合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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Aikido 【日本合気道鴻心館 1/23】

2014年01月23日 | 鴻心館
☆平成26年1月23日(木)
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【合気道の未来 その3】
合気道の未来についてブログで書いています。
簡単ですが、私の一般的な考えを少しだけ述べてみます。
合気道は、ここでは植芝盛平翁のなされた真の合気技術
を練習するものとしておきます。
考えの中身と言うのは簡単で、合気道は今後
一、世界に広がってやがて淘汰され、洗練され、発展していく。
簡単に言えば以上のような事です。
合気道のこの先を考えるまえに、
日本国内の問題ですが、合気道の未来=日本の未来であると考えても間違
いではないと考えます。日本が抱えている問題は、少なからず合気道の将
来にも影響があります。
では国内の問題は何かといえば、それは人口減少問題。この問題、これです。
人口が減れば、その分を移民でも受け入れない限り国の活力は失われていきます。
経済活動も縮小の方向に少しずつ向いていきます。
つまり生きることに精いっぱいで、合気道を習う若者が減っていくという事。
これは大きな問題です。合気道を発展させるためには若い人がやらないとダメ
だからです。学校クラブもありますが、だいたい卒業と同時にやめてしまいます。
人口減少の問題は端的にいえばそういうことです。
また、合気道を単に習っている人や趣味の人は別として、合気道を発展させて探求
するレベルを維持している人は、経済的な余裕、時間的な余裕がなければできませ
ん。高校進学や一流大学に進学をする生徒は労働をしていません。それは
何故かと言えば「労働」と教育=「文化遺産を身に付ける事」は両立し難いから
です。同じように合気道も片手間に行うことは普通に習う分には問題なく、しかし
私のように専門に行う人間にとっては合気道中心の生活が必須。それはつまり現代
は厳しい時代だと言わなければなりません。
大げさに言えば、人類の文化遺産として高める。そうしようと思えば、資金が闊達
で暇がありもなんでも出来る環境に生きる人がベストですが、なかなかそう恵まれ
た人はいません。
人口減少問題は、日本だけではなく韓国、中国もこれより先はこの人口減の問題を
さけて通れません。
人口がへるとどうなるかは私が説くよりも、興味深い書がありますで紹介します。
以下の書を読みながら・子どもが少ないとこんな影響がでるのか。・日本で合気道
が将来発展する環境があるのか・日本企業は大丈夫か・・・などいろいろ考えさせ
られた書でした。

【写真参照】

この書はこの火曜日にグランフロントで休憩しているときに手にしたものです。
「人口が減り、教育レベルが落ち、仕事がなくなる日本」山田順著 PHP研究所
この書から私の関心のあるところを一部分引用してみます。

P45より引用―
昔もいまも、日本では『英語は必要か、必要でないか』という論争がある。グローバル化けが始まって、世界標準語が英語になったのに、こんな論争が存在すること自体、信じがたいことである。簡単な話だが、世界標準語というのは1回できると、それきりになる。次にほかの言語が入れ替わって世界標準語になるとは考えづらい。とすると、すでに英語がその地位を得てしまった以上、これに対応しないと、私たちは取り残される。こうした危機感から、ユニクロや楽天は英語を社内言語化したのである。……
P46より引用―
もちろん、英語だけがグローバル教育ではない。自分の頭で考え、自分で判断し、アイデアをだして、イノベーションを起こす。こうしたグローバル人材を養成する教育も必要だ。しかし日本のこれまでの教育は、偏差値重視の詰め込み教育、知識偏重型である。これだと偏差値秀才はできるが、イノベーションを起こす人材は生み出せない。

P53より引用―
人間の死には三通りあるという。一つは自然死。これは老化して迎える、いわゆる生物としての死だ。しかし、その前に脳がやられてしまうと、からだ自体は元気でも生活ができなくなるという状態の死が訪れる。つまり、人間としての尊厳が失われ、単に体が生きているというだけの状態も、ある意味で死である。さらに三番目の死だは、これは社会的な死と言っていい。人間は社会的な動物と言われるように、社会のなかで生きている。しかし、引退したうえに家族もなくして一人になれば、全くの孤独となる。この状態は、生きているといっても死んでいるのと変わりない。このような社会的な死もまた、一つの死なのである。
前記したように、日本人の平均寿命はおよそ80歳で、とくに女性服は1985年から26年間ずっと長寿世界一位だった。私はこれを、日本が行った人類史に対しての最大の貢献だと思っている。人が安心して長く生きられる。そんな社会を作り上げた国は、世界に数えられるほどしかない。

【インフルエンザが・・】
昨日の鳳南道場の始まる前、携帯にメールがはいりインフルエンザで休むという
内容。またインフルエンザかどうか分からないが、他に発熱で2名の休みの連絡もあった。
19日の日曜の稽古でもインフルエンザで休む練習生がいましたし、そろそろ流行が本格
化してきたのかと思い、私自身も体調に気をつけないといけない。きちんと自覚して体力
をつけるためこの先二か月は鍛錬を強化すると腹をくくりました。インフルエンザ対策と
はいえ自分の練習(鍛錬)のさぼれない口実ができて、より「張り切ってできる」とワクワ
クしてきました。
何事も継続してやり抜くには、それなりの理由付けが必要ですね。








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