華麗なるデビュー？？？

昨日は奈良市民体育大会だった。
部活をやっている子たちは早朝から出かけていく・・・

が、たけぼんが部活休止中の我が家には関係ないこと。。
のはずであった

が、一昨日土曜日、
マサマサが部活から帰ってきて、
「先輩が風邪で、明日も出れないなら、
僕が出ろって言われた」と言うのである

はあああ？？？
だって、小学校からバリバリに剣道やってたＨ君、Ｍ君は？？？

「二人はもうメンバーに入ってるもん」

そうなのだ。
２，３年の男子部員、３人しかいないからね。
１年生のバリバリ君２名は即戦力として
使われるわけさ

で、２年の先輩の出場が危ぶまれるとなったら、
初心者組では、少しだけでも、経験があって、
たとえたけぼんのお下がりとはいえ、胴着や防具を持っている
（他の初心者君はまだ購入していない）
マサマサに白羽の矢た立ったってわけだ。

「じゃ、ちょっと面付けて練習したん？」
「ううん。着方やってみただけ」
「じゃ、何やったん？」
「たいこ係りしてた」

練習中の合図の太鼓担当しててんて。
なんで？
で、風邪の２年の先輩は試合にはたぶん出てこれるだろうけど、
念の為にマサマサに試合に出る準備をさせるんだろうな、と推測していた。
とりあえず、
たけぼんの胴着の「Ｓ道場」の縫い取りの上に
学校からもらってきた
「Ｔ中」のネームをかぶせて縫い付ける。

そして、昨日。
餃子王がマサマサを車で駅まで送っていた。
そして戻ってくるなり
「風邪だった先輩、やっぱり出れなくて、
マサマサが出るらしい」と苦笑しながら報告。

試合の仕方覚えてるのかマサマサ・・・
せめて、昨日少しでもやらせてくれたらよかったのに。
とにかく、ラインから出るとか、しょうもないことで
失格しなければいいが。。
など、私たち夫婦とたけぼん交えて
勝手なことを言っていたのである。

そして、夕方、マサマサ帰宅。
浮かない顔である。
「一本も取れなかった」

そりゃそうだよ。
新人戦じゃないから、相手はほとんど
２年、３年の先輩なのである。
だれもマサマサが、勝つなんて期待してないし。
先生も「いいよいいよ」って言ってくれたらしい。

「大きい人ばっかやったし・・」
といいながら、ガサゴソとカバンの中から
取り出したものは・・・

銀メダル

は？？それどないしたん？

「団体で準優勝やった」

本人としては、勝利に貢献してないので、
いわば、他人のふんどしで相撲を取る状態のため、
イマイチ喜びに欠けるらしいのだが、
予想もしなかったメダル。
「ラッキーやん」と思わず叫んでしまった。
風邪で試合に出れなかった先輩は気の毒なので、
大きな顔で喜べない気持ちもわかる。
マサマサが手放しで喜んでたら、
逆に、「先輩の気持ちも考えなさい」と注意するだろう。
けれど、とりあえず、今回の場合は
ラッキーも実力のうち、と、素直に喜びましょう。


「棚ぼたメダル」
と呼ばせて頂こう