風水（蔵風得水）を学べば

風水（蔵風得水）は『天霊地利人和』と表されることがある。

「天の霊力を授かり、地の利を活かし、人と和す」という
意味である。

これは、よい風水の３つの要素を表している。

この一見簡単な言葉の裏には、深い意味が隠されている。

天の力を知るには、天文学と占星術を知り、『易経』を
学ばなければならない。

地勢に通じるためには、山、川、水の流れなど、
様々な地形に親しみ、地勢が雨や洪水、潮の流れ
に及ぼす影響を知らなければならない。

そして、人の行動を理解するためには、社会、
文化、政治、宗教の力や、社会の階級について学び、
宗教や道徳が社会と個人のなかで占める
位置を理解しなくてはならない。

占いや風水が今大きなブームとなっているが、
正しく学び、理解すればこの混迷した現実社会
をよくすることができる。

この先５年は混迷の時代。

干支でこの先をみる。

2017年は乙酉年　金剋木
2018年は丙戌年　火生土
2019年は丁亥年　水剋火
2020年は戊子年　土剋水
2021年は己丑年　土比和土

十干、十二支。五行でみると
2020年までは混迷な時代とみる。
ただし、2018年は火の中から土が生まれる
年であり、一時期比較的安定する。

だが、酉、戌、亥年と十二年の
終わりでもあり、天が乱れるから地も乱れるでしょう。

『易経』の簡単な歴史

変化の書『易経』は世界の文献の中で
最も重要なもののひとつである。

その起源は伝説に包まれる太古の昔に
さかのぼる。

伝説の皇帝伏ぎ　が三本の線からなる
８つの卦を書いたといわれる。

周の創始者である文王はこの八卦を組み合わせて
六十四卦を作った。

文王の息子　周公は卦のひとつひとつの線について
爻辞を書き、意味を与えた。

『易経』は秦の始皇帝が行った焚書坑儒でも
他の古典とともに燃やされる運命を免れた。

占いと魔術の書として地位を確立していたからである。

宋の時代には、経世と人生哲学の書と考えられる
ようになった。

今日では中国の高尚な占いの書とみなされている。　

故事名言集 『老子』

『老子』のなかより故事名言を出してみました。

【敢えて主とならずして客となる】
競争相手に勝ちたいのであれば、自分の方から
闘いを仕掛けてはならない。あえて距離を置き
相手の出方を見てからはじめて
行動を起すべきである。

【人を知る者は知なり、自ら知る者は明なり】
他人を正しく評価出きる者はかしこいが、自分を正しく
評価できる者は、それ以上にかしこい。

【大道廃れて仁義あり】
現実に世情が悪いと、かえって人々が正義を
口にする。内情が悪ければ、表向きは良い事をいう。

【千里の行も足下より】
遠い旅路も足もとの一歩から始まる。
遠大な事業も手近なことから始めよ。

【小国寡民】
理想の国家は、人口の少ない小規模の国家である。
組織というものは、肥大化するほど腐敗も大きくなり
自浄作用が働かなくなる。

【上善は水の如し】
最も理想的な生き方は、水のように柔軟に生きることである。
ただ柔らかいだけではない。
周囲の環境に合わせて、時には氷の如く硬くもなれる、
融通の良さが肝要である。

　

天地人三歳、次代への選択

【天地人三歳】とは

人は天と地の空間と時間の間を生きるということ。

時間は後戻りできません。

これは宇宙が誕生して依頼、普遍の法則です。

宇宙は時間とともに拡大している。

地が荒れると天も荒れる。
天が荒れるとやはり地は荒れる。

天と地の間の人は漂流するのです。

【天の政治】。
国家を治めるのは大義を持ちその時だけの優劣、優越を追い求めるのではなく
次ぎの代に残せる大義、が必要です。
政治家は天の声、地の声をしっかり聞くべき。

名前だけ、有名人だから、候補者に…
信念がなくて、票集めだけにはしる。そのためにはなりふり構わず、
政治互助会となってはいないだろうか。
私利私欲に走ってはいないだろうか。

天が乱れれば地も乱れる。
イヤな事件が多発するのも道理です。

今こそ、誠の政治家をみて
選択するとき。