末国愛里の猫と犬とコーチング

末国愛里です。コーチです。
[ニヤリ]を中心に書いています。
[ガブとよもぎとラン]も参加中。

母でコーチで元アスリート

2011年11月25日 | コーチング
やっと、息子のソフトボールも年内最後の試合が終わり、極寒の中での応援も終了しました。
寒かった~。バレーボールは室内だし、実業団は冷暖房完備の体育館で室内犬のような生活なので、屋外対応になっていない。へへへ、言い訳。

そして、私の中に3つの顔があり、試合中もいろんな顔が入れ替わる。

息子が試合中に指先が割れて血が出ていた。そのときはサードだったので絆創膏を貼って止血してそのままプレー。

次の試合はピッチャーだったので、絆創膏が取れそうだと思い、救急箱からテーピングをだして巻いてやろうと思ったが、やはりコーチに聞いてからと思って聞いてみると「ピッチャーは絆創膏もテーピングもだめなんで~」(広島弁)との事。
基本いつもお母さん役に徹しているのでテーピングを巻くのもどうしようか?と悩んだが、小学生のソフトのチームにトレーナーがいる訳も無く、「止血して、プレーに差し支え無いように一番上手に巻けるのは私」との結論からコーチに言ってみたのだが聞いて正解。

「だめなんだって、そのまま投げるしかないね」と言って送りだす。
守備に助けられ、1回は3人で押さえ2回の2アウトを取り3人目の打者の時、見ていると投げた後に何か飛んでる。

「血が飛び散ってる…」

しかし、まぁあんなに振り回して投げたら飛び散るわ、と思い直し見ていたら、気になるようで息子が白いユニフォームのズボンで拭いている。

「とれるかな~」と呟くと隣のお母さんが「あと1アウトだもん」とアウトを取れるか心配したと思ったらしく答えてくれた。

「えへ、ズボンの血の汚れの事でした」とは言えず、「そうだねぇ」と応援。

しかし、血の量が激しくなりボールに血が付きだしたので「交代~」とピッチャー降板。

「もうテーピング巻いてやって~」とコーチから言われてテーピングを巻いてやると、「痛くない」と息子。

「痛くても、痛くなくてもやるんでしょ?試合に集中しなさい」と思ったがこれは若干アスリートよりな発言なので、周りのお母さんのように「大丈夫?痛そうよね」と言ったほうが良いらしいが、言ったところでどうにもならないし、言うメリットは何なんだろうと思って黙って見ていた。

私なら「気にしないで集中しようと切り替えた所で逆戻りするような声をかけないでくれ」と思うのでかけないのだが、みんなが「大丈夫?」とかけてくれている。
やさしくしてあげるって事か?と考えてみていた。

気にしているので、気になっていることを取り除こうと「今日はテーピング巻いておけばそれ以上割れないよ、お母さんがバレーのときに同じように巻いていたから間違いない。後は夜、ケアしておけばすぐなおるよ」と伝え、「あと何が気になる?」と聞くと「ううん」と元気に走っていった。

小学校5年生で背も高く靴のサイズも同じくらいになり、指に巻いてやったら手の大きさもあまり変わらない。
「大きくなってるねぇ」としみじみ感じ、お母さんとして今この関係を楽しもうと思ったのでした。

しかし、負けて涙ぐんだ顔を見て「泣くほどやってないわ、泣く権利も無いわ」とアスリートな私が出て来そうになる。もちろん彼の事なので言わないですよ~。へへ、切り替え切り替え。

そして、今日はマラソン大会。

時間をつくって見に行くつもり。

「一生懸命走ればそれで良い」な~んてちっとも思わない。
「1番になって欲しい、1番が好き」な母である。

しかし、「はい、自分でよくやったって思えるようにね」と送り出した。

アスリートな顔が出てくるので押さえるのが大変。

だって、マラソンいつも1番だったもん。

母としては、ちょっと考えて発言してあげよう。とも思う。
いろんな私が顔を出すが、「息子が大好き、一番この子に良い環境を与えてあげたい」と思うので良しとします。

今日はお母さんな私でした。


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