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*イケメン王宮 バレンタイン×スキャンダル ルイ攻略 ストーリー①*

2013-02-01 15:37:26 | イケメン王宮☆バレンタイン×スキャンダル
昨日からイケメン王宮でイベント「バレンタイン×スキャンダル」が開始されましたねー

私はまずはルイを選びました

さっそく第一話です



以下ネタバレ↓↓





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澄んだ星空が、見渡す限りに広がる冬の夜・・・-。

私はルイと共に、庭園をゆっくりと歩いていた。

(空気は冷たいけど、気持ちのいい夜だな・・・・・・)

考えながら歩いていると、風がふわりと髪を揺らす。


その時、低い呼び声が響いてきた。

ルイ「カレン」

振り返ると、ルイがふっと目を細めててを伸ばす。

(え・・・・・・?)

そして私の髪に触れると、ささやくように口を開いた。

ルイ「髪が」

「あ・・・・・・風で絡まっちゃったのかな」

ルイの細い指先が、私の髪の絡まりを解いていく。

「ありがとう。ルイ」

ルイ「うん」

私の髪をするりと手のひらに滑らせ、ルイが顔を寄せた。

ルイ「・・・・・・どういたしまして」



「・・・・・・っ」

突然のキスに驚き、私は思わず息をのむ。

そしてすぐに、頬を赤く染めた。

(ルイったら・・・・・・)


髪に触れていた手が、やがて私の背中に回った時・・・。

ルイ「・・・・・・・・・」

ルイが何かに気がついたように、ふと振り返った。

「どうしたの?」

ルイ「・・・・・・ううん」

しばらくの間後ろを見ていたルイが目を細め、私の身体を引き寄せる。

ルイ「なんでもない」


屋敷に帰ったルイは、静かな廊下に微かな足跡を響かせていた。

ルイ「・・・・・・・・・」

不意に足を止め、部屋の前へと視線を向ける。

そこには、屋敷の使用人の姿があった。

ルイ「・・・・・・・・・」

ルイの眉が、自然と厳しく寄せられていく。

静寂に満たされた空気に、ルイの深いため息が流れていった・・・。


そして、翌日・・・-。


いつも通りにルイにダンスの稽古をしてもらうため、

私はダンスホールを訪れていた。

「・・・・・・・?」

(ルイ、遅いな・・・・・・どうしたんだろう)

私は不安になり、ルイの姿を探しにホールを出た。

「あ・・・・・・」

城の中を歩き探していると、私は廊下にその姿を見つける。

こちらに向かい歩いてくるものの、私に気づいた様子はなかった。


「ルイ・・・・・・?」

思わず名前を呼ぶと、ルイが顔を上げぴたりと足を止める。

ルイ「・・・・・・・・・」

そして私の姿を見つけると、低く呟くように告げた。

ルイ「ごめん」

「え・・・・・・?」

(何で、謝るの・・・・・・?)

首を傾げるようにして言葉の続きを待つと、ルイが口を開く。


ルイ「ダンスのレッスンは、しばらく休むから」


「・・・・・・え?」

ルイの言葉に、私は戸惑い目を瞬かせた。

ルイ「先に言わなくて、ごめん」

「・・・・・・・・・・・」


沈黙の後で、私は小さな声で尋ねる。

「なんで、急に・・・・・・?」

ルイ「・・・・・・・・・」

ルイがふと視線を逸らし、微かに眉を寄せた。

「ル・・・・・・」

黙ったままのルイに、呼びかけようとしたその時・・・。

???「カレン様ー?」

(この声は、ユーリ・・・・・・?)

ユーリの呼び声に気づき、私はわずかに振り返る。

すると、ルイが口を開いた。

ルイ「じゃあ」

「あ・・・・・・」

あわてて視線を戻した時には、ルイの姿はすでになく。

振り返ってその後ろ姿を見送りながら、私は溜息をついた。

(どうしたんだろう、ルイ)


そして、その夜・・・-。


(私、何かしちゃったのかな・・・)

ベッドにうつぶせになり、ルイのことを考えていると、

不意に部屋のドアがたたかれた。

「・・・・・・はい」

顔を上げ小さな声で返事をすると、静かにドアが開いていく。

「え・・・・・・」


そこには思いがけず、ルイの姿があった。

ルイ「・・・・・・カレン」


プリンセスチェック



ルイ「・・・・・・カレン」

ドアを静かに閉めながら、ルイが私をじっと見つめている。

「・・・・・・どうしたの?」

(やっぱり、何かあったんだ・・・・・・)


私はベッドから起き上がり、ルイの元へと歩み寄っていった。

するとルイが、躊躇いながら口を開く。

ルイ「ごめん。本当は・・・・・・」

そしてルイが、ダンスの稽古を休まなければならないわけを話してくれた。


「そんな・・・・・・」

ルイの話を聞き、私はわずかに息をのむ。

それは、ルイと私の噂話が城に流れているという話だった、

ルイ「俺も屋敷の人間から聞いて知った」

どこか遠い目をするルイが、私を見おろす。

ルイ「だたの噂だけど、これ以上広がるとやっかいだね」

噂が広がれば、私やルイの立場が政治的に利用されかねないと言う。

(そんな噂があるなんて、初めて知った・・・・・・)

思わず見つめ返すと、ルイが目を細めた。

ルイ「だからしばらく、距離を置いたほうがいいかも・・・・・・」

「・・・・・・うん」

私は静かにうなずき、胸の前で手をぎゅっと握る。

(・・・・・・ルイのためにも、それが一番いい方法なんだよね)

ルイ「・・・・・・・・・」

そうしてうつむき考えていると、不意にルイの手が肩に触れた。

(え・・・・・・?)

気がつくと私の身体は、ルイの腕の中にすっぽりと包まれていた・・・。


私の身体を抱きよせ、ルイが深く息をつく。

ルイ「・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・ルイ?」

私はルイの腕の中でそっと、その名前を呼んだ。

すると優しく力を込めながら、ルイが呟く。

ルイ「しばらくの我慢、だから」



(しばらくの・・・・・・)

私はルイの腕に指先を添え、腕に顔を埋めるようにして頷いた。

「・・・・・・うん」

(私はルイのことを信じて、噂が消えるまで待つしかないよね・・・・・・)

ルイ「・・・・・・・・」

ルイは、腕にさらに力を込め痛いほどに私の身体を抱きしめた。


部屋を出ると、ルイはふと顔を上げた。

ルイ「・・・・・・・・」

視線の先には、ジルの姿がある。

ジル「・・・・・・・大丈夫ですか?」

腕を組みルイの様子を窺うジルに、ルイがふっと口元に笑みをにじませた。

ルイ「・・・・・・うん」

そして、小さな声でぽつりと呟く。

ルイ「・・・・・・本当は泣いて『離れるのは嫌だ』って言ってくれないかって、」

ルイ「どこかで期待してたのかも・・・・・・」

ジル「・・・・・・?」

声が届かなかったジルが、眉を寄せる。

その様子に目を細め、ルイが足を踏み出した。

ルイ「いや」

そしてジルの横を通り過ぎ、そのまま振り返ることなく去っていった・・・。



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続きは後ほど

それにしてもスキャンダルの理由が、「政治的に利用される」って・・・微妙ー




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