あいのう流通センターブログ

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ここでは、無農薬有機食品を通じて、皆さまに色々な話題を提供していきます。

くらしの情報(6号記事)宮代 佐吉

2007年01月22日 10時22分12秒 | ● あいのう便り
リサイクルを考える 

1995年には、わたしたちの生活に関わる最初の法律、容器包装リサイクル法ができました。
 リサイクルをする時に大切なのは、きちんと分別することです。一度ごみとして他の物に混ぜてしまうと、そこから資源となる物だけを取り出すのにとても手間がかかるからです。容器包装リサイクル法によって、資源として回収される割合は大きく上がり、ペットボトルはここ数年でリサイクルされる量が増え、シャツやカーペットの繊維、卵パックのシートなどの材料になっています。
 1998年には、容器包装に続いて、テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど、家電製品のリサイクルを義務付けた家電リサイクル法ができました。いらなくなった家電製品をリサイクルするために、それを使っていた消費者がお金を払って商品を買ったお店に戻すのです。
 リサイクルには問題があります。
 ペットボトルや缶、びんなどの材料を溶かしたり、かためて新しいものを作り出すには余分なエネルギーが必要になるからです。リサイクルのために電気や燃料を使えば、地球温暖化などに悪影響を与えてしまいます。
 また、ペットボトルに関しては、リサイクル業者の数や技術の関係で、リサイクルできる量が回収された量に追いつかず、リサイクル待ちのペットボトルが大量に発生するという問題も出ています。
 そこで、リサイクルより、さらにすすんだ取り組みが考えられるようになりました。それがリデュース(Reduce) とリユース(Reuse)です。これらはリサイクル法と合わせ、それぞれの頭文字をとって3Rと呼ばれています。
 3Rの中で、まず最初にやることがリデュースです。これは「減らす」という意味で、ごみを出さないように過剰包装をやめるなどの工夫をすることです。昔は豆腐屋さんにお鍋を持って買いに行ったものですが、そういうことが今一度求められているのかもしれません。
 そして、使い終わった製品をそのままの形でもう一度使うのがリユース(再利用)です。その代表がリターナブルびんです。
 環境への負担が少ない未来の社会をつくっていくためには、子供も大人も今まで以上に地球や環境について学ぶ必要があります。
 そのためには、実際に自然と触れ合い、そのすばらしさを知る事が大切なのではないでしょうか。星空や草花を観察したり、キャンプをすることで自然の素晴らしさを知れば、すすんでその自然を守ろうという気持ちが湧いてくるでしょう。

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