いちにちいって

カナディアンロッキーに住むabのアウトドア生活と世界のアウトドア(殆んどがクライミングw)ニュースを発信していきます。

plastic fest 2007

2007-10-30 | インドアクライミング
昨日の続きです。
28日。この日の朝に弟を空港から日本に見送り、ほとんど寝ることなくビジョンのplastic fest 2007に参加してきました。

久々の大会。
スタイルは3時間内に45個の課題を多く、少ない回数で登った人の勝ち!とまあ緊張する内容ではないのかもしれないけど、ほとんど登っていなかったので登れるかなぁ~と言うのがありました。
でも、登り始めると意外と調子よく30番ぐらいまではまあ余裕で登れた。

で、ここからは得意不得意も出てくるし、リーチがものをいう課題もある。
32番3個目のホールドがどうにも遠くダメ。
38番以降は44番を抜かしてダメだった。まあ、次回ゆっくりとやりますよ。

優勝はカルガリーのツワモノSimon氏。2位はビジョンクライマーの若手Zak君。二人とも3課題を残して終了。僅差だったそうです。



僕はと言うと、まあ自分的にはよく登れたと思ったしいい刺激にもなった。
これから長い冬に突入するけど、今年は間違いなくクライミング中心になりそう!

abrocky

散策、報告(アイスのエリア)

2007-10-28 | その他
10月もそろそろ終わりです。来月にはもうスキー場オープンですよ!早いもんですなぁ~

ついさっき日本に弟が帰りました。
もう冬のロッキーだった為に観光地をめぐることはあまり出来なかったかわいそうな弟です。まあ、今度はもっと暖かい時期に来ることを勧めておきましたw

なので、自分が行きたいところをメインにあちこち行ったわけですが、もう氷なんかは出来始めてるところもあり、アイスシーズン到来を感じさせられました。早いもんですなぁ~

まずはご近所カスケード。

日向のフェイスですがもう昼間でも解けることないです。
ちなみに、ハイウェイからもターミネーターウォールの氷なんかも出来始めてきてるのがよく分かります。どこもまだ登るのは無理だろうけど、アイスクライマーたちはモチベーション上げてるようです。


マーブルキャにオンにも行ってみました。
やはり山火事の影響はかなりです。以前アイスクライミングの時に使ったアンカー用の木なんかは全て無くなってました...でもトレイルは完璧に復活ですので歩くにはもってこい。
行った際には氷の姿は全く見れずです。


もう既に日陰の場所は路面凍結してきてます。
皆さん安全運転でロッキーの冬を遊びましょうね。


abrocky

今日のバンセン

2007-10-26 | インドアクライミング
最近、何かと呑む事が多く、ちょっと体重増え気味です...気をつけねば!

さて、バンセンに行ってきました。久々に一人で、そしてジムはほぼ貸切。
なのでまずは壁トラバース左右2週。休憩などをとった後、番頭さんのウォーレンと登る。
10台くらいを2本やって、それから宿題の赤をトライ。
1回目。最後の核心の横移動でカチを取る所で落ちる...う~ん、ちょっとビビってた。
2回目。十分休憩を取ってから(30分くらい)挑戦。最初の核心のバランシーな横移動での2本指ポケットが今までで一番いい感じで取れた。そして..やっと落とせました~☆
通算20回近くはトライしたのかな?表記のグレードは12a/bですが僕的体感は12+はあると...でもまあ苦手なタイプではあるのでこれを落とせたのはかなり嬉しいし、今後につながる気がする。
間違いなく、室内で登ったルートでは一番面白かった!!

これが苦手な理由。休める所がないボルダリーなルート(18手?)。しかもダイノ(ランジ)ムーブが数箇所ある。

とりあえず、バンセンの宿題2本は無事落とせた!
なので今度はビジョンに行って宿題をと思ったんだけど、大会があるからそろそろ無くなっちゃうのかな?

弟がそろそろ帰るのでしばらくは登らない予定なので、ビジョンは課題を付け替えた後に行く感じになりそう。


そうそう、28日はビジョンにて2007 PlasticFestです。

abrocky

昨日のバンセン

2007-10-25 | インドアクライミング
夜に用事があった為、早めにバンセンに行ってきた。

今日は4時までジムは閉まっていてルートのセットをしていた。
リードを3本。で、僕が行った時には2本がほぼ出来あがっていて、後はフットホールド数個をつければ完成とのこと。でも下から見た感じでは十分行けそうだったのでそのままトライしてみた。

結果運良く両方ともオンサイト。第1登ですよ(w
新ルート、ルーフのオレンジは10-。白は11-。
後ちょっと前にマイクが作ったトップロープのブラウンの課題(以前日記で触れた課題)は核心が遠く170cm以下の人にはかなり難しいはず。なので10+から11-にグレードチェンジです。
(マイクはフットホールドを一個付け足すとか言ってたけどそれでもこれが妥当でしょう)  

後は宿題を二回やって成果なしで終了。とりあえず今週中に何とかならんかなぁ~。

今日のもちムービーはファンキーな...Petzl Navalameca 70's


abrocky

クライミング論 友達より

2007-10-23 | トレーニング
日本に住む友達がクライミングのトレーニングを受けて、それを文章にまとめてくれました。人それぞれだとは思いますが、ためになる部分も多くあると思いますのでもしなら参考に。

ここから下が本人の文↓↓。

今回はトレーニング理論を中心にスクーリングが行われました。

【トレーニングを始める上で必要なこと】
 1.目標を決める(大会を目指す、外岩で強くなる、インドアで登れるようになる等々)
 2.年間スケジュールをたてる。1年のうちにピークを数回置く。ピークとは、スクールの終了時だったり、海外クライミングツアーだったり、クライミングコンペだったり。つまり、短期的な目標ということか。


【ウォームアップはテーマを決めて】
  毎回テーマを決めてアップすることが大切。ハイステップ、置き換え、2点支持等なんでも。出来る課題から始めて、だんだん手を悪くしてゆく。


【クライマーは以下の2種類に大別できる】
  1.パンプして登れない(持久力がない)クライマー ・・・ このタイプの人には、『インターバルトレーニング』※が有効。
  2.ムーブができなくて登れない(持久力はある)クライマー

※『インターバルトレーニング』
  傾斜のある壁で2~3時間、10分に1本ずつ登る。グレードは2~3くらい下のもので、ガバ系ルートが適している。目標はまず10本。
  疲れてしまい途中で落ちても降りずに、そのまま登り続ける。疲れすぎて落ちてばかりだと効果が薄れるので、その場合はさらにグレードを下げる。
  もし疲れないのであればグレードが低すぎるか、または本数が足りない。
  このトレーニングをすると回復するのに1~2日が必要。
  このトレーニングにより持久力はつくが、技術が上がるわけではない。


【ブランク対策のトレーニング方法】
  <1ヶ月程度のブランクが空いてしまったケース>
    1ヶ月程度だと体はムーブを覚えているので数便までは登れるが、回復力が落ちている為それ以降はとたんに登れないといった状態になる。
    そんな場合には、『インターバルトレーニング』が有効である。

  <ブランクが空きすぎてしまったケース>
   テンポを意識したクライミングをする。テンポクライミングとは、一定のリズムで登ること。核心で粘ったりすることは好ましくない。

   
【上達するには】
  上のグレードの課題にトライすることは有効
  『ピラミッドトレーニング』※をする。

※『ピラミッドトレーニング』
  最高グレードを頂点とし、それ以下のグレードのルートを数多く登って経験を蓄積し、グレードレベル能力を確固たるものにする。
  グレードピラミッドは、自分の実力を知った上で作り上げること。あまり欲をださないこと。
  ただし、若い人やパワーのあるクライマーはいきなり高いグレードを登り、経験は後から付いてくるといったケースもあるが、ある程度年齢がいっている人にはピラミッドトレーニングが適している。
  

【様々なトレーニング方法】
 1.片足クライミング ・・・ 一番楽な姿勢が一発で分かるようになる。悪いバランスでのデッドの練習になる。あまりに不自然な場合は、足をたしてもいい。
 2.レストポイントでレストを取るとギリギリ登れるといったルートを、ノーレストで登る。
 3.ボルダーと併用して練習する。
    カチ、クロス、置き換え、ヒールフック等々のテーマのある課題を作って誰かに登ってもらう習慣をつける。
    課題が作れる=ムーブを理解しているということなので、課題を作ることによって理解が深まる。
    例えば、クロスで取って体を半転した際に手が効く形状のホールドが必要といったことを理解していないと、クロス課題が作れない。
    課題を説明したり、部分修正したりといった事がさらに理解を深める。
    また、人がその課題を想定外ムーブで登ることもあり、参考になる。
    ただ単に悪いホールドを繋げただけという課題はNG。
    オブザベーション能力の向上に有効。
 4.3秒トレーニング・・・ホールドを取る際に体を引き付けてロックし、3秒間ホールドの直前で我慢する。
               出来る課題から始めて、だんだん足位置を上げてゆく。
               (はたから見るとかなり変なので気をつけましょう)


【外岩に強くなるには】
  慣れること、これが一番
  インドアで強くなっておくことも有効


【番外編】
  懸垂トレーニングは、幅を変えたり左右の高さを変えて行うことが有効。
  手の力をつけると足が上がるようになる。ある程度は指で上げてしまうことができるから。


【こぼれ話】
  体験上、体がとても柔軟な人の方が故障しやすいように思う。理由は、物凄く悪い深キョンなど゛が出来てしまうから、とのこと。


注意:上記には、ある程度クライミング経験のある人向けのトレーニングが含まれています。


さあ、自分を当てはめてみましょう。
※【トレーニングを始める上で必要なこと】
目標を決める。ピークをおく。
僕は春先に自分をピークに持っていきハードルートのレッドポイントを目指します。

※【ウォームアップはテーマを決めて】
ここは自分の得意不得意がよく分かっていないので適当に...
(ダメかな???)

※【クライマーは以下の2種類に大別できる】
これによると、僕はパンプするほうになるのでインターバルトレーニングが必要。
時間がある冬にはもってこいですな!!

ちょっとためになったよ。書いた○り。さんありがとうね。


皆さんもあてはめてみましょう。きっと良いトレーニング方法が見つかるかも!!

パタゴニアのカタログ

2007-10-22 | 道具、ギア、レビュー、ウンチク
パタゴニアの2007年秋の表紙が白熊の物。昨日初めて目を通しました。

今回は環境、動物問題を思いっきり手前に置いている感じがしました。
見開き1ページ目には星野道夫さんのカリブーの写真。
後はアメリカ人写真家Kennan Wardさんの写真がメインで使われています。
動物写真家の方々の苦労はよく聞いてますが、このカタログの写真には本当に驚かされました。

それにしてもパタゴニアという会社はすごいですね!!
イボンシュイナードさん万歳です。

そして今年はどんなアイテムが日本でははやるのかな??
僕的にはR2のフード付きが気になる感じ。

abrocky

今日のバンセン

2007-10-21 | インドアクライミング
弟がハーネスとチョークバックを買ったので早速使いにバンセンに行ってきました。
(靴はもう持ってます)

弟は5.7までは難なく行けるが5.8になるとかなり詰まる。カナディアンが作るリーチーなルートは初心者にはきつそう。でもちょっと体をひねったりするとホールドに届いたりするんで面白い。
下から、コーチングしながら自分も勉強です。
(もしかしたらうるさがられてるだけかもしれんがw)

僕はアーチのトラバース一周と赤を二回。
赤の1回目、ビレーヤーの関係でアップ無しで取り付くも最高到達点をマーク。でも後二手の所で落ちた...2回目は話にならず。
アーチは往復に成功するももう少しいけそうな感覚はあった。でも往復できるようになったのは持久力がついたと言うよりムーブが出来上がっただけです。

後はシステムトレーニング。久しぶりにやったので肩周辺がいい感じです!

もちムービーはX-Tone 2007ダニ、デイブ等ツワモノ達の外岩ナイトコンペです。

ローカルニュース (滑落事故)

2007-10-21 | ニュース
ローカルニュース Rocky Mountain Outlookによると、10月17日にキャンモア近くのMt Charles Stewartの斜面にてハイカーの遺体を発見したとの報告記事がのっていた。
この時点では細かい情報は伏せられていたのだが、日本人女性の滑落事故だということが後に分かった。
ただそれ以上のこと(複数人で行ったのか、事故の原因等)は判明してはおりません。
故人のご冥福をお祈りいたします。

※これからの時期は雪も降るし、気温もどんどん下がっていきます。
山に入る際にはそれ相応の準備、そして山頂直下100mででも諦める勇気を持って行動しましょう!


abrocky

今日のバンセン

2007-10-20 | インドアクライミング
キャンプに行こうと荷物をまとめ、勢いよく出たものの雪にさえぎられ、あえなく敗退...雪の降る中、湖観光などをしながらバンフに帰ってきた。

時間があったのでバンセンに行くことに。
今日は何かあるのかな??お客さんは一人も居ないか仕切り状態。やはり金曜日は皆遊びに出てるのか、そう考えると俺って他にやることないなぁ(笑

今日の番頭さんはウォーレン君。彼の話ではあと2週間ぐらいで課題を全入れ替えすると言っていた。
宿題がある人は早めにやっちゃいましょう!!

そう言う僕も宿題があるわけだけど、彼に
「残しておいてもらいたい課題があるなら言いなよ。」
と言われた。嬉しい反面、悔しいですよね。
なので二週間以内に今やってるのを終わらせると宣言。

で、今取り組んでいる赤と黄色のうち簡単な黄色をトライ。
核心は悪いピンチを持ってのダイノ。しかも跳んだ所にあるのはかなり悪いスローパー...いつもここで落とされるわけです。
一回目。やはり落ちる。
二回目。クリップをするときの腕がいつもよりも伸びていてその後のセットアップが楽に出来た。気合を入れて跳んだら...スローパーがとめれた。ここが止まった以上は落ちれません。這いあがりレッドポイント成功。トータルでは10回ぐらい?
苦手なダイナミックなムーブのRPだけに今日はかなり嬉しかった。その後、サウナ、ジャグジーも久しぶりに使いバンセン満喫の日だった。
これで残すは赤色!!(でもこの後ろにまだ2本難しいのが残ってるんだよねぇ~本当は...)


abrocky