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*Sweet&Bitter ルイvsシドルート シド編SweetEnd*

2014-02-27 14:58:38 | イケメン王宮☆Sweet&Bitter
イケメン王宮のバレンタインイベント、「Sweet&Bitter」

ルイvsシドルート シド編のスウィートエンドです



以下ネタバレ




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背後から声をかけてきたのは、ルイだった。

「ルイ」

ルイ「カレン、ダンス上手だった」

ルイはそう言って、にっこりと微笑んだ。

「ありがとう…」

ルイ「俺とも少しだけ…一緒に踊ってくれる?」

「もちろん」

しかし、曲が始まり、ルイに手を差し出され、一緒に踊っている間も

私は、きょろきょろと周りを気にしてしまっていた。

(このパーティーに招待されてるって言ってたけど)

(やっぱり……)

ルイ「…わかりやすいね、カレンは」

ルイが小さく笑う。

ルイ「あいつは、こういうパーティーには滅多に来ないよ」

「あいつ…?」

ルイ「シドのことを探してるんでしょ?」

「…!」

(どうして…)

シドを探している私の気持ちを、ルイはあっさりと見抜いてしまった。

「そ、それは…」

どう言い繕おうか、言葉に詰まっていると、ルイは私の顎をすくい上げ、真面目な顔をする。

ルイ「あいつのことはきらいだけど、カレンが本気なら…」

ルイ「…俺は応援する」

(ルイ…)

ルイの凛とした言葉に、私は少し、胸が温かくなった。

(ありがとう…)


やがてダンスが終わり…

ルイ「じゃあね、カレン」

ルイは一礼すると、笑顔を残して去って行った。




…大公のパーティーが終わると、

私は屋敷のゲストルームに通された。

今日はこのまま大公邸に泊まることになっている。

「どうしよう、これ…」

私は手元のバッグを覗き込んだ。

そこには、バレンタインのプレゼントが入っている。

(バレンタインは明日だけど…)

(今日シドに渡せたらいいなと思って持ってきたんだよね)

(シド、なかなか決まった日に会えないから…)

私はバッグを握りしめる。


―シド「もっと下手くそかと思ったらまだ見れるじゃねえか」

―シド「つまんねえこと聞いてんじゃねえ」


いざ会えないとなると、シドのことばかり頭に思い浮かんできてしまった。

(受け取ってもらえるかは分からないけれど)

(想いだけでもシドに伝えたかった…)

私はため息をついて、

行き場のない想いを抱えたまま、窓の外をぼんやり眺めていた。

すると…。

「え……?」

窓の下には、見覚えのある後ろ姿があった…―。


私は窓を開け、思わず声をかける。

「シド…!」

そこには、庭を歩くシドがいた。

シド「……?」

シドは私の声に驚いて振り返る。

「シド、ちょっと、そこで待ってて!」

私はプレゼントの入ったバッグを手に取ると、急いで庭に駆け下りていった。


庭に降りると、シドはそこで私を待っていてくれた。

シド「なに息切らせてんだ?」

走って息をあげている私を見て、シドは面白そうに笑った。

「来てたの?」

シド「ああ、パーティーは出なかったが、大公には用事があるからな」

(会えて良かった…)

私はバッグを胸の前で持ち直す。

(日付も変わるし、ちょうどいいよね)

胸の鼓動が、うるさいくらいに鳴り響いている。

「シド、これ……」

シド「あ?」

私がバッグを差し出すと、シドは不思議そうな顔をした。

(シドは私のことなんて何とも思っていないのかもしれない…)

(だけど…)

(この想いだけは伝えたい……)


私はプレゼントを両手で差し出した。

「バレンタインのチョコレート…」

「シドのことが好きで、シドを想って作りました」

「受け取ってください」

緊張で、つい目をつむってしまう。

しばらくシドは黙っていたけれど、やがて声を上げて笑いだした。

シド「なんだよ、その色気のねえ告白の仕方は」

思わず目を開けると、

シドは笑いながら私の頭を軽くこづいた。

「そんな…」

(すごく緊張して、想いを伝えたのに……)

私が下を向いて拗ねていると、

シドはひとしきり笑い終わって、腕を組んで私を見下ろした。

シド「でも、まあ、わざわざこんなとこに…」

シド「チョコレートまで持ってきて、追いかけてくる女は、嫌いじゃねえ」

(シド…?)

シド「しかし、もう一押しってとこだな」

シド「そうだな……」

シドは考える仕草をすると、チョコレートを差し出したままの私を見つめる。

シド「お前からキスできたら落ちてやる」



「えっ…?」

(キス…?)

シドは私を試すようなことを言って、口の端をあげて、にやりと笑った。

(どうしよう…)

シドは逡巡する私を、面白そうに口元に笑みを浮かべたまま、眺めている。

(恥ずかしいけど…)

私は、意を決して目を閉じると、背伸びをして…―。


すると、僅かに私の唇に、なにかが触れるのを感じた。

(…え?)

そして、不意に体をがっちりと抑えられる。

驚いて目を開けると、私はシドに固く抱きしめられていた。

「…シド?」

呼びかけに応えるように、シドは私を抱き寄せ、そのまま口づけた。

「……っ」

(シド…!?)

シド「合格だ」



シド「…からかうのもこれくらいにしておくか」

シドは笑って、さらに私に強く口づける。

「んっ…」

シド「お前、俺に惚れてるってわかりやす過ぎるんだよ」

唇を離し、シドは私の耳元でそう囁く。

「…知ってたの?」

シド「まあな」

「いじわる…」

シド「お前のからかいがいのあるところも気に入ってんだ」

シドはそう言って、私の頬を軽くつねった。

「それ、褒めてる?」

なんだかシドにからかわれてばかりな気がして、悔しくなってそう言った。

シド「褒めてるに決まってんだろ」

シドは私を慰めるように、体をさらに抱きしめて、また口づけた。

今度は、シドらしくない、優しい柔らかな、キス。

シド「お前みたいな面白え女、他人に渡すわけねえ」



「シド…」

シドの胸元に頬を寄せると、シドの鼓動がトクンと音を立てているのがわかる。

私はいつまでもシドの身体の温かさに身を任せていた…―。



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おわり


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