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堺 de BAR / AJARA BARMAN'S TALK!

堺市・深井の老舗BAR「AJARA」のバーテンダーの日常つれづれ日記。
毎日更新!! お店の新着情報もUP!

親方出勤中!

2009年03月23日 16時44分50秒 | 親方のウイスキー夜話。
こんにちわ。

ここへは久々の登場となる親方・西尾です。
本日はあずさが公休を頂き、
その変わりに私がAJARAに出勤中です。

先月の肩の負傷もほぼ直りまして、
今日は100%シェイクのできる体で
カウンターに望みます。

いや、いとも気持ちは100%ですが....(汗)

辻野君と2人で仕事をすることも、
大変珍しいことです。
当社史上でも、僕と一番一緒に働いていないスタッフ(笑)

なので、気持ちの注入というか、分かち合いというか、
そんな面でも今日は楽しみにしているんです。


さーて、スタンバイはOKです。
今日はAJARAのカウンターで、
昔話や、最近のAJARAについて語り合いたいですねー。

今年のAJARA (親方より)

2009年01月07日 14時14分11秒 | 親方のウイスキー夜話。
親方の西尾でございます。

このブログをご覧の皆様、遅ればせながら...
新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、心よりのご愛顧を賜り、
本当にありがとうございました。
本年も、変わらぬお付き合いのほど、
よろしくお願い申し上げます。

さて、2009年のAJARA。
開店15周年を迎える節目の今年。

スタッフも変わり、まさに新生AJARAとして
スタートしております。

少し、ご紹介をさせていただきますと、
新米店長の久禮あずさは、29歳。
当社で3年、バーテンダー歴は7年目を迎える
まさに中堅どころであります。

天真爛漫という言葉が相応しいキャラクターで
AJARAに明るい風を吹き込んでくれます。
クラフトビアには特に造詣が深く、
各地のブルワリーとの繋がりもあります。

そして、スタッフ辻野竜也。
入社半年ながら、ベテランを思わせる38歳。
天然ともとれる「ゆるキャラ」ですが、
個性的でおもしろい男です。

この業界ではまだまだ修行中。
特に今は料理を中心にがんばってくれています。

最後は阿比留千恵。
彼女は本職はオペラ歌手!
しかし、この業界に興味を抱き、
半年前から当社で働いてくれています。

まさに食い道楽・飲み道楽であり、
各地を旅しながら、うまいものを見つける。
また料理好きでもあるので、
AJARAのテーブルにも彼女のレシピが
登場するのもそう遠くないでしょう。

といった、私としては精鋭を集めた
2009年のAJARAの顔です。

そんな彼らと今年は、
「日本の酒・顔の見える酒」と
「安全・健康な食材を使ったお料理」。

これにこだわって展開したいと思っています。

酒については、
BAR=洋酒・カクテルというイメージにとらわれず、
日本全国の作り手と触れ合って、
我々自身が感動した「実感できる酒」を集めます。
クラフトビール(地ビール)、日本酒、
国産ワイン、ウイスキー、焼酎、リキュール...。
探せば探すほど、深い世界がそこにあります。
そこに直に触れて、我々がその酒を
どう生かしきれるかに重点を置き、
今までのBARにはない、AJARAだけの世界を
今年は掘り下げて参ります。

またお料理は、昨年から続く
地元野菜への取り組み。
幸い、協力していただける農家さんもあり、
地野菜をおいしく食べる方法を
我々もいろいろと考案中。
そして、日本各地にある産地より、
誠実で安全に作られている素材を集めて、
今宵の酒に合うひと品を作ります。

その他にも、AJARAならではの
楽しい、為になる、そして優しい。
そんなイベント作りにも励みます。


昨年一年は、皆様にも本当にご心配をおかけしました。
しかし、我々の「心の灯」は
まだまだ消えていません。
それどころか、また大きく燃えています。

ここ深井の町に、
明るい光をともし続けるべく、
今年のAJARAは走り続けます。

皆様、どうぞ新生AJARAの取り組みを
ぜひご体験いただき、
また、ご意見・ご指導を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。


親方のウイスキー夜話「テンプルトン・ライ」

2008年08月23日 15時05分04秒 | 親方のウイスキー夜話。
ウイスキーには、いろいろな伝説や
そのウイスキーを愛した著名人のエピソードがあります。
そんなお話をいろいろ聞きながら、
その時代に思いを馳せる.....

何とも、ロマンチックやおまへんかぁ...(by 独りよがり)

今回ご紹介するウイスキーが、
実はそんなストーリーの楽しい1本です。
それでは、「禁酒法時代のウイスキーのお話」、
始まり、はじまりー!!

テンプルトン・ライ

地域 / アメリカ・アイオワ州

このライ・ウイスキーは
アメリカ・アイオワ州でつくられる少量生産の
ストレート ライウイスキーです。

実は1920年の禁酒法時代に存在したブランドの、
レプリカというフレコミで評判なんですね。

当時、人口360人ほどの小さな町で製造されたこの酒は
その品質の高さから、あっという間に
かの悪名高きアル・カポネの知るところとなり、
ニューヨーク、シカゴなどに広められました。

晩年、アルカトラズ刑務所に投獄されたカポネは
テンプルトンが忘れられず、
刑務所の中にあの手この手を使い持ち込ませ、
独房から実際にボトルが発見されているという、
逸話を持つウイスキーなんです。

アメリカの法律では、
ライ麦を51%以上使用したウイスキーは
ライウイスキーと呼ばれますが、
このテンプルトンはなんとほぼ100%ライ麦が原料。

また、蒸溜も他のライのように連続式蒸溜器ではなく
スコッチのシングルモルトのように、
銅製のポットスチル(単式蒸溜器)で2回行う
極めて稀な製法でつくられています。

熟成に使用する樽はヘビーチャー(焦がす)した
アメリカンオークバレルの新樽で、
4年間の眠りで琥珀色となっています。

ライ・ウイスキーは総じてメロウで飲みやすい。
しかし、このテンプルトンは、
そこにこれらの造りの違いからなる、
滑らかながら個性のあるスピリッツと、
オーク由来のバニラやエステルが
上品に漂う、大人のライ・ウイスキーといった感じ。

ロサンゼルス インターナショナル
ワイン&スピリッツ コンペティション2008で
ベスト オブ ウイスキーにも輝いています。

カクテル「マンハッタン」をこれで作る。
そんな贅沢な遊びもいいかもしれませんね。

親方のよもやま酒夜話「芋リキュール 大地の煌き」

2008年08月21日 16時38分45秒 | 親方のウイスキー夜話。
毎度です! 親方でございます。

今日から、AJARAも休み明け。営業再開ですな~
スタッフ達! 気合い入れて行けよ~!

先週は、僕も東京へ出張しておりまして、
いろいろと酒の物色をしておったんですわ。

で、今回の旅で大発見のリキュールが....

それは、なんとさつまいものリキュール。

老松酒造 大地の煌き

産 地 大分県
製造元 老松酒造株式会社

このお蔵はいわずと知れた有名焼酎蔵。
麦「閻魔」芋「薩摩」など有名銘柄を製造。
このお蔵が有志の酒販店のリクエストとともに、
共同開発したのが、世界初(?)の
さつまいもリキュールなのです。

芋焼酎をベースに蒸した芋のあらごしを加え手あります。
なので仕上がりはネクター状のトロットロの状態です。
少し、芋のあらごし部分が沈殿するほど、
「芋」そのものが含有されています。

甘み、香りともに蒸し芋のよい部分を感じます。
ばっちりと例えるなら、
「飲むスイートポテト」!!!!

冷やしてそのまま飲むのが一番のお勧めです。
現実、持ち帰ってから飲まれた女性たちの
抜群の感想をお伝えしておきましょう。

「恐ろしいほどおいしい!」

そうです。スイーツ好きの女性にはこの反応必至。
今流行つつある、和のリキュール。
でも、この酒は「目からウロコ」間違いないです。
品質絶対保証を付けてもよいくらいです!

親方のウイスキー夜話「アードベッグ・ルネッサンス」

2008年08月12日 16時54分43秒 | 親方のウイスキー夜話。
ルネッサーンス!

いや、意味はありません.....。
ついつい、こんな名前の酒を紹介するとなると、
反射的に叫んでしまいました

そう、今夜ご紹介するウイスキーは、
まさに今タイムリーなこのギャグと同名の酒。
(日本でこんなことになってるやなんて、
本国では想定してなかったやろなー。苦笑。)

アードベッグ ルネッサンス

蒸留所 / アードベッグ蒸留所
地 域 / スコットランド・アイラ島

1843年の創業以来、
何度となく買収や閉鎖の危機に陥ったこの蒸留所を、
1997年にグレンモーレンジ社が操業を再開させたのですが、
ここからのアードベッグの快進撃はファンなら周知ですよね。
やはり、ハイランドの雄・グレンモーレンジの
ノウハウは、ここでも活きた訳ですね。

今回のアードベッグ・ルネッサンスは
「アードベッグ10年への道」シリーズとして復活を祝したもの。
1998年の原酒を6年熟成させた「ベリーヤング」を
2004年に発表したことを皮切りに、
8年熟成「スティルヤング」、
9年熟成「オールモストゼア」の発表へと続いていきました。
そしてこれが10年熟成の完結編となるウイスキーなんです。

1998年蒸留、2008年瓶詰。
今までの先行シリーズの3本にはなかった厚みのある熟成感。
10年熟成とは思えないほどピーティさが旨く出ています。
ピート香とスモーク香共に、
一番感じやすくなる10年くらいの時期を
カスクストレングス・無濾過の状態で、
最大限に引き出せている気がします。

そこにフルーツのようなエステル香、
樽由来のバニラフレーバーが甘く残ります。
いろいろなスパイスが香るといろいろな評で書かれていますが、
僕には、やはりバニラが支配的に感じました。

旨い。

これは、僕はこのシリーズの完結にふさわしく、
珠玉の1本と言いたいと思います。





親方のウイスキー夜話「ホワイトオークあかし シングルモルト8年」

2008年08月07日 14時16分50秒 | 親方のウイスキー夜話。
いやー、久しぶりの書き込みとなりました。
いろいろと紹介が溜まってしまいまして...

順番にコツコツと紹介していきますね。
「最近、AJARAのバックバーにウイスキー
 急に増えだしてない?」
との、常連様のお声。
バレてますっ? そうなんっす。
僕が復帰後またまた増えてます
どーしても好きモンでして...

今日は、そんな中から地元関西で作られる
珍しいシングルモルトのご紹介をば。

ホワイトオークあかし シングルモルト8年

蒸留所 / 江井ヶ嶋酒造
地 域 / 日本・兵庫県明石市

江戸時代、明石の西部地区の浜手は
「灘」と呼ばれていました。
良い湧き水と播磨平野の良質の米に恵まれた灘では、
酒造りが必然のように盛んになり灘の酒としてその名声を博しました。
ところが東(神戸・灘)が全国的に知られるようになったことから、
この地域を西灘と呼ぶようになったのです。

そこで、明治21年から創業の江井ヶ嶋酒造。
清酒「神鷹」で地元でも有名な酒蔵。

大正8年(1919年)よりウイスキーの製造を開始し、
昭和59年(1984年)に新ウイスキー蒸留所を竣工。
スコットランドの様式を取り入れた造り。
明石の小さな蒸留所で、
地ウイスキーメーカーとして頑固に造り続けています。

「ホワイトオーク」ブランドで作り続けていましたが、
昨今のシングルモルト需要に呼応したのか、
今回初のシングルモルトを発売。
それがこの「ホワイトオークあかし シングルモルト8年」。

バーボンカスク熟成と思われる、
バニラ香が全体的なアロマとして印象的で、
フレーバーは非常にモルティです。
印象としては今までのジャパニーズにはない、
ローランドモルト・リトルミルのような
少しざらついた感じのある個性的なキャラクターに思えます。
加水はしないほうが良いと思われますので、
ぜひストレートでお試しください。

イチローズの羽生蒸留所や、
マルスウイスキーの他にも、
メジャーではない、インディーズなジャパニーズ。
いいですね。またモルト探索の手が伸びそうです。


親方の銘酒・珍酒探訪。[シェリーは深い]

2008年07月12日 15時17分35秒 | 親方のウイスキー夜話。
以前から、シェリーには味わいの深さと、
そのラインナップの面白さに惹かれていたんですが、
今回、入ってきたこのシェリーは、
特別、格別おいしいので、ここで紹介しておきます。

イダルゴ・ラ・ヒターナ
パストラーナ・アモンティリャード・ヴェイホ 20y


サンルーカル・デ・バラメダ
(Sanlúcar de Barrameda)にある
ボデガス・イダルゴ・ラ・ヒターナ社
(Bodegas Hidalgo La Gitana S.A.)のシェリー、
ラ・ヒターナ(La Gitana)。

ここは辛口のマンサニージャが有名ですが、
今回のものは長期熟成のアモンティリャード。
50年以上ソレラシステム(*)で熟成した古酒を
ふんだんにブレンドした贅沢なアモンティリャード。

時間の経過がわかる濃い琥珀色で
香ばしいヘーゼルナッツのような香りや
古いオークの木の香りが特徴があります。

心持ち冷やして(8度くらい)ひと口目。
そしてゆるやかに空気を混ぜ込んで、
外気温で温度を落としながらふた口目。

こりゃ、至福すぎますな。
うへーっ、たまりません。

度数もハードリカーではしんどいなーと言う時、
こんなシェリーを最後のデザートに飲む。
小粋で肩肘張っていないところが、
逆にカッコいいかもしれませんね。

数量限定品ですけれど、
取り合いになる前におすすめしておきます。

*ソレラシステムとは、シェリー特有の熟成方式。
熟成期間の異なるワインの入ったオーク樽を3~4段積み重ね、
一番下にある最も古いワインの一部が瓶詰めのために抜かれると、
次にその上段の古いワインがその樽に補充され、
これが何度も繰り返されて味が均一化されていくというもの。

親方の番外トーク 松本旅情編 その壱

2008年06月23日 15時58分50秒 | 親方のウイスキー夜話。
5月に仕事で長野県松本市に行きました。

新店舗Labelの打ち合わせで行ったのですが、
今回の設計のお仕事を引き受けていただいた、
ビクトリアンクラフトの斧隆幸社長と一緒に、
打ち合わせ後に案内していただいた
松本のBARや酒場がとっても素晴らしかったので、
ちょっと紹介しておきます。

松本は、もともと古い城下町で、
町並みにも、石畳や町家・土蔵が残る
風情あるたたずまいの町。

そこに、地元の方はもちろんのこと、
旅で訪れる皆さんが夜な夜な集う、
名酒場がたくさんあるんですよね。

今日紹介するのは、
「CAFE DE VIN Pino Pinot(ピノピノ)」さん。
マスターの中野晴夫さんと奥様が経営される、
スタイリッシュながらも、
アットホームなワインバーです。

松本の中心部・大名通りと伊勢町通りの交差あたり、
ビルの2階にあるお店ですが、
玄関となる1階の階段から
もうお店への「空気感」が漂います。
ヨーロッパの町並みにあっても
おかしくないような洒落たお店作り。

花屋さんだった中野さんの、
優しいおもてなしとセンスがピカイチ。
ちょっとした調度品や、
生花をさりげなく生けてありまして、
その心憎い気遣いが、
時間を忘れさせてくれるしっとり空間でした。

頂いたのはシェリーのアルマセニスタ。
2軒目だったので少々飲んでいた体に、
丁度いい甘さのシェリーのチョイス。
あわせるフードには吉田牧場のカマンベール(幻!)
いいですよー。ほんとほっこりしました。

地元でも、評判のお店らしく、
何度となく足を運んでしまいそうな、
「あったかい空気感」がありましたね。

松本で泊まりがある時には、
ぜひぜひ、おすすめたいお店でした。

CAFE DE VIN Pino Pinot(ピノピノ)
松本市中央2-4-2 2階
0263-32-1182
平日 18:00~24:30
金土 18:00~26:00
日曜日不定休



親方のウイスキー夜話「マッカラン サーティーズ」

2008年06月17日 15時58分27秒 | 親方のウイスキー夜話。
先週の金土と昨日の月曜、
久々のAJARAでの仕事となりましたが、
すっかり以前のカンも取り戻せて、
「いつもの」感じでがんばっている親方です。

ビール舌だった味覚も、
ウイスキーやカクテル舌もまた取り戻したかな?
と自画自賛しております(苦笑)

さてさて、一昨日のマッカラン・トゥエンティーズに続き、
いよいよ最後の1本のご紹介。
今夜は30年代です。

マッカラン・サーティーズ

蒸留所 : マッカラン蒸留所
地 域 : スペイサイド

これは、色合いも現行に近い気がします。
やわらかいアンバーブラウン。
ただやっぱりこの時代を物語る、
ピーティーな香りははっきりと出ます。

シリーズの中でも、最もライトな口当たり。
モルトの持つ甘みに蜂蜜ような感じ、
トゥエンティーズに比べれば、
やや複雑さに欠けますが、
ピートからなるスモーク様や、
ハーブのようなスパイス感も得られますね。

加水すると、少しレンジが落ちる気がしましたが、
ニートで飲むのなら、
とても素敵なデザートとして楽しめるでしょうね。

[親方の独断評価 ★★★☆☆]

親方のウイスキー夜話「マッカラン トゥエンティーズ」

2008年06月14日 15時19分46秒 | 親方のウイスキー夜話。
先日、お約束した
マッカラン・ディケーズシリーズの残り2つ、
20年代のトゥエンティーズ、
30年代のサーティーズがやっと入荷しました。

一時期よりも入荷が少ないらしく、
見つけるのに少々苦労しましたが、
これで4本すべてが出揃いました。
20~50年代のすべての味わいを比べると、
時代の中で、このブランドの変遷や、
その時に求められていた味わいが見えて、
とっても面白いですよね。

僕個人的にはトゥエンティーズが好みでしたね。
それでは、そのトゥエンティーズからご紹介を.....。

マッカラン トゥエンティーズ

蒸留所 : マッカラン蒸留所
地 域 : スペイサイド

過去のマッカランの原酒を使って
1920年代の味わいを再現するためにつくった
という商品コンセプト。

甘くスパイシーな香りエレガントと紹介されていますが、
僕の試飲の感想では、
やはり20年代ということですので、
幾分ピーティなモルト香が強く、
リコリスのような少し強いスパイスを感じます。

アロマは、シェリーカスク特有の、
それとは少し違って感じます。
甘いキャラメルのようなアロマに、
花のような香りが混じっている気がしました。

現行のマッカランにはない、
少し個性的な味わいが楽しい1本ですよね。