小型FF車の定番でもある【トーションビーム】リヤサスペンション、9Nでもトーションビームが採用されています。あくまで代車で過ごした範疇でのお話しですが、IVと9Nとの性能差は比較的小さいと感じていましたが、9NとVとの差はとても大きく感じられました。IVよりも設計年次の新しい9N。車格としては弟分だとしても優るとも劣らない部分があったと思います。対して、9Nよりも設計年次が新しく、車格も兄貴分となるVとなると相手が悪すぎます。加えて【マルチリンク】リヤサスペンションを採用したことでその差は大きく開いたように思います。ボディ剛性の素晴らしさを引き立てる足回りです。その走りっぷりは【E】でありながらも高級感があります。BILSTEINのダンパーを装着することで9Nはより楽しいクルマとなりましたが、ボディ剛性の物足りなさを実感してしまいました（あくまでVと比べての感想です）。どっしりとした余裕のあるボディ･･･。一度は乗ってみたいと思うようになっていました。Vのなかで一番【簡素】なE、（他のグレードに比べて）軽い車重を生かして走れば、取り回し性能も良さそうです。実際のところフロントはEがもっとも軽いはずですし、116psであっても6ATを上手に使えば面白味も増すことでしょう。9N同様、パワーよりも足回りに優れるクルマが、私は好きです。
