合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

美しい武道それが合気道《明月会ブログです》

恐怖には2つあり

2017年01月18日 | 合気道
・武道or武術、

 護身術を習う動機に

 怖さを何とかしたい

 「恐怖を克服したいから」

 というものがあります。

 でもまず

 恐怖を感じる、といつても2つあります。

 ひとつが、

 「克服できる恐怖」。

 もうひとつのほう

 こっちが本質の方で

 「克服できない恐怖」

 というものがあります。

 克服できる恐怖というのは、本質ではありません。

 つまり人間だけがもつ恐怖です。

 心理的な圧迫や

 自分で創り出した恐怖そのてのものです。

 そして

 「克服できない恐怖」というのは、

 本能が感じる、ヤバいと感じ取る恐怖です。

 これは武道の「間合い」をきちんと分かる人には当たり前の恐怖ですし

 誰でも日常生活で何度か必ず体験しています。
 (あたりまえの日常の現象すぎて気に留める人はいない)
 
 いくら修行を積んでもこっちの恐怖はなくなりません。

 もしなくなってしまえば生存できないそんな本質的なものだからです。
 (草食動物がライオンなど食べられる距離に絶対に近づかないに同じ)

 これ非常に大切なことを書いています。

 どの武道の本にもブログにも書いていないことです。

 この恐怖に耐えて技を出してきた(闘ってきた)間合いの歴史が

 武術の歴史であり

 極意が生まれてきたバックグラウンドです。
 
 それが本質的な恐怖。

 では、なぜそれは克服できないのか?

 その答えは

 『本能としてあらかじめ人類にプログラムされているDNAの問題だから。』
 です。

 反射と一緒 

 この2場面目の恐怖は

 生まれ持っているものであり

 誰にでも例外なくあり、だから

 誰にでも絶対克服できず、

 自分の意志でもどうすることもできません。


 だから 

 このことをまず知り、

 次に進むことができた武術家が

 達人と呼ばれた歴史に生き残ってきた武道家たちでした。

 
 私が

 そのことに気付いたのは実はつい最近、

 ある練習をしていて、ちよっとした偶然があってでした。

 

 『恐怖』という感覚は

 九密の意識でいうところの最終「先」です。

 詳しく書けませんがそういうことです。

 今日はだいぶと

 サービスしたブログです。

 一年に一回書くかというような記事でしたが・・・・

 

 

   

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。