アカバネーゼのささやき

夫の裏切り!妻の仕返し!夫婦とは?自立に目覚めた私が起業するまで!

海辺の告白…

2006年05月21日 | Weblog
美味しいお寿司を食べて、しばらく海岸を散歩した

ブーツのかかとが砂に埋まって、うまく歩けないが、なんとなく距離をあけて、意識をして歩いた


「なんだか楽しくってまるで、学生時代に戻ったみたい」

「ふ~ん、きっと赤羽っち、学生時代、遊んでたんだろうな~」

「いえ、そんなことないです!親がうるさかったし、ディスコに行くのも大変だったんだから…」

「ディスコ?…ってなんか、響きが不良っぽい感じですよねぇ」


・・・私がオールディズとか、ロックンロールとかいう響きが、ちょっと古臭い不良っぽいイメージがあるのと、似た感じかなぁ…


また、時代を感じる発言しちゃったかなぁ…


Nさんが、突然

「こんどディズニーランド、一緒に行きたいですね~、いかがですか?」

「は?」


子供の友達にでも会ったらどーするのよ!!
それは、マズイでしょ!
仕事仲間でも、それはちょっと・・・
話をごまかし、

「ディズニーランドって、できた時、わざわざ遠くから友達と泊まりで来たのに、すごーい並んで2つしか乗れなかったんだよ~」

と、いうとNさんは

「僕が初めてディズニーに来た時は、お母さんに手をつながれて来たよ」


ひゃ~また、墓穴掘っちゃったよ~

話がかみ合わないよ~


「全然、時代が違うんだね、なんか年齢を感じて落ち込むよ~」

と言ったら

「なんか新鮮で楽しいですよ!私服だと全然歳の差なんてわからないですよ」

・・・そ、それはちょっと言いすぎだろっ!
やっぱ全然違うでしょ、、、


「前から言おうと思ってたんですけど、制服のスーツのタイトスカート、少し赤羽っちの短くないですか~?」

「えぇ?そうですか?」

「接客中ね、お客さんと話しながら、よく机の下で靴脱いで、靴コロコロやってたでしょ?いつも、赤羽っちが頑張ってるかな~って、気になって見てたんだけど、こっちの事務所の扉を開けると、足元が見えるんだよね。足を組みかえるたびに、誰か他の人が、見たらいやだな~って思ってた」


「・・・それ、かなり悪趣味!」

「だって、他の人に見られたくないじゃないですか~」

「・・これからは足元、気をつけます。」

「変なオジジの時、接客が長いと、気に入られたのかな~って、すぐに気になって、よくスリッパ並べに行ったりして妨害してた」

「え?そんなの知らなかった!!」

「いつも、見てたよ~」

「私、よくドジするから、間違えた説明しちゃうし…ご心配かけてすみません。出来の悪い部下で…」

「うん、輪ゴムで髪しばったまま、接客しちゃうしさ!」


ゲッ!そんなにジロジロ見られていたのか!!マズイなぁ…

しばらく歩いて、私はお手洗いに行った


ちょうどメールが来たので、お化粧を直しながら携帯を開いた

え?Nさんから・・・


「あなたが好きです。」


私は、お手洗いから出られなくなってしまった

だって、目の前の鏡に映る私の顔は、やっぱり学生でも、20代でもなく、まぎれもなく40代の女性だったから。。。


・・・私なんて答えたらいいの?


…つづく