合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

美しい武道それが合気道《明月会ブログです》

Aikido【Japan Aikido 鴻心館 2/12】

2014年02月12日 | 鴻心館
☆平成26年2月12日(水)
【マイスタディ】
今日は午後から竹城台小学校のマイスタディ授業が午後1時半
からあり小学校3年生を教えに行きます。
教えるというよりは学校の七時間目的な授業、または補習という
意味合いが強い事業です。
ハッキリした指導目的はなく、私たちスタッフが方向性を決めて
悪く言えば、ただ教えているという感じを受けやっています。
学校の先生とは一切のコンタクトはなく(当然です‐先生の仕事=負担が増えるので)
各学校で授業のやり方、教材も違っています。
3年間小学校でやってきましたが、この事業は補修いろの強く、現場丸投げ授業と
いったところです。これからどう進んでいくのかは、現場レベルのスタッフ(先生)
は前向きに頑張っているのでよくはなっていき、授業自体も改善されていくことが
予想できます。しかし、
どういう目的でどこまで指導するのか、どこが指令を出して、責任はだれがとる
のか全く不明瞭、手探り状態の授業にはちがいありません。

【達人‐植芝盛平‐その15】
 達人=植芝盛平と題していますが、ちょっとその趣旨からそれるかもしれませんが
 戦後アメリカのハワイに合気道を紹介したのは藤平光一先生です。
藤平光一先生の本当の功績は海外に合気道を紹介、広めたといった現象面
ではないと私は思っています。
それは何かといえば、「合気道の技術=合気技」をむしろ世間にどんどん公開したことです。
植芝先生は、「藤平は合気道の最も大切な技術を簡単に教えて回る。けしからん・・・」
というようなことを仰ったというような内容が藤平先生の書に書かれています。
植芝先生はご自身の合気技術をけっして見せはしても、教えるということは一度
もありませんでした。
これは理由があります。がしかしそれはここではふれないでおきたいと思います。

井沢元彦氏もその著書で以下のように述べています、
「科学にしても技術にしてもそれが一番発展する条件は、それを公開することである。
しかし、情報は独占してこそ利益を得られるというのもまた事実で、特に特権階級は
そういうことを為しがちなものである。」と・・・

藤平光一氏は合気道の原理原則を自分なりにとらえ返して、自分の言葉として
指導されてきました。そして植芝盛平翁が苦労して身に付けた技術=合気技を
大サービスの勢いで教えていき、広めました。そこが盛平翁には耐え難かった
というべきか、何でそんなところまで教えるのだ・・・という事だったので
しょう。つまり、せっかく盛平翁は自身のスゴイ金額(費用)と多くの時間を使いや
っと身につけた新しい技術=合気技、それを無償に近いあるいは気軽にというか、
藤平先生に教えてまわってほしくないという思いだったと推測しています。

しかしながら合気というものは、その性質上、簡単に口伝で得られる技術といっ
たものではありません。合気技を受けたものが、その感触をもとにして自分で会得
するしか方法がないのです。

合気技を伝えたくても、すんなりと練習生はわかってくれるという事はなかなかあり
えないのが現実です。そんな簡単にできるのは幻想だと思います。

合気道のほんとうのところは、一般的に言われているように
戦わないため、矛を収める武道などではありません。ましてや関節技がどうの
というものでもありません・・・植芝盛平翁の合気道はですが。

合気業が未熟な間は力がいります。それも強い精神力をともなう力技が必要です。
護身が簡単にできるというような事を言っている道場は私はダメだと思っています。
身体を鍛え、しっかりとした基本が身についてこそのものだといえます。

合気道が戦わないで済むには、はっきりと実力の差を見せつける、もしくは相手に
そう思わせる事ができないといけないことは素人にでもわかることです。

合気道はある師範がいわれるように、攻撃の武道であり受け主体の武道ではありません。
受けだけで勝てて、どうにかできるぐらいなら、私が習いたいくらいです。



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