
初演から、別名,仏壇マクベスと言われていたのを知っていて、
舞台美術についての前知識はあったものの
なかなか奇妙な感覚を持たされる舞台でした。
・・・そこで繰り広げられる全てが
今は亡き遠い過去の人々の虚しい足掻きにも見えるという。。。
森が動いてくるシーンは、
説明的に過ぎて残念でした。
あそこは重要なシーンなので、迫力を出して欲しかった。
主演:市村正親・田中裕子は熱演でしたが
黒澤明監督の「蜘蛛巣城」を何度も思い出してしまい、
三船敏郎・山田五十鈴の狂気と迫力にはかなわないな..と思ったり...。
舞台美術:妹尾河童、衣装:辻村寿三郎には拍手です!
そしてそして、もちろん、この方!

蜷川幸雄さんは永遠です!
8月05日(土曜)鳥栖市民文化会館
13:00開演
つ列 37番・38番
これまでに私が観た蜷川作品を念のために記録。(覚えているだけ)
『王女メディア』 主演:平幹二朗
『テンペスト』 主演:平幹二朗 寺島しのぶ
『新・近松心中物語』 主演:阿部寛・田辺誠一・寺島しのぶ
『NINAGAWA十二夜』(歌舞伎)尾上菊之助・尾上菊五郎・市川亀之助(現,猿之助)
『アントニーとクレオパトラ』 主演:吉田鋼太郎 安蘭けい