合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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接触技法 呼吸投げ&炉薄茶点前

2016年11月16日 | 合気道
《合気道的接触について》


◇片手取り 

 相手の手を触る、触られる、取られる、持たれる

 修練の過程で、その接触技法の教え方も変わります。

 変わっていきますが、根本は本当は変化していません。
 
 片手取りの第一番目で呼吸投げ「恩師の御衣」を練習します。

 この日曜日にこの型の投げを私がやってみせました。

 相手(投げ)は私の左手首を掴んできます、そういうところから
 実際の接触が始まり
 型をやっていますが
 
 触感、オノマトペでは、「ぺちゃぺちゃ」や「くにょくにょ」
 に近い感覚で持たせています。

 数多くの触覚に関する表現はあります。

 相手に触れ(片手取り)そこから技までは

 通常は、触れるという感覚、それを意識はしないものです

 相手の氣を尊ぶとやって技をかけて
 その後に
 新たな触覚を再発見することがあります。

 触覚にたいして意識を向ける
 そうすることで

 普段意識することのない触覚の感覚が鋭くなっていきます。

 相手と接触するとは、合気道において何よりも大事なのは、
 いくつかの触覚の「感じとり」= 「感じの連なり」

 触覚の連続性を感じ取ることです。

 ずっと同じ圧力で
 接触を続けると人の肌は圧力を感じなくなります。
 恩師の御衣での最初の数秒間
 力を抜いて触っているときに
 ある瞬間で「グッ」と力を入れるますと
 技がききます。

 ※力を入れるとは、言葉どおりではありません。部分的に筋力を使うのではないということ。

 茶道でも
 茶器を扱うのは接触技法と大体同じです。

 表千家家元で、薄茶の運び点前をしたことが
 29年前にしたことがあります。
 松本宗匠の指導の下でした。

 時代ものの茶碗(室町時代だったか?)でした、
 とにかく後で聞くところ400万円程度する茶碗でした。

 そのころは必至で点前をしましたが

 今は、もうひとつ奥の合気的感覚で
 茶碗と接触、アプローチしています。

 どんな茶器でも触れるとその中心をとれます。
 だから安定して点前をしていけます。
 その技法は合気の接触技法と同じです。
 
 片手取りにしても、茶器の扱いにしても
 接触するコトに関して
 共通するところはあるものです。
 

Traditional Japanese Tea Ceremony 合気道堺鴻心館(Kousinkan-aikido)表千家 炉薄茶点前

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