情報の真実を暴く

過去の出来事を振り返り現在の状況を踏まえ未来への向かうための警鐘を考え記事を発信

先祖返り朝日の犯罪

2014-03-12 11:44:51 | レポート
許せない報道犯罪
 いささか旧聞に属するが、昨年十月二十六日の朝日新聞に掲載されたソウルの中野晃特派員の記事にこうある。
《日韓がともに領有権を主張する竹島(韓国名・独島=トクト)と周辺海域で25日、韓国の陸海空軍と海洋警察による合同訓練が実施された》
 いつからか朝日、NHKをはじめほとんどの日本メディアは、竹島に「島根県の竹島」という接頭語をつけるようになった。当たり前の話だ。ところが、この時期から朝日はまた元に戻ってしまった。その意図を受け手は注意深く探り、メディアに接する時のフィルターにしなければならない。その後は、本欄でもたびたびご紹介するような奇妙な記事や許せない報道犯罪と言っていい記事のオンパレードになった。

特に酷くなったのは特定秘密保護法案の審議に入ってからだったが、政治的な話題だけでなく随所にその毒は注意深く、効果的に振りまかれている。ソチ冬季五輪の男子フィギュアスケートは、羽生結弦選手が日本で男子初の金メダルということもあり、多くの日本人の関心を集めた。羽生選手が五輪チャンピオン、金メダルの栄誉に輝いたのは日本時間の二月十五日未明。当然、朝刊には間に合わず、新聞各紙は十五日の夕刊一面を羽生選手の写真が飾ることになった。
.朝日の日の丸隠し
 読売、日経は、一面に大きく優勝後に関係者から手渡された日の丸を肩にまとい、リンクを颯爽と笑顔を浮かべて滑走する羽生選手の写真を使った。ところが、朝日と毎日は日の丸が映った写真を一面に載せない。昨年のロンドン五輪でも朝日は日の丸隠しを行っているが、今回も社会面、スポーツ面など他ページでも日の丸を削除していた。ちなみに産経は首都圏版は夕刊がなく、翌十七日の朝刊に羽生選手が国旗を身体の前面に掲げて笑っている写真を使用した。
 全国から寄せられた情報によれば、私の予想どおり、北海道新聞と中日新聞も日の丸が映った写真を使用していない。多くの写真から絵になるものを選ぶのも編集の技量で、日の丸が映っていない写真をわざわざ選ばなければならない朝日、毎日などは並々ならぬ労苦を厭わず責務に従事している。なんと、感動的ではないか。そして、メディアリテラシーとは無縁な読者を徐々に洗脳していくのである。翌日の表彰式の報道も、日本テレビ(読売系)とフジテレビ(フジ産経グループ)は羽生選手が表彰台で君が代を歌うシーンを流したが、テレビ朝日、TBS(毎日系)は流していないのである。
 このように、安倍政権をいつも一方的に攻撃しているメディアが、まるで日本以外の場所から指令を受けているように思われるのも、それだけの証拠があるから自然な受け止め方だ。
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情報を取り戻そうとする国民の動き
 そんな朝日が、二月十一日に都知事選の田母神俊雄候補が落選したものの六十一万票を獲ったことを、少なくないスペースを割いて分析していた。比較的客観的な分析記事だったのは、これまで朝日が歯牙にもかけずに見下していた政治勢力が想像以上に得票したことに、慌てて真面目に分析しようと思ったからだろう。しかし、実はその時点で朝日が時代から取り残されていることに気づかなければならない。いまさら何を言い出したのか、と笑う人もいるはすだ。
 その証拠に、同日の紙面で《売れるから「嫌中憎韓」書店に専用棚 週刊誌、何度も扱う》という滑稽な記事も掲載した。《「嫌中憎韓」が出版界のトレンドになりつつある。ベストセラーリストには韓国や中国を非難する作品が並び、週刊誌も両国を揶揄(やゆ)する見出しが目立つ。東京・神保町の大手「三省堂書店」。1階レジ前の最も目立つコーナーに刺激的な帯のついた新書が並ぶ》と記事は続く。
 このカマトトの感覚は何だろう? そういえば、十年前にベストセラーなった『マンガ嫌韓流』を売り上げランキングから隠して、本の存在を抹殺しようとしたのは朝日ではないか。自分たちが行ってきた情報隠蔽と偏向報道という犯罪から逃れた人が情報を取り戻そうとしている動きが、これら書店コーナーの設置に反映しているのだから、もうちょっと真面目に記事を書くべきだ


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