?)
プレゼントをチェストに置いてそっと近づくと…、
「わっ……」
腕を引き、身体ごと抱きとめられてしまった。
レオ「しー、少し静かにしてて」
後ろから抱き締められるような姿勢で、私たちは息を潜めた。
ドキドキと高鳴る鼓動が伝わってしまいそうな距離に、
私は身体中が熱くなるのを感じる。
「………」
すると扉の向こう側で、足音が通り過ぎる音が聞こえた。
レオ「ごめんね、カレンちゃん」
レオ「誰か来ちゃって、外で待てなかった」
レオはそう言って私の頭をぽんぽんっと撫でる。
(それにしても……)
「わざわざ私を呼ばなくてもよかったんじゃ…」
素朴な疑問を口にすると、レオは眉を寄せて言葉を返す。
レオ「ばれたか」
「え?」
レオ「待てなくて、誰かだ来てちょうどいいと思ったんだ」
レオはそう言って抱き寄せる腕に力を込める。
レオ「カレンちゃんにこうする口実」
レオ「もう用事は済んだ?」
耳元に唇を寄せそっと囁くように聞いた。
その言葉でチェストに置かれているプレゼントを思い出す。
「まだちょっと……」
(あ……!)
ちょうどその時、良い考えが思いついた。
「レオ、ちょっと目閉じててくれる?」
レオ「目?」
「うん」
レオは少し不思議そうな顔をするも、
頬を緩め、コクリと頷いた。
レオ「分かった」
目を閉じてもらったまま、
私たちはレオの部屋へとやってきた。
レオ「………」
レオをソファに座らせ、私はチェストの上にケーキを準備する。
「レオ、いいよ」
するとレオがゆっくりと目を開いて……。
レオ「………」
「お誕生日おめでとう、レオ」
レオ「驚いたな」
レオ「これを作ってたの?」
「うん、レオがキッチンに来たときばれてしまいそうで困ったけど」
私は苦笑しながら昨日の行動を説明する。
レオ「ありがとう」
するとレオは、嬉しそうに私の頬にキスを返した。
レオ「消していいの?」
「うん」
レオはお祝いのロウソクを一気に吹き消す。
部屋が僅かに暗くなると同時に、ポツリと呟いた。
レオ「やばいな」
「え?」
レオ「すごく嬉しい」
レオはそう言ってうっすら頬を染める。
(レオでも、赤くなることあるんだ)
「可愛い…」
思わずくすっと微笑むと、レオがふっと口角を上げた。
レオ「だったら、可愛いかどうか試してみる?」
「ちょっ…レオ……」
レオは私の身体をひょいと片膝に乗せ、横抱きにして視線を合わせる。
思わず胸板に手をつくと、近づいた耳元にそっと息がかかった。
レオ「食べさせて、カレンちゃん」
「えっ……」
突然のお願いに驚き目を瞬かせるも、
私は言われたとおりフォークでケーキを一口すくい、レオの口へと運ぶ。
レオ「こうして食べると、もっとおいしいね」
するとレオは、私の指先についたクリームをぺろりと舐めた。
「…レオっ……!」
指先から伝わる甘い感覚に私はびくっと肩を震わせる。
レオ「せっかくのケーキがもったいないから」
レオはそう言って意味あり気に微笑むと、
もう一度私の指先に口づけた。
レオ「甘くておいしい」
「…んっ……」
刺激に思わず小さく声を漏らすと、
レオはさらに悪戯な微笑みを深め…、
レオ「でも、こっちのほうがもっと甘そう」
レオは右手で引きよせるように、私の顎をすくい上げ、そっと唇を重ねた。
「んっ……」
重なる唇の隙間から、レオの熱い舌がねじ込まれる。
頭を甘い刺激に翻弄されながら、私は口づけに応えていった。
レオ「カレンちゃん…」
身体を離すと、
レオはそのままソファーへと私の身体を押し倒した。
その体勢のままシャツのボタンを外していく。
「レオ……」
目の前に広がる素肌に私は胸の奥がさらに熱くなるのを感じた。
恥ずかしさが込み上げ思わず俯きがちに目を背けると、
レオ「だーめ、ちゃんとこっち見て」
レオ「そんな顔しても、もう止められないよ」
レオは私の身体を組み敷くと、見下ろすようにして言った。
そうして、耳元に唇を寄せ、
レオ「カレンちゃんのおかげで、素敵な誕生日になったよ」
レオ「ありがとう。俺の可愛いプリンセス」
優しく痺れるようなキスが唇に触れた。
(レオが喜んでくれると、心から嬉しく思ってしまう)
(私って、本当にレオのことが……)
私は愛おしい思いを返すように、レオの首へと手を回す。
「好きだよ、レオ」
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おわり
セリフで終わるのって珍しいですよね
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