さて、バックステージツアーの興奮冷めやらぬ間に、本題のディープパープル&イングヴェイ・マルムスティーンのライブへ突入しました。
19時開始、いきなり速弾きでウォーミングアップのような音が流れてきたと同時に、イングヴェイのライブがスタートです。1曲目は新作アルバムからDeath Dealer でした。最近のイングヴェイは正直あまり聴いていなかったのですが、念のため新譜を買って予習しておいたので良かったです。
ヴォーカルのティムはジューダスプリーストにいたらしく、声も声量もメタル系バリバリ。非常に迫力があるものの、ルックスがどうしても山本晋也監督に見えてしょうがなかったです。。。(^^); 見方によっては横浜銀蝿のドラマーか。。。 とまぁ、見た目はいいとして、サウンド的にはとってもイケていたと思います。ドラムのパトリックもかなりのテクニシャンでハイスピードなツーバスも冴え渡っていました。兎にも角にもイングヴェイのパフォーマンスには圧倒されました。私はホール1階の中程だったのですが、遠目でみると右手が全く動いてないのに音だけは超スピードで動きまくる、といった感じ。実はイングヴェイのライブは始めてだったのですが、ギターの「鳴り」にはかなり感動しました。彼の楽曲には賛否両論ありますが、はっきり言って、そんなの関係ない、と言えるくらい彼のテクニックを堪能しました。
ライブの構成は新しめの曲が多かったせいか、それともほとんどパープルのファンだったのか、観客のノリはイマイチ。それともプレーに圧倒されてた!?イングヴェイご本人はあまり気にする様子もなく、ピック投げまくり、ギター投げまくり、ギターを体の周りでグルングルン回したり、歯で弾いてみたりと、ノリノリパフォーマンスでした。
ずっと聴き慣れない曲だったものの、終盤で「Hiroshima Mon Amour」のイントロが響き渡った瞬間、鳥肌が立ちました!レインボウ好きでアルカトラスのLive Sentenceを聴きまくってたので、この曲をプレーしてくれたのは涙ものでした!!(他の公演では別の曲だったようです。)さすがに、DP・レインボウつながりでパープルファンも盛り上がってました。良かった、良かった。最後はギターを壊しまくって観客にプレゼント。あぁ~、前列のお客さんが羨まし~~~。
とにかくあっという間の70分。巨大なイングヴェイが荒らしのように弾きまくって去っていった、という感じのライブでした。最終日セットリストは以下の通りです。
- Death Dealer
- Damnation Game
- Far Beyond the Sun
- Live to Fight Another Day
- Baroque
- Red Devil
- Trilogy
- Caprici Di Diablo
- Masquerade
- Magic City
- Badinere
- Hiroshima Mon Amour
- See the Light
- Rising Force
イングヴェイの公演が終了して30分ほどステージチェンジの休憩があり、お待ちかねのディープパープルがスタートです。
ステージが暗転したと同時に、お決まりのスネア連打でHighway Starです。のっけから大盛り上がり、、、と思いきや、意外とお客さん、おとなしい。。。やっぱりお客さんも歳ですかねぇ。。。(^^); 前半は最近の曲が多かったので、これもおとなしかった要因かもしれないですが、Strange Kind of Womanなんかは盛り上がってました。でも、やっぱりリッチがいないディープパープルは微妙にパープルっぽくない。。。スティーブが向かって右端、ドンがセンター右側、左半分にギラン、ロジャー、イアンという立ち位置なので、左半分はモロパープル、右半分が???って感じ。もちろん、ドン・エイリーもスティーブも素晴らしいのですが。。。ちなみに、スティーブのギターの音がかなり控えめだった気がします。しかし、ギランの痩せっぷりには驚いた。。。ちょっと激痩せじゃない!?大丈夫か!?
私自身はかなりノリノリだったのですが、全体的にはおとなしめの盛り上がり具合。しかし、ライブ終盤に奇跡が起こったのです!ドン・エイリーのキーボードソロが終わった瞬間ステージが暗転、そしてPerfect Strangerのキーボードイントロが始まると同時にステージにスポットライトが、そして、、、、そこには白髪のジョン・ロードがいたのです!!!!うぉーーーーーーーー!!!!会場騒然、「ジョーーーーン!!!」の叫び声がそこいらじゅうで起こるは、ボルテージは一気に急上昇!!他の公演でもジョンが登場した形跡がなく、まったく予期していなかったので、正直、気が狂いそうになりました!!あり得ない。。。もう生で観ることはない、と思っていたジョンが目の前に。。。驚異のメンバーが揃ったPerfect Strangerはミラクルでした。(ごめんよ、スティーブ・・・)メンバーも感慨深かったのか、ギランはジョンとキスしてました。
そして、次がSpace Truckin'。往年の名曲を並べるあたりが憎い。。。会場、最高潮!! と、思いきや、本日二つ目のハプニング、スティーブがステージでコケる(笑)。で、ギターの音が出なくなる。。。やばいっ!ギランの機嫌が・・・っ!一番盛り上がる最後のダ・ダ・ダ・ダー・ダッ・ダッ・ダッがギター抜きだっ!(しかし、イアン・ペイスとロジャーはお構いなしに、ガンガン突き進む!)ギランはギターが飛んだのにぶち切れたのか、それとも特に意味はないのか、、、よくわからないが、ステージのアンプを押しのける。。。やばい、このままギランが切れて、ステージから引っ込んだらどうしよう・・・と、ハラハラしたが、そこは大人になったギラン。また、センターに戻って事なきを得る。。。
まぁ、ちょっと焦ったが会場はとにかく大盛り上がりで、歴史的名曲Smoke on the Waterのリフが流れる!!それだけでも会場爆裂なのに、そこで更なる奇跡がっ!なんとイングヴェイが駆け込んできたのだぁ~~~~!!!パープルとイングヴェイのジャムなんて、過去にあったのかぁ~???史上初か!?!?イングヴェイとのジャムは、あったらいいなぁ、、、くらいで、他の公演も実現してないし、なかば諦めていただけに、これはこれは、スーパーミラクルでしたっ!!!リッチに憧れていながら、なかなか素直になれなかったイングヴェイが、今、こうして、Smoke on the Waterのギターソロをリッチの代わりに弾いている。。。これは夢か幻か。。。ほんと、あり得ない。。。スーパーミラクルサプライズだっ~~~。イングヴェイのソロもかなりリッチのそれに忠実。そこがまた泣かせるよ。。。そして、サビは会場全体で大合唱。最後の最後に観客のおじさんパワーが炸裂してました。うぅ~ん、DVDにでもなって、また観たいくらいの光景でした。。。(イングヴェイが引っ込む時、気を遣ってか、それともDPメンバーの感情論か、、、スティーブとしか握手してなかったのが気になりますが。。。ドンとも握手してたかな?まっ、いいかっ。)
場内騒然でライブ終了、そして拍手は鳴り止まない。もちろんアンコールありで、1曲目はHush。こちらも往年の名曲、というかギラン以前の古い曲だが。。。やっぱり我々おじさん達には感涙ものです。そして最後の最後はBlack Night。最近CMソングにもなったので知らない人はいなかったでしょう。というか、世間ではこれがパープルの曲だということの方が知られていないご時世かもしれないですが。。。とにかく、我々にしてみればジョンの登場から、最後のBlack Nightまでは絶叫、感涙、鳥肌ものの最高なステージでした。(パープルに興味のないゴルファーの方々、私、ゴルフに全く関係ない話題で興奮してスミマセン。。。私のもっとも愛するバンドなもんで。。。お許しを。。。)
いやぁーーー、出だしは大人しくてどうなるか、と思いましたが、終わってみれば感激ひとしお、最高でした。最終日を選んで良かったぁ~~~。私にしてみると、ビッグサプライズありの歴史的&奇跡的なスーパーライブでした。たとえリッチがいなくとも、今回のライブは私のベストライブの一つになったことは間違いないです。家に帰っても寝るまで興奮してました。。。(^^);;;
ということで、パープルのセットリストです。
- Highway Star
- Things I Never Said
- Into the Fire
- Strange Kind of Woman
- Rapture of Deep
- Mary Long
- Contact Lost
- Sometimes I Feel Like Screaming
- Well Dressed Guitar
- Wring that Neck
- Battle Rages On
- Christian on Keys
- Perfect Stranger
- Space Truckin'
- Smoke on the Water
- Hush(アンコール)
- Black Night(アンコール)
すべて終了したのは22時30分頃。休憩を抜いて合計3時間の夢の時間でした。ホント、良かったです。久しぶりに感動したライブでした。
ホント、ロックに興味のない方がいたら、こんな話題でスミマセン・・・
あぁ~、興奮したっ! では、では。。。
でもひとつ残念なことが、今回の公演のパンフレット売り切れで買えなかった(>_<) ショック~
誰か売ってくれないかパープル系のサイト見まくってます~(涙)何か情報あったら教えくださ~い(>_<)