最近、数件のシステム化計画とりまとめとシステム構築プロジェクト発足に関する助言を行っています。
各システム化テーマーとも、実現性ある良い計画で着手できそうであり、少しホッとしているところです。
さて、「システム化計画」という言葉を用いるにあたり、あらためて「システム化計画とは?」ということについて、整理が必要と思いました。
それは、「中期的且つ総合的なシステム化計画」と「短期的且つ個別テーマのシステム化計画」があるということです。
まず、「中期的且つ総合的なシステム化計画」とは、所謂「IT戦略」「情報戦略」のことです。
経営戦略に掲げられている戦略課題・戦略テーマの実現に向けたICT導入・活用テーマ(システム化テーマ)と概要、システム化テーマごとの期待効果・予算(概算)・概要スケジュールなどをとりまとめたものです。
ITCプロセスガイドラインにおける、『IT戦略策定フェーズ』の成果物『IT戦略企画書』が、それに相当します。
また、システムアナリストとしては、「情報戦略」と呼んでいたものが相当すると認識しています。
例えば、その中期的なシステム化テーマが一つであった場合であっても、この段階において、組織として実施または実施検討することを明確に意思決定しておくことが大切であると、私は考えています。
その「中期的且つ総合的なシステム化計画」の実現に向けて、個別のICT導入・活用テーマ(システム化テーマ)ごとに検討が進められて行きます。
ある程度の規模となるシステム化テーマの場合は、プロジェクト組織を発足させて検討を実施することになります。
その検討の最終アウトプットが「短期的且つ個別テーマのシステム化計画」になります。
システム化概要(何のシステム化テーマに基づくシステム化か?を含む)、導入効果(定量的、定性的)、予算(イニシャル、ランニング)、システム・協力会社の選定理由、導入・移行の体制・スケジュール などをとりまとめたものです。
ITCプロセスガイドラインにおける、『IT資源調達フェーズ』の成果物『IT導入計画』が、それに相当します。
(契約締結タイミングについては、私の実務と少し考え方が異なっています。)
また、システムアナリストとしては、「システム計画」と呼んでいたものが相当すると認識しています。
なお、承認後の「短期的且つ個別テーマのシステム化計画」は、システム構築プロジェクトの「プロジェクト計画書」へのインプット情報になります。
<関連記事>
超上流工程からシステム運用テストまでにおける考慮事項
超上流工程(広義の要求定義)の基本プロセス(その1)
超上流工程(広義の要求定義)の基本プロセス(その2)
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それは、「中期的且つ総合的なシステム化計画」と「短期的且つ個別テーマのシステム化計画」があるということです。
まず、「中期的且つ総合的なシステム化計画」とは、所謂「IT戦略」「情報戦略」のことです。
経営戦略に掲げられている戦略課題・戦略テーマの実現に向けたICT導入・活用テーマ(システム化テーマ)と概要、システム化テーマごとの期待効果・予算(概算)・概要スケジュールなどをとりまとめたものです。
ITCプロセスガイドラインにおける、『IT戦略策定フェーズ』の成果物『IT戦略企画書』が、それに相当します。
また、システムアナリストとしては、「情報戦略」と呼んでいたものが相当すると認識しています。
例えば、その中期的なシステム化テーマが一つであった場合であっても、この段階において、組織として実施または実施検討することを明確に意思決定しておくことが大切であると、私は考えています。
その「中期的且つ総合的なシステム化計画」の実現に向けて、個別のICT導入・活用テーマ(システム化テーマ)ごとに検討が進められて行きます。
ある程度の規模となるシステム化テーマの場合は、プロジェクト組織を発足させて検討を実施することになります。
その検討の最終アウトプットが「短期的且つ個別テーマのシステム化計画」になります。
システム化概要(何のシステム化テーマに基づくシステム化か?を含む)、導入効果(定量的、定性的)、予算(イニシャル、ランニング)、システム・協力会社の選定理由、導入・移行の体制・スケジュール などをとりまとめたものです。
ITCプロセスガイドラインにおける、『IT資源調達フェーズ』の成果物『IT導入計画』が、それに相当します。
(契約締結タイミングについては、私の実務と少し考え方が異なっています。)
また、システムアナリストとしては、「システム計画」と呼んでいたものが相当すると認識しています。
なお、承認後の「短期的且つ個別テーマのシステム化計画」は、システム構築プロジェクトの「プロジェクト計画書」へのインプット情報になります。
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