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シロガネの草子

着物を愛した画家が描いた麗しの着物 ~高畠華宵編~其の2

 

一体、華宵氏はどれだけの着物を描き続けたのだろうか・・・・とシロガネは華宵氏の挿し絵そして、日本画等を見るたび、新しく、見つけるたびに、そう、思います。

当時の挿し絵画家でも群を抜いて、着物を帯を帯揚げ等を細かく書き込んでいたとの事です。着物に対しての思いは、先生の描いた数多くの絵を見ますと、ひしひしと感じます。

年数が経った画集からの写しましたのもありまして、一部加工したのも一緒に載せました。


「男はつまらないよ。着られる色は限られているもの。私も女の人のようにさまざまな色と模様のきものが着てみたいものです」


・・・・・・そう華宵氏は知人の方に幾度も言われたと云うことです。華宵氏は本当に着物が好きで、いろいろと模様から帯や帯揚げ、羽織等の色あわせがを楽しく考えながら、描いたのでしょう。着物の模様は同じでも地色やその模様の色の組み合わせで見る側の印象は随分違って見えます。


 シロガネは日々、着物になる反物、もちろん絹ですが、毎日手で触れておりますので、華宵氏の描いた着物の線からは、絹の柔らかい質感や光沢まで伝わって伝わってくると感じています。素晴らしいの一言です。







































『薫る花』






















































































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コメント一覧

フアン
フアンです。おひさしぶりです。
高畠華宵の第二弾、ありがとうございます。
先日の特集でさえ「多作だったんだなあ」と感動してましたのに、更に多いとは。
寝食忘れて没頭なさったんでしょうか。フアンにとっては多作、嬉しいです。
ところで、絵心ゼロのフアンの疑問ですので、お笑いくださいね。華肖の美人画に共通する三白眼。
一枚入ってた子連れママの目が真ん中に描かれていることによって彼女の実在感が示されてるように感じましたが、
少女たちの三白眼あればこそ、彼女らの憂愁と深い想いを表現出来てるってことでしょうか。
先日読んだウイキによれば、華肖は一生独身で「自分の描いた少女たち全員が、恋人」みたいなことおっしゃってたそうで、
とても充実した幸せな一生だったのかな、と、同慶に感じました。
今後も、楽しみにしています。どうぞ、よろしくです。
ちこり
着物はほぼ直線裁ち直線縫いなのに、なぜこんなにも柔らかな曲線で女性を包むのか不思議です。着物には全くの素人ですが見るのは好きなので、美しい着物の絵の数々をアップしてくださり、ありがとうございます。姫君の物語も楽しみにしております。
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