合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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部分力から統一体へ

2017年01月19日 | 合気道
・部分体は、人間だけの動き

・統一体は、動物の動き

・部分体は、パーツの動き

・統一体は、全身的な動き

・部分体は、頭で考える

・統一体は、@@でやっている、本能。

・部分体もあるスイッチがはいると統一体になっている

・統一体は、身体操作の極み




       『手上げ』

 腕相撲とならんで道場でよくやるのが

 下の動画の「手上げ」。

 相手に両手で思いっきり私の片手を抑えつけてもらい

 それを上げるだけ

 そんな単純なものです。

 「いくら体重をかけてもいいよ」と言って

 その抑えつけられた手を持ちあげます。

 普通でしたら絶対に持ち上がりません。

 なぜなら、腕の力を使っても相手の圧し掛かった体重をはねのける

 のがむずかしいからです。

 じゃあ

 なぜ上がるのか

 その術理、理由は2つあります。

 
 ①私の身体が統一体になっている。手の力(パーツだけを使わない)

 ②相手の身体をハッキングしている(ムスビという現象を創り出している)


 これは

 九密の意識で言えば

 ①番の「臍」

 ③番の「重」

 ⑦番の「尊」

 以上①②③の意識を同時に使っています。

 意識混交して、身体操作できて初めてできるテクニック

 今はできる人はそんなに多くはいない技術

 しかしながら

 統一体のような技術をもっている人は

 少なからずいますので(増えていく傾向にあります)

 意外と大勢の人ができるかもしれないですね。

 そんなに特別な技術ではないからです。

 できないとしたら

 ・力に頼る(筋力が一番だ)意識の抜けない人

 ・力信仰の人(筋トレ命)

 ・部分の力しか出せない人(統一体になっていない)


 理由はそんなところかもしれません。


 以上の感覚を基本として

 合気道の演武等で動いています。言っちゃいますが・・・

 私はこの感覚をもっていないと

 合気道じやなく別の武術だと思っています。

 そこに行くことが合気です。

 しかしまだその先があります。

 探究は生きている限り続きます。

≪部分体から統一体へ 基本その1≫





≪部分体から統一体へ 基本その2≫



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