。*.☆ぱちょのイケメン王宮ブログ☆.*。

iPhone版イケメン王宮にハマりました!!現在攻略中ー(^^)

*イケメン王宮 バレンタイン×スキャンダル ルイ攻略 ストーリー③*

2013-02-05 10:49:03 | イケメン王宮☆バレンタイン×スキャンダル
こんにちは

イケメン王宮イベント、バレンタイン×スキャンダル ルイ編の続きです

どうぞ





----------------------





ルイ「ねえ、カレン。・・・・・・こっち見てよ」

「・・・・・・っ」

ルイが甘く私を呼び、それから頬へと手を伸ばす。

頬に触れる冷えた指先に促されるまま正面を向くと、

ルイの綺麗な顔が間近に迫って見えた。

(何だか、恥ずかしい・・・)


先ほどまで抱き上げられていたことを思うと、

力強い腕の感触と、その端正な顔立ちとの違いに鼓動が跳ねる。

ルイ「・・・・・・」

思わず視線を逸らしまつ毛を伏せると、ルイが顔を覗きこむ気配がした。

温かなルイの吐息が頬辺りに触れ、私はびくりと目を閉じる。

ルイ「目、開けて」

「・・・・・・あ」

低くささやかれ、私はおそるおそるまぶたを開いていった。

すると目の前に見えるルイがくすっと笑みをこぼし、指先を伸ばす。

「・・・・・・?」

指先で私の下唇をなぞるように触れると、ルイが目を細めた。

ルイ「こっちも」

「・・・・・・え」

(こっちって・・・・・・?)

呟くような声を上げると、ルイが唇の隙間に微かに指を差し入れる。

「・・・・・・っ」

ルイ「・・・・・・開いて」



プリンセスチェック


唇の隙間に、ルイの指先がゆっくりと入り込む。

その仕草に驚くまま、私は唇を開いた。

すると顔を傾け、ルイが唇を重ねる。

「ん・・・っ・・・・・・」

離れた指先の代わりに、開いた唇からルイの熱い吐息と舌を感じる。


わずかな風に乾いた葉を揺らす森の中、

ルイの落とすキスの甘い音だけが響いていった。

ルイ「・・・・・・」

やがて吸い付くような唇が離れると、ルイがぽつりと呟く。

ルイ「ダメだ」

「・・・・・・え?」

見上げると、微かに苦笑を浮かべたルイが私の身体を抱きしめた。

ルイ「止まらなくなりそうだから、これ以上はやめておく」



「・・・・・・」

その肩に手を置き、私もルイと同じように深く息をつく。

(私も・・・・・・このまま帰れなくなってもいいって、思ってしまいそうだった)

(でも、そんなことじゃダメだよね)

私のことを想い休日をくれたジルや、心配をしてくれるユーリたちのことを思い出し、

私は指先に力を込めた。

そして身体が離れると、ルイがそのまま私の手を引いて歩いていく。

「ルイ、私も頑張るよ」

(早く、また会えるように・・・・・・)

するとわずかに振り返ったルイが、ふっと嬉しそうに目を細めた。


そして、それから数日が経ったある日のこと・・・。

「え・・・・・・?」

私はユーリの言葉に驚き、目を瞬かせていた・・・。


「え・・・・・・?」

私はユーリの言葉に、思わず声を上げる。


ユーリ「あれ?もしかして忘れてた?」

それは、バレンタインデーの話しだった。

「そういえば・・・・・・」

(色々あって忘れてたけど・・・・・・)

ユーリ「やだなぁカレン様。本当に忘れてたんだね。」

からかうようにくすっと笑うユーリが、目の前のティーカップにお茶を注いでくれる。

「・・・・・・」

私はそのティーカップをじっと見つめながら、息をついた。

(そっか、もうすぐバレンタインデーなんだ)


ジルの許可を取り買い物に出かけようと、私は廊下を歩いていた。

すると目の前から、官僚の一人が歩いてくるのが見える。

「・・・・・・」

すれ違おうとしたその瞬間、官僚が口を開いた。

官僚「ハワード卿とは、上手くやっておられるのですか?」

そのいやらしい笑みを見上げ、私はルイの言葉を思い出す。


ルイ「ただの噂だけど、これ以上広がるとやっかいだね」

「だから暫く、距離を置いたほうがいいかも・・・・・・」

私は息を呑み、そっと振り返った。

「プリンセスとして正式に次期国王を選んでいない以上、何も言うことはありません」

驚いたように目を見開く官僚に、静かに告げる。

「あなたたちが、どんな噂を流そうと」


プリンセスチェック


「何も言うことはありません。あなたたちが、どんな噂を流そうと」

告げると、私はそのままその場を立ち去っていった。


曲がり角にさしかかると、私は自分の指先が微かに震えていることに気づく。

「・・・・・・っ」

(こんなことで震えてしまうなんて・・・・・・情けないな)

自分の手を見下ろし息をついていると、後ろから足音が響いてきた。

振り返ると、そこにはルイの姿があった。

「ルイ?」

(もしかして今のやりとり・・・みられていたのかな)

ルイ「・・・・・・」

近づいてきたルイが、私の頭にぽんと手のひらをのせた。

ルイ「頑張ったね」

思わず視線を上げると、ルイの優しい眼差しに気づいた。

「ありがとう」

(ルイにそんな風に言ってもらえると、素直に嬉しい・・・)

そっと髪を撫でてくれるルイが、ぽつりと呟いた。

ルイ「・・・・・・俺も、しっかりしないとね」

「え?」

それだけ言うと、ルイは手を離し歩き去っていった。


私は手に持つハート型のバッグの中に入った、チョコのレシピのことを思い出した。

(バレンタインデーにはちゃんと、渡すことができるといいな)


そして迎えた、バレンタインデー当日・・・・・・。

ジルに呼び出された私は、意外な話を聞いていた。

「え?」



呼び出された私は、ジルから話しを聞いていた。

ジル「噂の件ですが、あなたとハワード卿の疑いは晴れました」

(どういうこと?こんなに、突然・・・・・・)

目を瞬かせる私に言い聞かせるように、ジルがゆっくりと言う。

ジル「ハワード卿が手を回していたようですね。時間はかかったようですが・・・」

「どうやって・・・・・・」

ジル「・・・・・・」


するとジルが視線を逸らし、ため息をつきながら告げた。

ジル「それは・・・・・・ご本人に聞いてください」

(どうやったんだろう。でも・・・・・・)

「良かった」

思わず口に出すと、ジルがふっと目を細める。

ジルの優しい微笑みに、私も口元をほころばせた。

「知らせてくださってありがとうございます、ジル」

(これでようやく、ルイと逢うことが出来るんだ・・・・・・)


カレンが部屋を去ると、ジルが一人ため息をつく。

ジル「それにしても・・・カレンのこととなると、ハワード卿も手段を選びませんね」

ジル「・・・・・・レオと同じくらいに、敵にはまわしたくないタイプです」


そして、その夜・・・。

私は部屋で一人、ルイのために作ったチョコを見下ろしていた。

(私の知らないところで、ルイはすごく頑張ってくれた)

(ルイに渡して、気持ちを伝えなくちゃ・・・・・・)



----------------------


ルイはどんな手を使ったのでしょうか・・・気になりますね!

続きは後ほど

最新の画像もっと見る