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シロガネの草子

上皇后美智子様の思いを込められた紀子妃殿下の丸帯 令和2年・1月、少し手直しをしました

平成28年(2016)、BS朝日放送
皇室スペシャル 
  「美しくすぎる美智子さま、第2弾、京都の職人が競う名作」   

ナレーション 
 「実は美智子様の帯にも、時代を越えて世代を続く伝来の物語が、ありました」


ナレーション 
 「平成2年(1990)1月12日、礼宮様と紀子様の納采の儀が、行われました。紀子様の晴れ姿は、初々しいピンクの手描友禅の振袖、貝桶の文様が描かれています」













染織研究家の木村孝さん
 「貝桶というのは、あのー、貝合わせの貝を入れる桶でございますね、貝桶は蛤(はまぐり)の2枚貝をいれますが、一対の2枚貝は他のものとは合わない、それは▪▪▪▪」




実物の貝桶と、合せ貝です。(皇室日記より)




ナレーション
 「実は、この晴着の御支度は、前の年の秋、美智子様御自身で注文なさったと言います」

皇室ジャーナリスト渡邉みどりさん 
 「美智子様が、あの~世田谷の京和工藝っていうあのーこうやさんにあの~注文され御作りになったと、そんで、私も昔、京和工藝に取材にいきましたら始めはてっきり、紀宮様のものだと思ったと▪▪▪▪▪そしたら届け先を聞いて本当にビックリしたと」


ナレーション 
 「これは、紀子様の御婚約を発表された年に、美智子様が、読まれた御歌です。皇室に嫁いでくる、紀子様の事を案じつつ、自らが嫁いできた遠き日に、思いをはせる、美智子様の姿が浮かんできます」





ナレーション 
 「さらに、この時の紀子様の帯は、美智子様御自身が、納采の時に締められた帯でした。初めて姑の立場になる、美智子様から紀子様へと送られた、伝来の帯だったのです」


木村孝さん 
 「帯をお譲りになるということは、自分の心、それから立場、思や りみたいなものを、込めて、帯にそれを託して、お渡し遊ばしたと ▪▪▪▪お察し申し上げます。
 こうして着物というものには、寸法がございますが、帯は割合に、
え▪▪▪▪正確な寸法なく、結ぶ事が出来ますから、ちょうど良く合いまして、着物というものは、生命力がある事を感じますね~」


ナレーション
 「紀子様、雅子様へ譲られた2本の帯、それらは美智子様が、御結婚のさい、香淳皇后から譲られた帯だと、渡邉みどりさんは、話します」




渡邉みどりさん
 「▪▪▪▪▪大切にお伝えになったものを次の代にね、お残しになる、それもあたたかい気持ちをもってお残しになる、一つの文化財ですよネー」


木村孝さん
 「何か差し上げたいと、お思いになった時、一番、えー美しくて、えー心を込めて、差し上げるのに、帯というのは、相応しい様に思いますけどネー。
 どちらも、まあ、一般のご家庭でもだいたいに、お母様は、えー息子さんのお嫁さんに差し上げるんじゃないでしょうか、そういう意味では、日本の着物というのは、そうね~物だけでなしに、物に思いを込めるという意味が含まれている様に感じますね~」
     
   

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